IEC 62443規格に対応可能、低消費、機械学習能力が求められる産業用エッジコンピューティング、超小型システムオンモジュール「SSOM-i.MX935-CHINCHILLA」開発キット販売開始
ポジティブワン株式会社
2025年2月27日、東京都渋谷区発-ポジティブワン株式会社は、小型でありながら高機能を備えたシステムオンモジュール(SoM)「SSOM-i.MX935-CHINCHILLA」とキャリアボードを組み合わせた開発キットを発表しました。本製品は、NXPの最新プロセッサファミリーであるi.MX935を採用し、高性能と高いエネルギー効率を実現しています。特に、システムオンモジュール(SoM)「SSOM-i.MX935-CHINCHILLA」は、小型で高性能を実現した点で他社製品と一線を画しています。
本製品はIEC 62443規格に対応可能であり、低消費電力や機械学習能力が求められる産業用エッジコンピューティング向けの超小型システムオンモジュール「SSOM-i.MX935-CHINCHILLA」開発キットの販売を開始いたします。
製品詳細:
https://www.chinchillasmart.com/ssom-imx935-smallest-system-on-module◆開発キットの特徴
SSOM-i.MX935-CHINCHILLAに付属するキャリアボードは、以下の点で他社製品との差別化を図っています。
NXPの評価ボードとの高い互換性の設計:
特に
https://www.nxp.jp/design/design-center/development-boards-and-designs/i.MX93EVKとの互換性が高く、開発体験を大幅に向上させます。NXPのソフトウェアエコシステムを活用した効率的な開発が可
SoMの小型化に伴い、キャリアボードとの接続に使用するコネクタも小型で、高い互換性と堅牢性を確保:
・ キャリアボードのなかでは、PCIe, USB、Ethernet、Wi-Fi、Bluetoothなどの充実したパーフェラルを提供
・ M.2スロットやカメラインターフェースに対応した、多様なインターフェース
・ 充実したデバッグインターフェースにより、つなぎやすさを重視した開発が可能
・ デバッグの容易さ:
充実したデバッグインターフェースを備え、設計者が効率的にシステムを評価し、トラブルシューティングを行うことを支援
このSoMキットは、高い開発の有効性を実現し、NXP標準のデータシートやソフトウェアとの完全な互換性が強みです。
◆主な特徴と優れた点
・「世界最小クラスの一つ」: 46mm x 20mm x 1mmの極小型ボディは、空間の最適化とパワーパッケージに最適
・ 「デュアルプロセッサ」: Cortex-A55が最大1.7GHzの速度で動作、Cortex-M33を搭載し、実時間プロセスを効率化
・「高機能NPU」: 0.5 TOPSのパワーでマシンラーニング・アプリケーションに有用な力を提供
・「充実したインターフェース」:
・ MIPI CSI-2, DSI、FlexCAN、Ethernet (1Gbps x 2) に対応し、ビデオ・通信の力を抽出
・ USB 2.0ポート x 2、UART, SPI, I2Cなどを提供し、多様なデバイスとのシームレスな接続を実現
・「インフラ枠の増強」: GPIOピンとLPDDR4Xメモリは高速なデータ読み出しを実現。
・「小型コネクタの採用」: 極小型SoMに対応する小型コネクタを採用し、キャリアボードとの接続を最適化。信頼性と使いやすさを両立
◆SSOM-i.M935-CHINCHILLAの最大限のメリット「NXP標準vとの高い互換性」
「SSOM-i.MX935-CHINCHILLA」は、NXPが提供するi.MX 93評価キット(i.MX93EVK)に準拠した信号マッピングを採用しています。この互換性により、BSP(Board Support Package)、参考コード、開発ツール、ドキュメントなど、NXPが提供する豊富なリソースをそのまま活用することが可能です。これにより、以下のような利点が得られます:
1.迅速なシステム評価と開発環境の構築
・ 評価キットに準拠したコネクタ位置やピン配置を採用することで、システム統合がスムーズ
・ NXPが提供する既存のリファレンス設計をそのまま利用可能なため、新たなハードウェア設計の負担を大幅に軽減
2.開発期間の短縮
