OutSystems、Agent Workbenchの一般提供開始を発表、エンタープライズのエージェント型システム活用によるビジネスインパクトの加速を支援
OutSystemsジャパン株式会社
早期アクセスプログラムに参加したAxos Bank、Thermo Fisher Scientific、KPMGが業務効率とエージェント型AIの部門横断的統合において大幅な改善を報告
(ボストン発、2025年9月30日発表) - AIを活用したローコード開発プラットフォームのリーダーである OutSystems(本社:ポルトガル・リスボン、CEO:Woodson Martin)は本日、OutSystems Agent Workbenchの一般提供開始を発表しました。Agent Workbenchは、エンタープライズにおけるAIやエージェント型システムのビジネス価値の創出を支援し、ユースケース、部門、データセット、ワークフローを問わず、インテリジェントなAIエージェントの開発やオーケストレーションを簡素化します。数百社に及ぶ顧客やパートナーの中で、Agent Workbenchの早期アクセスプログラムに参加したAxos Bank、Thermo Fisher Scientific、The Arch Company、Grihum Housing Finance、TeamWorkの各社からは、業務効率の大幅な向上、エージェント型AIによる価値創出の加速、顧客と従業員に向けたデジタルエクスペリエンスの向上といった成果が報告されました。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/agentic-ai-workbench/https://www.outsystems.com/news/outsystems-agent-workbench-ai/Axos Bankのシニアバイスプレジデント兼消費者銀行開発部門責任者であるKevin Hearn氏は、次のように述べています。「当行はAI人材に投資することなく、OutSystems内でAI機能の活用を拡大し、即時的な成果を出すことを目指しています。Agent Workbenchを活用することで、エラーログの解析や文書データ入力の自動化といった、特定のユースケースに対応するエージェントを迅速かつ安全に作成できます。OutSystemsと進めているAgent Workbenchの取り組みは、当行のAI戦略において大きな一歩となります。エージェントを作成して業務に組み込むことで、金融の未来に向けた、よりインテリジェントで応答性に優れたバンキングエコシステムを構築できると考えています」
本製品は、リスボンで開催されたOutSystemsの年次イベントである2025年「ONE Conference」で発表されました。イベントには世界各国から数千人のITリーダー、開発者、パートナーが一堂に会し、アプリケーション開発やエージェント開発における最新テクノロジーの動向について議論を交わしました。今回のOutSystems Agent Workbenchの一般提供開始は、重要なタイミングで行われました。現在、組織の93%がAIエージェントの開発に優先的に取り組んでいる一方で、こうしたエージェントの構築、展開、オーケストレーションに伴うガバナンス、セキュリティ、統合性、拡張性の課題に直面しています。このような重要なタイミングで、OutSystems Agent Workbenchの一般提供が開始されました。OutSystemsのCEOであるWoodson Martinが同イベントで紹介したように、Agent Workbenchは、組織全体のエージェント型エンタープライズを推進する設計になっており、エンタープライズレベルのセキュリティと制御性を備えた信頼性の高い統合プラットフォーム上にデータ、ワークフロー、エクスペリエンス、インテリジェントなエージェントを統合します。
https://www.outsystems.com/events/one-conference/https://www.outsystems.com/1/ai-driven-software-development/Martinは、次のように述べています。「エージェント型AIは、組織のイノベーションと変革を推進する強力な手段のひとつであり、組織が収益を拡大し、業務効率を高め、卓越したカスタマーエクスペリエンスを提供することを可能にします。Agent Workbenchは、お客様がOutSystemsとともにエージェント志向の未来を築くために必要なツールを提供することを目的として開発されました。早期アクセスプログラムに参加した企業は、Agent Workbenchによって驚くべき成果を上げており、エージェント型AI分野における業界リーダーとしての地位を確立しています」
Agent Workbenchの早期アクセスプログラムに参加した企業各社からは、以下のユースケースや成果が報告されています。
Axos Bank:ワークフローを最適化し、従業員の負担を軽減
テクノロジーを基盤とする金融サービス企業であるAxos Bankは、Agent Workbenchを活用して複雑な手作業を自動化することで行内業務を変革しました。同行のチームは、エラーログを解釈して実行可能な師推奨事項を提供するインテリジェントなログ解析エージェントを構築しました。これにより、時間を要する手作業による分析が不要になりました。こうしたAIを活用したアプローチは、文書マッピングの自動化にも適用されており、データの正確性と従業員の効率性が大幅に向上しています。Axos Bankでは今後、Agent Workbenchを活用することで、業務効率の向上、問題解決の迅速化、従業員の反復的な手作業の負担の軽減が見込まれています。
https://www.axosbank.com/Thermo Fisher Scientific:顧客エスカレーションエージェントを活用し、顧客対応業務を変革
Thermo Fisher ScientificはAgent Workbenchを活用して顧客サポートプロセスを変革しました。同社は、顧客とのやりとりから得られた多様な非構造化データを解釈するインテリジェントな顧客エスカレーションエージェントを構築しました。このAIを活用したアプローチにより、手作業での問題の選別作業が不要となり、問題の早期解決が可能になります。OutSystems Agent Workbenchを活用することで、Thermo Fisherは問題解決のプロセスを迅速化して、サポートチームの負担となる手作業や反復作業を軽減しました。
