NAS・仮想化・大容量ストレージ一体の車載データロガー「LOGifyer B2」発表-取得・保存・処理を加速、時刻同期・PCIe拡張・10GbE対応でADAS/AD計測を最適化、フリート運用効率化実現
ポジティブワン株式会社
2025年11月13日、ポジティブワン株式会社(本社:東京都渋谷区、ドイツ本社b-plus社日本総代理店)は、LOGifyerファミリーの最新世代「LOGifyer B2」を発表しました。LOGifyer B2は高性能データロガーでありながらNAS(Network Attached Storage)としても機能し、さらに仮想マシン(VM)実行に対応。車両開発・テスト環境における取得/保存/配信/可視化・処理をコンパクトな一台に統合し、将来拡張にも対応するオールインワンプラットフォームです。
◆製品の要点(拡張)
・ 統合アーキテクチャ:ロギング、NAS共有(SMB)、REST APIによる設定・制御、ライブ配信、VM上での前処理・可視化を同時に実現。直感的なWebベースUIでセットアップと監視が容易。
・ 専用OS「LOGifyerOS」:Linuxベースでハード最適化。全サポートIFの生データ効率記録と精密な時刻同期機能を提供。
・ 演算性能と拡張性:モダンx86採用、8/16コアCPU、64GB RAM。PCIe経由で10GbE×4増設やGPU追加が可能。
・ 大容量ロギング:着脱式xSTORAGEで最大120TBの記録領域に対応。
・ 車載適合:12V車載電源、拡張温度範囲で車内/ベンチ双方の過酷環境に対応。
・ 多様なI/F:1G/10GBase-T、100MBase-T1/MGBase-T1、FlexRay/CAN/LINをサポート。GMSL/FPD-Link/MIPI A-Phy経由のMIPI CSI-2タップにも対応。
◆背景・市場課題
高度化するADAS/AD開発では、センサ多様化とデータ量の爆発が進み、実車での取得→保存→前処理→配信のサイクル短縮が重要課題となっています。LOGifyer B2は、ロギング/NAS/仮想化を一体化することで、車載エッジ側での処理を強化し、テストフリートの運用効率と分析着手のスピードを高めます。
◆技術詳細(拡張)
LOGifyerOS(Linux):時刻同期機能を内包し、複数IFの同時ロギングでも一貫したタイムベースを保証。SMB共有により、ロギング領域へ直接アクセス可能。REST APIで自動化スクリプトやCI/CDと連携しやすく、VM対応によりデータの
ハードウェア拡張:PCIeで10GbE×4やGPUを追加し、マルチカメラや高帯域センサに対するI/O強化や可視化負荷を分散。
ストレージ運用:xSTORAGE(最大120TB)により、長時間ドライブや多数チャネルのロスレス取得を実現。媒体の着脱運用で、実走後のオフロードも効率化。
◆接続性・インターフェース
・ Ethernet:1GBase-T/10GBase-T/100MBase-T1/MGBase-T1
・ 車載バス:FlexRay/CAN/LIN
・ カメラインターフェース:GMSL/FPD-Link/MIPI A-Phy経由のMIPI CSI-2タップ
上記の分散I/Fコンポーネントを組み合わせることで、フロントエンド(センサ)からバックエンド(解析)までのスループットを確保し、既存の測定チェーンにシームレスに統合可能です。
◆想定ユースケース(拡張)
・ ADAS/AD実走行:走行中にロギングしながら、VM上で品質チェック/メタデータ生成/プレビューを実施。現場で即時の異常検知や再取得判断が可能。
・ マルチセンサ同期:カメラ/レーダー/ECUなど異種IFの時刻同期を維持し、後段解析の整合性を担保。
・ フリート運用:xSTORAGEの着脱とSMB共有により、データ引き上げのターンアラウンドを短縮。PCIe拡張で帯域要件に応じたスケールアウトが可能。
b-plus.com
◆導入メリット
・ 装置点数削減:ロガー+NAS+前処理サーバを一体化し、設置/配線/電源の複雑性を削減
・ 分析着手の前倒し:エッジ側で軽量前処理/品質検証を完了し、拠点到着後の本解析に即移行
・ 将来拡張:VM・PCIe拡張・多様IF対応により、要件変化やセンサ入替にも投資保護
【b-plus社について】
b-plus社は、1996年の創業以来、ハードウェアとソフトウェアの開発において、特に自動運転や高度運転支援システム(ADAS)の分野で国際的に認知された技術パートナーとして成長を遂げてきました。現在では、モビリティの未来を切り拓く技術ドライバーであり、エンジニアリングパートナーとして、高性能技術や新しいモビリティへのビジョンを通じて顧客とビジネスパートナーをサポートしています。
b-plusグループは、自動車ソフトウェア、テストシステム向けの計測技術、モバイルオートメーションの各ビジネスユニットを持ち、新しいモビリティに向けた技術の開発や、測定技術、モバイルマシンのオートメーションを包括的に推進しています。また、b-plusは、ハードウェアとソフトウェアのソリューションを提供し、さまざまな業界、特に自動車産業やオフハイウェイ市場において、お客様のニーズに応える個別のソリューションを提供しています。
b-plusは230名以上の優れた従業員を擁し、ドイツ国内(デッゲンドルフ、レーゲンスブルク、チャム)に拠点を持ち、革新的な製品開発と顧客支援を行っています。その取り組みは、2019年にバイエルン州経済・地域開発・エネルギー省から「Bavaria's Best 50」の一つとして表彰されるなど、技術革新と成長の両面で評価されています。
【ポジティブワン株式会社について】
社名 ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
URL
https://www.positive-one.comSoM製品関係:
https://www.chinchillasmart.comポジティブワン株式会社は、最先端技術と時代を先読みしたエンベデッドソリューションをご提供します。そのために海外の有力な最先端技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるOEMハードウエアや世界標準ISOなどに準拠する品質向上のためのツールをご提供します。さらに、システムコンサルティング、エンベデッドからPC、スマートフォン、サーバーを含んだハードウエアからソフトウエアまでのシステム受託開発など、皆様のプロジェクト成功のためのご支援をいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
ポジティブワン株式会社
メールアドレス:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301
配信元企業:ポジティブワン株式会社
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記事提供:DreamNews