AIデータ社、“このロットは収穫遅れで苦情が来た”─そんな履歴をAIで活かす農業経営へ ~ 出荷データ・品質評価・トラブル報告を“意味ベースで見える化”できる環境とは ~
AIデータ株式会社
企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、国産RAG型ナレッジAIプラットフォーム「AI孔明TM on IDX」によって、農業経営の課題の解決を支援いたします。
■農産物の品質トラブルやクレーム対応
それは多くの生産者・農業法人にとって、できれば避けたいが、避けられない課題のひとつです。
「このロットは、色が薄いと言われた」
「収穫が1日遅れただけで、クレームが入った」
「出荷後の追熟温度の違いで、品質評価が大きく変わった」
こうした問題の記録は、帳票やメモ、ファイルやメールのやりとりなど、さまざまな形式で残されてはいるものの、それらを整理・分析し、再発防止や改善に活かせている現場はまだ多くありません。
■「記録はあるのに、使われていない」農業現場の実情
品質トラブルの履歴は、記録されていても、
・バラバラの場所に分散している
・原因や対処の言語化がされていない
・類似ケースを探す術がない
・数値と主観的評価の関連が見えない
という問題から、“活かせるデータ”として機能していないのが実態です。
その結果、同じようなミスや事故が繰り返されたり、担当者の勘に頼る場面が減らなかったりと、組織的な知見としての蓄積が難しい状況にあります。
特に、契約栽培や輸出向けの取引ではクレーム対応が即「信頼の損失」に直結するため、再発防止策の重要性はますます高まっています。
■「AI孔明 on IDX」で、トラブル履歴が“知識”に変わる
こうした課題に対し、今注目を集めているのが、国産RAG型ナレッジAIプラットフォームである「AI孔明 on IDX」です。
このシステムでは、
・出荷ロット別のデータ(収穫日・選果結果・温度管理など)
・品質評価(顧客からのフィードバック・自主検査)
・クレーム報告(PDF・メール文面など)
・生育履歴や施肥計画(ドキュメント・手書きPDF)
・気象データや圃場状況(日報・画像※注1・レポート)
など、形式を問わずあらゆるデータを一元管理し、AIが“意味”を理解して検索・比較・要約できる環境を構築します。
※注1:キャプチャや、写真などの画像はメタデータ検索のみ対応
■自然言語で“品質の原因分析”ができる時代へ
AI孔明では、ユーザーが自然な日本語で以下のように質問するだけで、関連するデータをAIが自動で横断検索・比較し、回答を提示します:
「昨年、収穫遅れによる品質トラブルがあったロットの共通点は?」
「糖度評価が最も高かったロットと最も低かったロットの違いを教えて」
「苦情が入ったロットの直前に何が起きていた?」
「同じ品種でクレームの頻度が高い月は?」
これは、表計算ソフトでは実現が難しい意味ベースでのデータ分析であり、属人的で煩雑だった情報整理業務が一気に効率化されます。
■「RAG型AI」×「データ主権」で、農業経営が変わる
AI孔明 on IDXの特長は、単にAIを活用するだけではなく、
・データを農業者自身が保持(= データ主権の確保)
・他社システムに依存せず、自由に活用できる構造
・AIエンジンのブレンディング可能
・クラウド or 自社サーバー運用の選択制
といった“経営視点での使いやすさ”と“継続性”を両立している点にあります。
品質問題に対する社内ナレッジの蓄積や、農業法人内での共有、次世代への技術継承といった観点からも、トラブルデータを“資産”に変える仕組みとして評価が高まっています。
■トレーサビリティ・輸出対応にも強力な武器に
AI孔明 on IDXに集約された出荷・品質・トラブル関連データは、農業現場だけでなく、
・輸出先バイヤーからの質問への即時回答
・契約栽培での報告書作成の自動化
・トレーサビリティ記録の整備・簡略化
など、対外的な信頼確保や業務負担軽減にも直結します。
実際に導入した農業法人では、
・過去の出荷評価との比較から改善ポイントを発見
・クレーム発生傾向をAIが分類・要約
・施肥変更や気候差異が与える品質影響をAIが分析
といった具体的な成果が生まれています。
■PoC導入で「自社のデータをAIで使える」体験を
現在、AI孔明 on IDXでは農業業界向けにPoC導入支援プログラムを展開中です。
・クレーム報告書や品質チェック表を数本アップロード
・数日後、AIが傾向分析・類似事例抽出・改善提案を提示
・初期費用ゼロで「自社データの活用可能性」を実感
「使えるか分からないから試したい」
「農業にもAIは本当に使えるのか?」
そうした不安や疑問を持つ方にこそ、PoCからのスタートが最適解です。
クレームは、“責められる材料”ではなく“学びの材料”に変えられる。
AIは、過去の履歴を、未来の改善に変えるツールです。
生成AIを味方にする農業経営、今こそその一歩を踏み出すときです。
■お問い合わせ・・資料請求はこちら
https://www.idx.jp/case/farm/AIデータ社では、6月20日に法務におけるAI活用とDX推進をテーマにした「AIエージェント×AI/DXフォーラム June~法務~」を開催いたしますので、ぜひご参加ください。
「AIエージェント×AI/DXフォーラム June ~法務~」概要
1. 日時:2025年6月20日(金)14:00~16:45 (受付開始 13:45)
2. 会場:日経ホール&カンファレンスルーム(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6F)
https://www.nikkei-hall.com/access/ オンラインとハイブリッドで開催
3. 対象者:
経営者、法務・リーガルテック業界のDXやAI活用推進ご担当者様、および情報システム部やDX推進ご担当者様
4. 詳細・お申し込み先:
https://www.idx.jp/aikoumei/june/5. 参加費用:無料
【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月 所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL:
https://www.aidata.co.jp/AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明TM』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。
配信元企業:AIデータ株式会社
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記事提供:DreamNews