・ 開発者は、BSPやツールチェーンを活用して、短期間でアプリケーションやシステムのプロトタイピングを開始可能
・ ソフトウェア開発はNXP標準EVK環境で事前に行えるため、最終製品の量産化までのスピードが向上
3.ドキュメントとサポートの利活用
・ NXPの公式ドキュメントやユーザーマニュアルを参照しながら開発を進めることができ、開発効率と互換性を高める
・ オープンソースのコミュニティやNXPの技術サポートも利用できるため、トラブルシューティングが容易
◆i.MX935プロセッサの特徴
・ 「高い電力効率」: 次世代のエッジAIアプリケーション向けに設計され、低消費電力で高度な演算能力を発揮
・ 「セキュリティ機能」: Arm TrustZoneをサポートし、安全なアプリケーション実行環境を提供
・ 「拡張可能なソフトウェアエコシステム」: NXPの豊富なSDKとサポートにより、迅速な開発サイクルを実現
◆NXP i.MX 935アプリケーションプロセッサの特徴
エネルギー効率の高いエッジコンピューティングを実現するために設計された製品です。このプロセッサは、スケーラブルなArm Cortex-A55コアを初めて統合し、Linuxベースのエッジアプリケーションに高いパフォーマンスとエネルギー効率を提供します。さらに、Arm Ethos-U65マイクロNPU(ニューラルプロセッシングユニット)を搭載しており、開発者はより高機能でコスト効率が高く、エネルギー効率に優れた機械学習(ML)アプリケーションを作成できます。
i.MX 935は、NXPの革新的なEnergy Flexアーキテクチャを採用し、産業用、IoT、車載デバイス向けにパフォーマンスと電力効率を最適化しています。また、EdgeLockセキュアエンクレーブを内蔵しており、強固なセキュリティを提供します。このSoCは、産業、IoT、車載などの市場セグメントをターゲットとした豊富な周辺機器を備えています。
NXP.COM
市場における付加価値として、i.MX 935は以下の特徴を提供します:
・ 機械学習の加速:Arm EthosTM-U65マイクロNPUにより、エッジデバイスでの機械学習推論を効率的に実行
・ 高いエネルギー効率:Cortex-A55コアとEnergy Flexアーキテクチャの組み合わせにより、低消費電力で高性能を実現
・ 強固なセキュリティ:EdgeLock(R)セキュアエンクレーブの統合により、デバイスのセキュリティを強化
・ 多様な用途への適応性:豊富な周辺機器と広範な温度範囲のサポートにより、産業用、IoT、車載など多様なアプリケーションに対応可能
これらの特性により、i.MX 935はエネルギー効率、セキュリティ、機械学習能力が求められるエッジコンピューティング市場において、優れた付加価値を提供しています。
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
公式サイト:
https://www.positive-one.comSoM製品関係:
https://www.chinchillasmart.comポジティブワン株式会社は、「サービスモデル」のための「ものづくり(IoT端末側から)」の仕様設計から開発製造に至るまでのワンスポットソリューションを提供いたします。
今までの半導体関連を取り巻くエンベデッドのプレイヤは、自社開発をしたコア製品を販売することにフォーカスをしているため、サービスモデルや仕様にあった製品を提案することは難しかったです。ポジティブワンは、海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できる商社機能、自社のハードウエアからソフトウエアの開発製造、そして、テストから認証サービスのための第三者試験機関との提携と支援サービスにより、多様にあったサービスに対応できます。企画段階での仕様作成、技術的な問題定義や解決、最先端技術の導入に選ばれます。それは、IoT端末以外、自動車、医療、産業機器などの安全性や信頼性を求められる分野での経験や実績を積んでいます。
【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
配信元企業:ポジティブワン株式会社
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記事提供:DreamNews