アストンマーティンValkyrie、WECで弾みをつけIMSAでは全戦ポイント獲得の記録を維持
Aston Martin Japan
アストンマーティンValkyrieがスパ・フランコルシャンにてFIA世界耐久選手権(WEC)自己ベストを記録
ロマン・デ・アンジェリスとロス・ガンの10位フィニッシュで、Valkyrie IMSA 3連続ポイントフィニッシュ達成
Valkyrie、初のWEC/IMSAダブルヘッダーを完走率100%で終える
ル・マン24時間レースを前にValkyrieの力強い確かさを示す、9回スタート中の8回完走
Valkyrieは2025年に世界最高峰のスポーツカーシリーズであるIMSAと世界耐久選手権(WEC)の両方で戦う唯一のハイパーカー
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2025年5月12日、スパ・フランコルシャン(ベルギー)/ラグナ・セカ(米国):
驚異の新型ハイパーカー、アストンマーティンValkyrieが5月11日に開催されたスパ・フランコルシャン6時間でFIA世界耐久選手権(WEC)における自己ベストを記録しました。レースでは最終盤までポイント獲得争いに絡みながら、総合13位と14位の成績を残しました。
アストンマーティンTHORチームの3台のValkyrieが初めて大西洋の両岸で同時に戦ったこの週末、一方のラグナ・セカではIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)に出場したValkyrieが10位に入り、3連続目となるポイントフィニッシュでシリーズ全戦ポイント獲得の記録を伸ばしました。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「今週末、Valkyrieは3台とも心強いパフォーマンスを見せてくれました。スパのように高速で難しいサーキットで、WEC出場の2台が6時間を通してリードラップを走り続けることができたのは、マシンのパフォーマンス向上に関して私たちが成し遂げることのできた前進を示しています。WECハイパークラスのライバルたちと比べてValkyrieのペースが上り調子なのは、シーズンの最重要レースであるル・マン24時間レース(6月14日~15日)に向けて好材料だと思います」
「米国では、Valkyrieは好調な走りでポイント獲得圏内に深く食い込んでいましたが、接触後にタイヤの問題が発生するという不運に見舞われてしまいました。にもかかわらず、3連続でのポイント獲得ができ、満足しています。2つのチャンピオンシップを合わせると、Valkyrieは9回のスタートで8回完走しています。まったく新しいハイパーカーとしては好調な記録です。デビューシーズンを通してValkyrieのパフォーマンス向上を積み上げていく中で、この力強い確かさは強力な財産になります」
セーフティカー出動もあった波乱に満ちたスパ6時間レースで、英国人レーサーのトム・ギャンブルとハリー・ティンクネルの#007号車、アレックス・リベラス(スペイン)とマルコ・ソーレンセン(デンマーク)の姉妹車009号車は共にレースを通してトラブルに見舞われることなく、それぞれ13位と14位でフィニッシュしました。007号車は、スプラッシュ&ゴーが必要となってしまった残り4周までは10位に入っていました(終盤のピットストップシーケンス中には4位まで上昇)。
ティンクネルは次のように述べています。「一歩ずつ着実にすべてがよくなってきています。レース終盤には十分なポイント獲得圏内で戦っていましたが、残念ながら給油のためのピットストップが必要になりました。半周だけフルコースイエローがもう一つあれば、というところでしたが、誰にも追い抜きを許さない決意で走りました。今は飛ぶ勢いで、スティントが終わって戻ってきたときの手ごたえはますますよくなっています。カタールからイモラ、そしてここへと、大きく前進してきました。素晴らしいことです」
ラグナ・セカも、ドライバーとマシンの両方の実力が試されるサーキットですが、ここでもアストンマーティンTHORチームのドライバー、ロス・ガン(英国)――ロングビーチIMSA GTD Proクラス優勝経験者――およびIMSA GTDチャンピオンのロマン・デ・アンジェリス(カナダ)が手堅く競争力のある走りで10位に入り、Valkyrieは今回もポイントフィニッシュを果たしました。これは2月のデビュー戦10位、先月のロングビーチ8位に続くものです。昨日のこの結果により、FIAのハイパーカー(LMH)レギュレーションに準拠したハイパーカーとしてのポイントフィニッシュ記録が再び伸びました。
ガンは次のように述べています。「ラグナ・セカでも着実に前進するレースが戦えました。不運なことに、開始後45分に先頭集団との差20秒内を走行中にパンクが発生しました。そこからはフィニッシュまで持っていくことだけに集中することになり、フィニッシュすることができました。全般的に、前進できたことやGTPクラスのミッドフィールドに近づけたという点で良い週末だったと思います。おかげで、学んだことすべてを集め3週間後のデトロイトに向けた組み立てを行うことができます」
アストンマーティン初の「ル・マン・ハイパーカー」(LMH)となるValkyrieは、IMSA最高峰GTPクラスで唯一、公道仕様のハイパーカーをベースにしています。2月のカタール1812kmレースでデビューを果たしたValkyrieは、IMSAに出場する最初のLMHであると同時に、IMSAとFIA世界耐久選手権(WEC)の両方に出場する唯一のLMHでもあります。
アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズとTHORによって量産モデルをベースに開発されたValkyrieの競技バージョンは、レース用に性能アップしたカーボンファイバー製のシャシーに6.5リッターV12エンジンの改良版を搭載しています。エンジンは標準仕様では最高回転数11,000rpm、最大出力は1,000bhpを超えますが、ハイパーカーのレギュレーションに従い、500kW(680bhp)という出力制限を厳密に遵守します。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-8X9cOY3mIT
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
記事提供:Digital PR Platform