ダカールラリー2025で「OPEN COUNTRY」装着車両がクラス優勝
TOYO TIRE株式会社
トヨタ車体ラリーチームの市販車部門12連覇に貢献
TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、2021年より、トヨタ車体株式会社(本社:愛知県刈谷市、社長:松尾勝博)のラリーチームである「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(以下、TLC)」のダカールラリー参戦をサポートしています。
このほど、2025年1月3日から17日までサウジアラビアで開催されたダカールラリー2025において、サステナブル素材採用の当社製ピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着したTLCの参戦車両が市販車部門で優勝し、同チームの12連覇達成に貢献することができましたのでお知らせいたします。
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(左:TLC参戦車両「ランドクルーザー300 GR SPORT」 右:12連覇を達成したチームランドクルーザー・トヨタオートボデー)
当社は、TLCとともに培ってきたオフロードラリーにおける技術と経験を生かし、「ランドクルーザー300 GR SPORT(ダカールラリー2025仕様)」2台へ「OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2025用スペック)(以下、本製品)」を開発、供給してまいりました。本製品は岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性能を向上させるとともに、重量全体のうち55%にサステナブル素材を使用し、環境負荷の低減を図っています。
今回のダカールラリー2025では、サウジアラビア南西部のビーシャからスタートし、東部のシュバイタをゴールとするコースが設定されました。レースは、計12ヵ所のスペシャルステージ(競技区間)と、それらをつなぐリエゾンセクション(移動区間)の累積走行タイムを競う形式です。総走行距離は約7,400kmに及び、車両とタイヤに負荷の掛かる急勾配の長い砂丘ステージもあるなか、本製品の高い悪路走破性が走行をサポートし、TLC参戦車両は2台ともに完走を果たしました。
市販車部門において三浦昂選手/Jean Michel Polato(ジャン・ミッシェル・ポラト)選手の車両が1位、Ronald Basso(ロナルド・バソ)選手/Jean Pierre Galsan(ジャン・ピエール・ギャルサン)選手の車両が2位のワンツーフィニッシュを飾り、TLCは本部門での12連覇を併せて達成しました。
■三浦昂選手のコメント
-史上最も過酷といわれた今大会は、噂に違わぬ難しいレースとなりました。市販車での完走は不可能かもしれないと頭をよぎる瞬間もありましたが、『OPEN COUNTRY』はいつも力強くクルマを前に進めてくれました。このタイヤはパフォーマンスだけでなく、クルマと人の感覚を一体化させてくれる存在で、それがランドクルーザーを信じる力となり、最後まで諦めずにゴールを目指せました。『OPEN COUNTRY』ファンの皆さま、タイヤづくりに関わっていただいた皆さまからの心強い応援に感謝しています。
■角谷裕司氏(TLC監督)のコメント
-今大会も競技の難易度が高く、大会前半は石臼のような大きさの岩や砂の下に鋭い岩が隠れるステージに挑み、後半は幅15kmにも及ぶ壁のようにそびえ立つ世界最大級の砂丘を攻略する必要がありました。こうした過酷な状況を乗り越えることができたのは、クルーたちの冷静なハンドリングと、『OPEN COUNTRY』の力強いサポートがあったからだと思います。その結果、市販車部門でのワンツーフィニッシュと12連覇を達成できました。これもひとえに、チームの総合力と皆さまの応援のおかげです。ありがとうございました。
当社は、過酷な環境下で行なわれるオフロードレースへの参戦経験を、ピックアップトラック/SUV向けタイヤの製品開発にフィードバックして性能を磨いています。また、次世代モビリティ社会の実現に貢献するため、製品・材料の開発や技術の強化、製品・原材料リサイクル技術の構築、環境負荷物質の代替材料開発における研鑽に努めてまいります。
(ご参考)
■OPEN COUNTRY M/T-R(ダカールラリー2025用スペック)
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本製品は、OPEN COUNTRY M/T-Rを、TLCがダカールラリー2025に投入する車両、ランドクルーザー300 GR SPORT(ダカールラリー2025仕様)に適合するようにチューニングし、岩場や砂漠などの荒れた路面における走破性、耐摩耗性、耐久性を向上させています。
また、本製品の重量全体のうち55%にサステナブル素材を使用しています。
従来品と同じくバイオマス※1由来のブタジエンゴムとスチレンブタジエンゴム、もみ殻灰シリカ、植物由来オイル、バイオ由来ポリエステル繊維、再生ビードワイヤーを使用したほか、ダカールラリー2025用スペックでは、廃タイヤから採れる再生カーボンブラックに加えて、新たに熱分解油由来のカーボンブラックを採用しています。
※1:植物等の再生可能な材料を由来とする
以 上
本件に関するお問合わせ先
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
TEL: 072-789-9110
FAX: 072-773-3272
URL:
https://www.toyotires.co.jp/
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