英国AVDfire社製AVD消火剤を使用した「LITE/EX リテックス放射器」の国内展開を開始 街かど防災ラボが日本市場向け専用サイトを開設
街かど防災ラボ
街かど防災ラボ(所在地:埼玉県さいたま市、代表:佐藤栄紀)は、近年社会的な課題となっているリチウムイオン電池(LIB)火災への対策品として、英国AVDfire社製AVD消火剤を使用した「LITE/EX(リテックス)放射器」の国内展開を開始するとともに、日本市場向け専用製品サイトを開設いたしました。スマートフォンやモバイルバッテリー、ノートパソコン、電動アシスト自転車、電動工具、電動キックボード、電気自動車(EV)など、リチウムイオン電池を搭載した製品は私たちの生活や産業活動に欠かせない存在となっています。その一方で、近年、消防機関や各種報道でもリチウムイオン電池火災の増加が取り上げられており、住宅、商業施設、リサイクル施設、ごみ収集車などで発生した火災事例が社会問題となっています。リチウムイオン電池の利用拡大に伴い自治体、施設管理者だけでなく、製造業、サービス業を問わず新たな火災リスクへの備えが求められています。街かど防災ラボでは、こうした社会的課題への対応を目的として、AVD消火剤「LITE/EX(リテックス)放射器」の国内普及を進めています。
【リチウムイオン電池火災】
リチウムイオン電池は何らかの原因で発熱した電池内の熱が更なる発熱を呼び、温度上昇が止められなくなる状況「熱暴走」を起こします。その温度は1,000℃以上にもなることが多く、同時に発生する可燃性ガスで機器は膨張し最終的にはそのガスに引火して機器は破裂、強烈な炎を放出して燃え盛ります。また、同時に有毒ガスを発生することも報告されています。その爆裂時の機器の飛散や内部に残った熱源による再発火などの危険性もあることから、従来の火災対策とは異なる対応が求められています。
【LITE/EX リテックス放射器とは】
LITE/EX リテックス放射器は、英国DupreMinerals社(現AVDFire社の親会社)が開発したAVD消火剤(水系バーミキュライト分散液)を使用したリチウムイオン電池火災対策品です。AVDとは天然鉱物であるバーミキュライト(膨張蛭石)の微粒子を主成分とした特殊消火剤です。水分の冷却効果と主成分のバーミキュライトの板状粒子が重なり合い燃焼箇所の表面を覆うバリア形成により熱や可燃性ガスの発生を抑制、火災の拡大を防止します。延焼リスクの低減や安全確保に役立つ製品として期待されています。現在、英国にて英国製消火器を国内仕様に変更し、国内での確認後販売しております。消火剤の量が「0.75L」「1.5L」「4.0L」「6.0L」の4機種です。
【AVD消火剤の主な特長】
■冷却と遮断を組み合わせた火災抑制
まず、放射された消火剤に含まれる水分により冷却効果を発揮し、水分の蒸発が進むことでバーミキュライトの成分濃度が高まり粘性の高い粘土状のバリア形成がバッテリーセル間の熱伝播が軽減します。そして、再発火を防ぐ耐熱性酸素バリアを作りながら火災の伝播を防ぐ防火帯として働き、可燃性ガスや有毒ガスの発生を抑制します。熱源を耐火性バリアの形成で覆う物理的な効果です。乾燥が進みますと膜状体になり張り付きます。
■リチウムイオン電池火災への対応を目的に開発された技術
AVD消火剤は英国においてリチウムイオン電池火災対策製品として10年以上かけて様々な種類の電池、容量で消火実験を行っており、その結果が多くの試験や評価を得ております。
また、専用の放射ノズルにてマグネシウム火災試験DIN EN-3-7の認証も取得しています。
■環境への配慮
PFAS(有機フッ素化合物)を使用せず、環境負荷の低減に配慮しています。主成分であるバーミキュライトは天然鉱物由来の素材で人、動物、植物に無害で放射後は水に流せます。
【国際的な評価と採用実績】
AVD消火剤は、オランダの認証機関によるNTA8133認証をはじめ、ヨーロッパや中東地域においてさまざまな評価を得ています。海外(特に欧州とアフリカ)の公共交通機関や企業施設などで採用されており、中東・ドバイの地下鉄車両や施設では、AVDブランケット300枚とともに導入が進められています。
【国内導入実績】
すでに、海外航空会社貨物部門(成田・関西国際空港関連)、大手撮影所、自動車メーカー関連部門、大使館、ロボット開発関連企業、家電製品組立事業者などからの注文と納入実績があります。物流施設、製造工場、研究施設、自動車関連事業者などからの問い合わせも増加しており、リチウムイオン電池火災への備えに対する関心の高まりがうかがえます。
【日本市場向け仕様への対応】
日本の法規制などがあるため英国製消火器をそのまま国内で販売することはできません。あらゆる運用環境を考慮し、容器内の充填圧力や表示内容などを国内向け仕様の検討と調整を実施した後に製品化しております。また、街かど防災ラボは国内での放射・消火試験による確認や日本仕様への検討などを行い、輸入などを株式会社ニチボウの協力のもと、日本市場に適した製品として常に提供できるよう取り組んでいます。また、本製品は販売開始にあたり事前に消防関係各機関との打ち合わせや確認を済ませており、現時点では消防法上の「消火器」ではなく「放射器」の名前で取り扱っています。
【代表者の経験と国内展開への主な取り組み】
街かど防災ラボ代表の佐藤栄紀の取り組み
