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次世代スマートエレベーター向け機能安全対応制御プラットフォーム販売開始。AI搭載i.MX95とセーフティアイランドS32Gの最新MicroSys製SoMがITとOTを完全分離し高度な制御と安全性を両立

ポジティブワン株式会社

2026年9月9日、東京都渋谷区 - ポジティブワン株式会社(ドイツ、MicroSys Electronics社、日本総代理店)は、次世代スマートエレベーター制御システム向けに、高度な通信・AI技術と厳格な安全制御を統合する最新のSystem-on-Module(SoM)プラットフォームの販売を開始いたします。



スマートビルディングや都市インフラのデジタル化が加速する中、エレベーターは「垂直方向のソフトウェア定義型車両(SDV)」へと進化しています。最新の制御システムでは、タッチパネル式のHMI(ヒューマンマシンインターフェース)、音声入力インターフェース、AIを駆使した乗客検知や予測保全、クラウドとの連携機能など、データ駆動型の「IT(情報技術)領域」が欠かせません。

一方で、緊急ブレーキの制御やモーターの異常検知といった「OT(制御技術)領域」は、人命に関わるためハードリアルタイム性と決定論的な安全基準(機能安全)が厳格に求められます。頻繁なソフトウェア更新が発生するIT機能と、厳格な認定を受けたOT機能を単一のモノリシックな基板で処理すると、アップデート時の予期せぬ干渉により安全機能が停止する「ミックスド・クリティカリティ」の深刻なリスクが生じます。これらをハードウェアレベルで完全に分離しつつ、セキュアに連携できる新たな分散型制御アーキテクチャが開発現場から強く求められています。

◆製品のメリットハイライト
本プラットフォームは、自動車産業で実績のあるドメイン分離アーキテクチャを採用し、「アプリケーションドメイン」と「セーフティドメイン」をそれぞれ専用のSoMに分割しています。

◆IT領域とOT領域の完全なハードウェア分離
HMIやクラウド通信、画像認識AIなどを処理するアプリケーション層と、緊急停止やドア制御を行うセーフティ層を独立。万が一HMIがクラッシュしても、セーフティドメインが独立して動作し、乗客を安全に目的階へ運びます。

◆エッジAIによる高度な快適制御の実現
NPU搭載モジュールがエッジ側でカメラ映像を処理。例えば「車椅子の利用者を検知してドアの開放時間を延長する」といったリクエストを生成します。

◆セキュアなOTAアップデートと高度なセキュリティ
クラウドからのソフトウェア更新パッケージは、まずIT領域のモジュールがデジタル署名の検証・完全性の確認を実施。不正がないと判断された更新のみがOT領域へ転送されるため、改ざんリスクを排除できます。

◆認証リスクの大幅な軽減と拡張性の担保
セーフティ機能が独立(Freedom from Interference)しているため、HMIの画面変更やAIアルゴリズムの更新といったIT領域のアップグレードを行っても、セーフティコア側の再認証を行う必要がなく、市場投入までの時間が大幅に短縮されます。

◆製品の仕様(買い手向けのより詳細な構成要件)
お客様の要件に合わせ、以下の2つのモジュールを組み合わせたアーキテクチャを提供し、必要に応じてカスタムキャリアボードの開発も支援いたします。

