リテルヒューズ、負荷駆動ラッチリレーでスマートHVACとビル制御デザインを簡素化する「CPC1601Mシリーズ」を発売
Littelfuse, Inc.
持続可能な社会と安全な暮らしを支える工業技術を提供するグローバル企業リテルヒューズ・インク(本社:米国イリノイ州シカゴ市、NASDAQ:LFUS)の日本法人Littelfuseジャパン合同会社(本社:東京都港区)は、サーモスタット、HVACシステム、およびビルオートメーションにおける重要な統合課題や電力効率の向上に対応するために設計された、60V・2A常時開(1フォームA)ソリッドステートラッチングリレー「CPC1601Mシリーズ」を11月下旬に発売します。
製品紹介動画:
https://players.brightcove.net/1799386164001/default_default/index.html?videoId=6383456467112「CPC1601Mシリーズ」は、業界で初めて、負荷駆動型の動作とラッチング構造を組み合わせ、3mm×3mmDFNパッケージに収めたプリント基板(PCB)実装可能なソリッドステートリレーです。負荷から直接動作電力を取得することが可能で、システム電源からの消費電流を1μA未満に抑えることができます。これにより、バッテリー長寿の大幅な延長や、バッテリー不要のゼロパワー動作を実現します。
スマートサーモスタットや2線式制御システムの設計において、CPC1601Mは共通線(C線)を不要にし、特に古い建物での設置を大幅に簡素化します。ソリッドステート方式により、クリック音や可動部品がなく、機械式リレーに代わる静音で長寿命なソリューションを提供します。エンドユーザーは、よりスリムで静か、メンテナンス不要のデバイスを利用でき、施工業者は追加配線や外部電源キットを避けることで、時間とコストを削減できます。
本シリーズは、ビルオートメーションなどを中心とした、スペースに制約があり、省エネルギーが求められる用途において、よりスマートで高効率な制御システムの設計を可能にします。独自の負荷電源オペレーションによりシステムの消費電力を削減し、最新の設備および既存のインフラへの統合も容易にできます。この革新的なソリッドステートリレーは、SSR製品ラインアップの自然な拡張であり、コンパクトで信頼性が高く、先進的なソリューションを通して現場の設計課題を解決するというリテルヒューズの取り組みをさらに強化するものです。
■特長
・ラッチングリレー構造:状態変更に単一のパルスのみを必要とし、消費量を最小限に抑制
・ハーベストモード:開回路状態の負荷から電力を取得し、システム電源なしで動作可能
・電源出力ピン搭載:外部回路に最大10mWの電力供給が可能で、追加の低電力機能をサポート
・コンパクトな3mm×3mmDFNパッケージ:基板上の占有面積を削減し、超薄型デバイス設計を実現
・ゼロクロススイッチング:AC負荷における電気ノイズを低減し、信頼性を向上
・TTL/CMOS互換入力:マイクロコントローラーやロジック回路との容易な統合を実現
■市場とアプリケーション
・スマートサーモスタット
・火災報知器パネル
・セキュリティシステムアクセス制御システム
・ビルオートメーション・HVAC(空調)オートメーション
・産業用制御システム
・ユーティリティメーター・計測
■仕様
ブロック電圧(VP):60
負荷電流(mA):2000
オン抵抗 (Ω):0.308
オフ状態リーク電流(uA):1
スイッチング速度 ton / toff(us):1 / 1
出力キャパシタンス(pF):98
IC パッケージタイプ:8-ピン DFN
■入手方法
リテルヒューズ正規代理店にお問い合わせください。リテルヒューズの正規代理店は littelfuse.com でご確認いただけます。
■詳細情報
詳細については、ソリッドステートラッチングリレー「CPC1601Mシリーズ」の製品ページ(
https://www.littelfuse.com/ja-jp/products/power-semiconductors-control-ics/solid-state-relays/optomos-relays/normally-open-relays/1-form-a/cpc1601m )をご覧ください。
リテルヒューズについて
リテルヒューズは、持続可能でつながりのある、より安全な世界の実現に貢献する、電子部品製造会社です。全世界で 20 か国以上に展開し、約16,000人の従業員とともに、革新的かつ信頼の高いソリューションの設計、提供を通じて、お客様とのパートナーシップを築いています。当社の製品は、産業機械、輸送機械、電子機器など、100,000社を超えるエンドユーザーにご利用いただいており、日々の暮らしのあらゆる場面で活躍しています。詳細についてはlittelfuse.com をご覧ください。
本件に関するお問い合わせ
Littelfuseジャパン合同会社
E-mail:Contact_Japan@littelfuse.com
配信元企業:Littelfuse, Inc.
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記事提供:DreamNews