https://www.thermofisher.com/us/en/home.htmlArch Company:業務の自動化により、俊敏性を向上し、顧客関係を強化
英国最大手の小規模企業向け不動産管理会社であるThe Arch Companyは、従来の表計算ソフトを用いた業務プロセスを、アジャイルで一元化されたデジタルプラットフォームへと刷新しました。同社では、Agent Workbenchを活用しカスタマーサービス部門への問い合わせをインテリジェントに振り分けるコンテンツ分類エージェントを導入したことで、手動での専門的な分類が不要となりました。このエージェントを活用したアプローチにより、顧客からの問い合わせへの対応がより迅速かつ正確になり、包括的な顧客・資産管理システムが実現しました。
https://www.thearchco.com/TeamWork:サポート体制を効率化し、顧客と従業員のエクスペリエンスを向上
国際的なコンサルティング・テクノロジー統合グループであるTeamWorkは、サポートチームが問い合わせ情報にすばやくアクセスし、リアルタイムでガイダンスを受けて複雑な問題を解決できるツールを、Agent Workbenchを活用して開発しました。このツールはAIエージェントを活用して、単純で重要度の低い問い合わせの解決を自動化することで、サポートチームがより重要な問題に時間を割けるようにします。このマルチエージェントのシステムにより、業務効率が大幅に向上し、全体的なカスタマーエクスペリエンスが高まります。TeamWorkは、このシステムを導入したことで、問い合わせの多くが自動的に解決され、複雑な問題の解決に要する時間も大幅に短縮されると見込んでいます。
https://www.teamwork.net/en/Grihum Housing Finance:ローン審査の最適化により、精度と俊敏性を向上
インド大手の低価格住宅金融企業であるGrihum Housing Financeは、Agent Workbenchを導入してローン審査の精度向上と不動産評価の効率化を図り、未整理かつ地域固有の不動産データに起因する重要な課題に対処しています。専門のエージェントが不動産評価レポートを分析し、ローン審査プロセスにおいて適切な技術的修正案を提案することで、これまでミスが起こりやすかった手作業のワークフローを変革しています。
https://www.grihumhousing.com/Agent Workbenchの一般提供版は、早期アクセスプログラムの機能をベースに、エージェントマーケットプレイスやModel Context Protocol(MCP)のサポートなどの強化機能が追加されました。これにより、エージェントがエンタープライズシステム、外部のツール、各種サービスを直接利用できるようになり、自動化が加速されます。Agent Workbenchは、AWS Bedrock、Azure OpenAI、Anthropicモデルのサポートに加えて、Gemini、Cohere、Mistral、Databricks、AI2、IBMのWatsonXといった最新の大規模言語モデル(LLM)にも対応しています。このほか、VertexAI上で構築されたカスタムモデルとHuggingFace上のオープンソースモデルにも対応しています。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/agentic-ai-workbench/KPMGのローコードCoEでアソシエイトパートナーを務めるHélio Pimenta氏は、次のように述べています。「Agent Workbench は、組織が OutSystems 開発に期待してきた迅速な価値提供とガバナンスの指針を提供します。チームは、タスクの計画からエンタープライズシステムとの統合に至るまで、自律的に動作する AI エージェントを設計・管理・展開できるだけでなく、ライフサイクル全体でのポリシーによる制御、監査、コンプライアンスも適切に確保できます」
イノベーションを加速させるエージェント型AIの詳細については、WebサイトのOutSystems Agent Workbenchページをご覧ください。
https://www.outsystems.com/low-code-platform/agentic-ai-workbench/OutSystemsジャパン株式会社について
OutSystemsは、AIを活用したローコード開発プラットフォームのリーダーとして、世界中で数千もの顧客から信頼を得ています。OutSystemsが提供するプラットフォームを使用することで、CEOや経営陣、テクノロジーリーダーは、収益の拡大や業務の効率化をもたらす、ビジネスニーズに対応したミッションクリティカルなアプリケーションやエージェントシステムを構築することが可能になります。
試験段階のAIを本番稼働させるにあたり、人材不足、レガシーシステム、データ品質の問題、ポイントソリューションの分断化など多くの障壁がある中、OutSystemsは実績あるローコードプラットフォームとAI駆動の開発エクスペリエンスを提供し、セキュリティ、拡張性、ガバナンスを確保しながら、最大10倍のスピードでイノベーションの実現を支援します。
OutSystemsは世界中のアナリストやITエグゼクティブ、ビジネスリーダー、開発者から市場リーダーとして高く評価されており、数多くの著名な企業が、人間とAIの協働による自律的な未来を見据え、市場の変化に対応する迅速なイノベーションを推進するためにOutSystemsを活用しています。
OutSystemsは2001年に設立され、6,000万を超えるエンドユーザー、500社以上のパートナー、そして75か国以上20業種にわたる顧客からなるネットワークを擁しています。詳細については、
http://www.outsystems.com/ja-jpをご参照ください。
配信元企業:OutSystemsジャパン株式会社
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記事提供:DreamNews