2010年:某2輪車メーカーからの依頼でリチウムイオン電池火災の検証実験に携わりました。当時はリチウムイオン電池関係の情報も少なく、良い実験結果は得られませんでした。
2019年:膨張蛭石(バーミキュライト)の入手が可能になり、個人的な課題であった金属火災(マグネシウム)の消火実験を開始し、原石での消火効果も検証済み。最終的な完成に向かい検証継続中。
2021年:英国のAVD消火剤情報(金属火災への消火効果)を入手、取引を開始。金属火災での検証開始。AVD消火剤は本来、リチウムイオン電池火災向けに開発されていたが、噴霧放射によりマグネシウム火災への効果も確認されておりDIN規格の認証EN-3-7を得ていた。この頃、国内ではまだリチウムイオン電池火災の被害やその対策は金属火災より緊急性がなかった。
2022年:AVDと代理店契約、AVD消火剤にて(一社)日本マグネシウム協会と本格的な検証作業に入る。この頃からリチウムイオン電池火災やその対策が話題になり始めていた。全国で年間約600件。
2023年:AVD消火剤でのマグネシウム火災の検証・(一社)日本マグネシウム協会会員、MG製造企業にて
消火実験のたびに様々要望、条件が噴出、3,4回実験を行ったがまとまらず。秋頃、リチウムイオン電池火災の事例が増加、検証作業はリチウムイオン電池火災を中心にする。
2024年:本格的な検証作業の為、消火実験の協力者として(株)ニチボウに依頼。快諾を得て検証作業を開始。その後、AVD消火剤の国内検証作業や国内販売向け製品化の検討、特に官庁関係の確認が必須であったため街かど防災ラボでの経験を活かし、各打ち合わせや調整を実施。
2026年:5月、最終的に国内製品が官庁関係の皆さまよりご理解いただきましたので発売開始を決断。街かど防災ラボでは、単なる優秀な海外製品の販売ではなく、火災を担保するという重大な責任から新たな消火剤、AVD消火剤の特性や消火メカニズム(バーミキュライトの働き)そして国内販売のための正式な手順の元、製品化と運用方法の検討を消防関係機関の皆様と理解を深めながら行って参りました。
【今後の展望】
蓄電池使用機器は多種多様な増加と共に大型化も進んでいます。社会的リスクの増加に対しその対策も進化せねばなりません。現在の機器だけでは満足しているわけではありません。今後は様々な使用環境を想定しその対応策も並行して検討をして参ります。国際的にもリチウムイオン電池火災が今年新たにISO(国際標準化機構)の新たな火災基準として“CLASS L”に制定されました。わが国でもその動向が注目されています。街かど防災ラボでは、今回のLITE/EX リテックス放射器と併せましてAVDブランケットとの併用効果をお勧めしておりますので、使用環境の違いなどによる手順や注意事項などの検証も継続して参ります。今後も様々な場所でのリチウムイオン電池火災に関する安全対策の推進に取り組み、正しい知識や予防対策についての情報発信を継続し、防災意識の向上と被害軽減に貢献してまいります。
【製品サイト】
https://avd-rad.mb-l.net/【事業概要】
屋号:街かど防災ラボ(MBL)
代表者:佐藤 栄紀
所在地:〒338-0826 埼玉県さいたま市桜区大久保領家497-8
開業:2023年9月15日(株式会社より変更)
TEL:048-715-0951
FAX:048-716-8114
E-mail:machikadolabo@jcom.zaq.ne.jp
事業サイト:
https://mb-l.net/2010年:某2輪車メーカーからの依頼でリチウムイオン電池火災の検証実験に携わる。消火困難を体験。
2019年:(株)街かど防災ラボとして膨張蛭石(バーミキュライト)による金属火災の消火実験を開始。
2021年:英国AVD消火剤と取引開始。金属火災での検証開始。AVD消火剤はマグネシウム火災へも効果。
この頃は国内ではまだリチウムイオン電池火災の被害やその対策の緊急性はなかった。
2022年:AVDと代理店契約、AVD消火剤にて(一社)日本マグネシウム協会と本格的な検証作業開始。
この頃からリチウムイオン電池火災やその対策が話題になり始めていた。全国で年間約600件。
2023年:AVD消火剤でのマグネシウム火災の検証を年3回行ったがまとまらず。
秋頃、リチウムイオン電池火災の事例が増加、検証作業はリチウムイオン電池火災を中心にする。
2024年:本格的な検証作業の為、消火実験の協力を(株)ニチボウに依頼。快諾を得て検証作業を開始。
AVD消火剤の国内検証作業や国内販売向け製品化の検討、官庁関係との打ち合わせは街かど防災
ラボでの経験を活かし、順調に実施、ご理解を頂く。
2026年:最終的に国内製品が決まり官庁関係の皆さまのご紹介、ご理解を頂き6月発売開始を決定
【本件に関するお問い合わせ先】
街かど防災ラボ(MBL)
担当:佐藤 栄紀
TEL:048-715-0951
FAX:048-716-8114
E-mail:machikadolabo@jcom.zaq.ne.jp
事業サイト:
https://mb-l.net/製品サイト:
https://avd-rad.mb-l.net/配信元企業:街かど防災ラボ
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記事提供:DreamNews