【アプリケーションドメイン:miriac MPX-i.MX95】
外部とのインターフェース、エッジAI処理、セキュリティゲートウェイを担います。
・ プロセッサ: NXP i.MX95(6× Arm Cortex-A55 @最大2GHz、1× Cortex-M7 @800MHz、1× Cortex-M33 @最大333MHz のヘテロジニアス構成)
・ AI・機械学習エンジン: eIQ Neutron N3-1024S NPU(最大2 TOPS)。GPUに負荷をかけずに高効率な映像解析を実現
・ グラフィックス: Arm Mali-G310 2D/3D GPU(OpenGLおよびVulkanサポート)による滑らかなHMI描画。
・ メモリ・ストレージ: 16 GB LPDDR5(最大6.4 GT/s)、NFC設定可能EEPROM(16 kB)。
・ ネットワーク/通信: 1× 10 Gigabit Ethernet、USB 2.0/3.0、PCIe、I3C、SPI、UART、MIPI-CSI(カメラ入力用)。
・ セキュリティ機能: Arm TrustZoneアーキテクチャによる堅牢なクラウド向けファイアウォール。
・ 環境仕様: 寸法 82 mm × 35 mm、産業用温度範囲(-40℃ ~ +85℃)。

https://som.positive-one.com/pw-som-055



【セーフティドメイン:miriac MPX-S32G399A】
すべての安全関連判断を独立して行い、エレベーターの信頼性の基盤となります。
・ プロセッサ: NXP S32G399A(8× Arm Cortex-A53、および機能安全対応の 4× Arm Cortex-M7 デュアルコア・ロックステップペア)。
・ セーフティアイランド機能: ロックステップモードにより2つのコアが同時に同じタスクを処理。1ビットでも不一致があれば即座にフェールセーフ(安全状態)へ移行。
・ メモリ・ストレージ: 4 GB LPDDR4(基板実装)、64 MB QSPI Flash、最大32 GB eMMC。
・ ネットワーク/通信: 最大3× 2.5 GbE または 最大4× 1 GbE。TSN(Time-Sensitive Networking)に対応し、緊急停止コマンド等のタイムクリティカルなデータを確定的な優先度で伝送可能。
・ I/Oインターフェース: 18× CAN FD、2× FlexRay、4× LIN、4× I2C、4× FlexSPI、2× UART、PCIe、4 SerDesレーン、ULPI USB、GPIO。
・ セキュリティ機能: ハードウェアセキュリティエンジン(HSE)内蔵によるセキュアブートと暗号化処理の高速化。
・ 環境仕様: 拡張温度範囲(-40℃ ~ +85℃)対応。

https://som.positive-one.com/pw-som-046



【MicroSys Electronics GmbH】
MicroSys Electronics社は、1975年にドイツで設立された組込みシステム開発のパイオニアです。NXP Gold Partnerとして、自動車、産業オートメーション、医療機器、航空宇宙など、高度な機能安全と長寿命性が求められるミッションクリティカルな市場向けに、最先端のSystem-on-Module(SoM)およびカスタムキャリアボードを提供しています。過酷な環境下での動作を保証する厳格な品質基準と、IT/OT融合の課題を解決する革新的なアーキテクチャ設計により、世界中のシステムインテグレーターを支援しています。

【会社概要】
ポジティブワン株式会社(POSITIVE ONE CORPORATION)は、最先端技術を活用したエンベデッドソリューションを提供する技術パートナーです。エンベデッド・ボードコンピュータ、SoM(System on Module)、組込み開発ツール、組込みOS・ミドルウェア、スマートカード(NFC/EMV)関連テストツール、オートモーティブ関連テストツールを取り扱い、開発現場の「設計・実装・検証・規格対応」を支援します。
また、システムインテグレーション、組込みハードウェア受託開発、ドライバ開発、アプリケーション開発など、ハードウェアからソフトウェアまで一貫した受託開発に対応します。さらに、SCIOPTA Systemsの日本総代理店、PHYTECの日本正規代理店として、機能安全(IEC 61508/ISO 26262/EN 50128)を見据えた提案も行っています。

本社:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティ・ウエスト22F
設立:2004年1月

公式サイト:https://www.positive-one.com
SoM製品:https://www.chinchillasmart.com

本件に関するお問い合わせ先
ポジティブワン株式会社
メール:poc_sales@positive-one.com
TEL:03-3256-3933 FAX:03-4360-5301



配信元企業:ポジティブワン株式会社
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記事提供:DreamNews

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