リテルヒューズ、高周波電力アプリケーション向け ハイサイド・ローサイドゲートドライバー「IXD2012NTRシリーズ」を発表
Littelfuse, Inc.
持続可能で接続性の高い、より安全な世界を実現する工業技術製造企業リテルヒューズ・インク(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)の日本法人であるLittelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は、ハーフブリッジ構成で2つのNチャネルMOSFETまたはIGBTを駆動するために設計された、高速のハイサイド・ローサイドゲートドライバー「IXD2012NTRシリーズ」を6月上旬に発売します。本製品は高周波電力アプリケーション向けに最適化され、優れたスイッチング性能と設計の柔軟性を備えています。
「IXD2012NTRシリーズ」は、10~20Vの広い電圧範囲で動作すると同時に、ブートストラップ動作では最大200Vのハイサイドスイッチに対応。3.3Vまでの標準TTLおよびCMOSレベルと互換性を備えたロジック入力は、幅広い制御デバイスとのシームレスな統合を可能にします。また、1.9Aのソースと2.3Aのシンク出力能力を備えており、高速スイッチングアプリケーションに最適な堅牢なゲート駆動電流を供給します。
統合されたクロスコンダクション保護ロジックを内蔵することでハイサイド出力とローサイド出力が同時にオンになることを防ぎ、高レベルの統合により回路設計を簡素化します。さらに、コンパクトなSOIC(N)-8パッケージを採用し、-40~+125℃の動作温度で過酷な環境でも信頼性の高いパフォーマンスを発揮します。
「IXD2012NTRシリーズ」は既存の業界基準ゲートドライバーデバイスから置き換えることが可能で、高速パフォーマンスの実現と同時に、厳しい生産スケジュールに対応するための信頼性の高い代替ソースを提供します。
■特長
・高速なスイッチング性能:ハーフブリッジ構成で2つのNチャネルMOSFETまたはIGBTを駆動します。
・幅広い動作電圧範囲:10~20Vの電圧範囲で様々な電力管理アプリケーションに対応します。
・ハイサイドスイッチング性能:ブートストラップ構成で最大200Vでの動作が可能です。
・互換性と柔軟性:ロジック入力は最低3.3VのTTLおよびCMOSレベルに対応しており、コントローラとのインターフェースが容易です。
・出力電流駆動性能:1.9Aのソース出力と2.3Aのシンク出力により、堅牢なゲート駆動電流を実現します。
・向上した効率と統合性:統合されたクロスコンダクション保護により、電力損失を低減し設計を簡素化します。
・業界基準のピン配置:既存の設計に対する置換が可能です。
■アプリケーションと市場
本製品は次のような様々な高周波アプリケーションに対応しています。
・DC-DC コンバータ
・AC-DCインバータ
・モーター制御装置
・クラスDパワーアンプ
また、本製品は次のような多くの分野での使用に適しています。
・一般産業機器および電気機器
・家電製品
・建設業界向けソリューション
・エネルギー貯蔵
・太陽光エネルギー
・電動工具
■仕様
最大オフセット電圧:200V
ソースピーク駆動電流(代表値):1.9A
シンクピーク駆動電流(代表値):2.3A
入力:HIN / LIN
デッドタイム:なし
伝搬遅延時間(tON):180ns
伝搬遅延時間(tOFF):220ns
立ち上がり時間(tr):30ns
立ち下り時間(tf):20ns
IC パッケージタイプ:8-pin SOIC
■入手方法
リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店は littelfuse.com でご確認いただけます。
■詳細情報
詳細については、ゲートドライバー「IXD2012NTRシリーズ」の製品ページ(
https://www.littelfuse.com/ja-jp/products/power-semiconductors-control-ics/gate-drivers/gate-driver-ics/igbt-mosfet-driver-ics/high-side-and-low-side-drivers/ixd2012n)をご覧ください。
リテルヒューズについて
リテルヒューズは、持続可能でつながりのある、より安全な世界を実現する、電子部品製造会社です。全世界で 20 か国以上に 1 万 6,000 の従業員を擁し、革新的で信頼のおけるソリューションを設計、提供すべくお客様とも連携しています。10 万社以上のエンドカスタマーに製品を提供し、我々の製品は産業機械向け、輸送機械向け、電子業界向けなどの様々な市場において、毎日、あらゆる場所で利用されています。詳細についてはリテルヒューズのウェブサイトlittelfuse.com をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
E-mail:Contact_Japan@littelfuse.com
配信元企業:Littelfuse, Inc.
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記事提供:DreamNews