アストンマーティンVALKYRIE LM 究極のル・マン・ハイパーカーでサーキット体験
Aston Martin Japan
2025年に唯一WECとIMSAの両方に出場するロードカーベースのハイパーカーを所有できる唯一無二の機会
新型ハイパーカーのValkyrie LMは、個人所有10台のみの超限定生産
LMH仕様と同じ、自然吸気6.5リッターV12エンジンのリーンバーン版を搭載、共通のビークルダイナミクスおよび技術も採用
現在の耐久モータースポーツの最高峰を、アストンマーティンの限られたお客様へ
Valkyrie LMの世界に完全没入できる、オーナー専用に開発、運営されるビスポークのドライバー能力開発プログラム
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2025年6月9日、ゲイドン、ウォリックシャー(英国):
アストンマーティンは本日、耐久モータースポーツの頂点への輝かしい帰還を記念する傑作、新型Valkyrie LMを発表しました。ル・マン24時間レースの総合優勝を狙う唯一のロードカーベースのハイパーカーValkyrieの超限定サーキット走行専用モデルです。
究極のハイパーカーの超限定バージョンであるValkyrie LMは、世界で最も有名なレースのルーツにまでさかのぼるアストンマーティンの競技の歴史において、一つの記念碑となる存在です。ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ブランドであるアストンマーティンがル・マンに初めて出場したのは、初開催から5年目の1928年でした。そして今、2014年以降の5つを含めいくつものクラス優勝を経て、Valkyrieで最上位クラスにウィング・バッジが戻ってきました。1959年にアストンマーティンDBR1でロイ・サルヴァドーリ(英国)とキャロル・シェルビー(米国)が達成して以来の総合優勝を狙います。
Valkyrie LMは、FIAのハイパーカー規則で製造されたマシンとしては初めてFIA世界耐久選手権(WEC)と北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)の両方に出場するValkyrieから生まれました。今週末開催されるル・マン24時間レースでグリッドに並ぶValkyrie同様、LMも驚異的なコスワース製自然吸気6.5リッターV12エンジンのリーンバーン版を搭載し、同じくレギュレーションの出力制限である520kW(697bhp)にチューニングが施されます。
アストンマーティンの最高経営責任者(CEO)であるエイドリアン・ホールマークは、次のように述べています。「どこを取っても、Valkyrieのようなマシンは地球上には存在しません。ル・マン優勝に挑むValkyrieは、唯一のロードカーベースのハイパーカー・クラス車両の心臓部で力強く鼓動する圧巻の6.5リッターV12 エンジンをはじめ、並み居るライバルたちの中で唯一無二の個性を放っています。」
「Valkyrie LMは、世界で最もエクスクルーシブなアストンマーティンのオーナーズクラブの一員となることのできる、極めて魅力的な機会です。実際の耐久レースにこの上なく近い、スポーツカー競技の最高峰で限界に挑む私たちのワークスドライバーでなければ味わうことのできない最高に純粋な体験に没入できます。長年にわたり、アストンマーティンはレーシングカーで培ったパフォーマンスをオーナーの皆様に存分に堪能していただけるように努力してきました。Valkyrie LMほど、現在WECとIMSAで戦うハイパーカーで展開される最先端技術のダイナミックな生の力に近づくことができる機会はいまだかつてありません」
Valkyrie LMは、スポーツカー・レースの最高峰に位置するハイパーカー・クラスにおける精鋭レベルのパフォーマンスに直接匹敵するドライビングを体験できます。WECやIMSAで競うマシンとの違いを最小限に抑えながら、アマチュア・ドライバーにも十分に扱えるようにする点に重点が置かれています。レース・シリーズ固有のバラストやFIAレギュレーション関連のエレクトロニクスなどは装備しない一方で、コックピットのインターフェースはトラック・デーにおける使用を想定したビスポーク仕様になっています。使い勝手の良いオープンループのトルク制御(レースのレギュレーションおよびホモロゲーションのためにあるクローズドループのトルク制御ではなく)、レーシングカーにおける電力供給を管理するためのドライブシャフトセンサーおよびインプットトルクセンサーは、ドライビング最適化のため装備から外されます。V12エンジンは、一般に入手できる燃料を使用できるようにキャリブレーションされます。
後輪駆動のValkyrie LMは、競技版とまったく同じ、セミオートマチックのパドルシフトによるギアチェンジで操作する7速シーケンシャル・トランスミッションが採用されます。レース用サスペンションは、フロントとリアのダブルウィッシュボーン、プッシュロッド式トーションバー・スプリング、調整可能なサイドダンパーとセントラルダンパーの構成です。F1®のタイヤ・サプライヤーであるピレリによるビスポークのパフォーマンス・タイヤを装着します。
コックピットはドライバーの安全、乗り込みやすさ、視認性を考えて最適化され、カーボンファイバー製の専用レースシートにはショルダーサポートと頭部を囲むヘッドレストパッドが装備されます。FIA 8853規格に適合した6点式ハーネスと消火装置も用意され、ステアリングホイールにはドライバー用のディスプレイとシフトライトが組み込まれます。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のように述べています。「Valkyrie LMが、サーキット専用のバリアントとしてお客様に体験していただき、楽しんでいただけるように、変更点は軽微なもののみで、現在WECとIMSAで戦っているマシンとほぼ同じであることを強調したいと思います。現時点でハイパーカーのサーキット走行を最も忠実に体験できるのが、Valkyrie LMです」
Valkyrie LMのオーナーは自分の車両を自由に使用できますが、アストンマーティンではオーナーの運転技術を支援、活用、最大限に引き出して、究極の一流モータースポーツ体験を満喫できる、専用の能力開発プログラムを用意します。個人でサーキット走行に行くときのわずらわしさをなくし、レースに臨む場合と同じエキスパートによるセットアップと準備を提供するこのプログラムでは、ドライバーが自信を培い、世界各地の名だたるサーキットにおける、200mph以上のスピードを想定して設計されたさまざまな高速コーナーでマシンの限界を探ることを支援します。プログラムは「フライ&ドライブ」で提供されるため、プロエンジニアのチームがすべてのマネジメントを行い、オーナーは安全、管理された環境下でマシンの能力を試すことに没頭できます。
本プログラム下のマシンは、アストンマーティンで保管とメンテナンス、Valkyrie LMパフォーマンス・クラブ会場との往復運搬を行います。Valkyrie LMのサーキット走行前には、シミュレーターを使用したドライバーのコーチングも行われます。オーナーは1対1の監督付きで実際の走行を行う前に、アストンマーティンの専任プロ・ドライバー・コーチの指導の下で詳細なトラックウォークや座学セッションでさらに準備を整えることができます。Valkyrie LMのエンジニアリング・チームからも、最高のドライビング体験とするためのデータやオンボード動画の分析が提供されます。
また、専用プログラムにはヘルメット、HANS(Head and Neck Support:頭部・首保護)装備、ドライバー用スーツおよびブーツ、個人に合わせて成形されたイヤーピース、ドライバー用グローブ、防火下着を含む、充実した車両・ドライバーキットも付属します。
このドライバー能力開発プログラムは、ウルトラ・ラグジュアリー・ブランドであるアストンマーティンの長い歴史の中でも、特に際立ったオーナー体験となります。2026年第2四半期に特別納車イベントでValkyrie LMと初めて対面した後、2026年第3四半期と第4四半期にF1®規格のサーキットで完全サポート付きのトラック・デー、アストンマーティンの「UNLEASHED」体験が開催される予定です。プログラム初年度の最後を飾るのは、ゲイドンにあるアストンマーティン本社で12月に開催される、ディナーを含む特別なイブニング・イベントです。毎回、アストンマーティンValkyrie LMオーナー専用の宿泊と運転手付き送迎サービスが利用できます。
2016年の誕生以来、Valkyrieはクラス最高峰に君臨してきました。最初に登場したロードカーのValkyrie Coupeからその後のValkyrie Spiderまで、それぞれのバージョンがドライバーに独自の物語と体験を提供しています。このたびValkyrie LMによって、現在の最高クラスのモータースポーツを限られたお客様に届け、アストンマーティンの耐久レースドライバーの世界を体験していただくことになりました。Valkyrie LMはどのようなバックグラウンドのドライバーにとっても挑戦となり、心躍る体験を届けられるように設計されていますが、歩を進めていくにつれてそれぞれのオーナーの成長に合わせて調整が行われます。
Valkyrie LMは限定10台のみで、完全なマネジメントでその世界に没入できる、2026年第2四半期開始のビスポークのトラック・デー・プログラムまでにデリバリーが行われる予定です。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-00ODBDSHro
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
記事提供:Digital PR Platform