2014年03月17日
モスクワ
(ビジネスワイヤ) -- モスクワ信用銀行:
主な業績
モスクワ信用銀行のIFRS基準による2013年度の純利益は2012年度から53.7%増加し88億8000万ルーブル(2億7830万米ドル) 資産は前年度から47.1%増加して4542億200万ルーブル(138億7760万ドル) 総貸付残高は前年度から54.4%増加して3178億6000万ルーブル(97億1180万ドル) 不良債権比率(90日以上延滞)は2012年度の1.0%から若干上昇して1.3%、貸倒引当金は貸付残高全体の2.8%に増加 当行の営業効率は引き続き好調で、自己資本利益率は20.1%、総資産利益率は2.4% 費用収入比率は2013年度末時点で前年度の41.1%から31.2%に低下 2013年度の自己資本は28.9%増加し、506億5800万ルーブル(15億4780万ドル) バーゼル合意に基づく2013年度の自己資本は59.8%増の719億600万ルーブル(21億9700万ドル)となり、自己資本比率は16.0%、ティア1比率は11.0%最高財務責任者(CFO)のEric de Beauchampは、次のように述べています。「2013年度、モスクワ信用銀行は近年のトレンドを基礎に今年度も非常に優れた業績を達成し、目覚ましい成長を果たすとともに、健全な資産の質とクラス最高の効率性を維持しました。当行の持続的な成長と収益性を支えているのは、市場の深い理解、リスク管理に重点を置いた資産の質の維持、このセクターで最高の部類に入る費用収入比率です。当行の好調な業績が世界的格付機関に認められたことは喜ばしいことで、2013年には2つの格付が引き上げられました。また、当行のロシア市場における地位と独自の戦略により、世界の投資業界から継続的な支援を受けました。」
主な要点 貸借対照表 2013年度(100万ルーブル) 2012年度(100万ルーブル) 変化率(%) 資産 454,202 308,727 47.1 負債 403,544 269,435 49.8 資本 50,658 39 292 28.9 資本(バーゼル) 71,906 44,996 59.8 総貸付残高 317,860 205,933 54.4 不良債権 4,194 1,967 113.2 損益計算書 2013年(100万ルーブル) 2012年(100万ルーブル) 変化率(%) 純金利収入(引当金控除前) 17,380 12,241 42.0 手数料収入 7,205 4,283 68.2 純利益 8,880 5,778 53.7 主な財務比率(%) 2013年 2012年 バーゼル自己資本比率(CAR) 16.0 15.8 90日以上延滞不良債権比率(引当金控除前) 1.3 1.0 不良債権カバレッジ比率 212.6 238.9 貸倒損引当金/貸付総額 2.8 2.3 純貸付金/預金 112.4 106.5 純金利利益率(NIM) 5.2 5.2 費用収入比率(CTI) 31.2 41.1 自己資本利益率(ROAE) 20.1 18.2 総資産利益率(ROAA) 2.4 2.2モスクワ信用銀行の2013年度の報告純利益は、2012年度の58億ルーブルから53.7%増加して89億ルーブルとなりました。自己資本利益率(ROAE)は18.2%から20.1%に上昇し、総資産利益率(ROAA)は2.2%から2.4%に上昇しました。
純金利収入は貸付残高の増加により前年比42.0%増の174億ルーブルとなりました。当行のポートフォリオにおいて利益率の高い個人向け商品が高い割合を占めたことで、金利利益率は5.2%に維持することができました。
手数料収入は2012年度比で68.2%増加し、72億ルーブルとなりました。そのうち32.2%は貸付保険手配手数料(前年度から201.2%の増加)、16.8%は決済業務手数料(42.1%増)、16.4%は現金取扱手数料(17.9%増)、16.0%は保証書および信用状の発行手数料(56.0%増)によるものです。
現金取扱については、モスクワ信用銀行のネットワークとお客さまだけでなく、他の金融機関とそのお客さまにもサービスを提供しています。報告期間末時点でサードパーティーの現金取扱ポイントは2228カ所増えて1万1000カ所に達しました。30件の新たな現金取扱経路が追加され、合計180経路になりました。当行は1000件以上の顧客に現金取扱サービスを提供しており、このうち37件は銀行です。
2013年度の営業利益(引当金控除前)は大幅に増えて245億ルーブルに達しました(53.8%増)。営業費用(他の引当金控除前)はやや増加して77億ルーブルになりました(17.7%増)。営業費用が増えた主な要因は、当行のインフラへの投資、事務所、ATM、決済端末の賃借料の上昇、積極的な成長戦略に沿った増員です。営業業績は大幅に向上し、費用収入比率(CTI)は前年度の41.1%に比べ、堅調に31.2%を達成しました。
総貸付残高は2013年末には54.4%と大幅に増加し、3180億ルーブルに達しました。企業貸付残高は41.5%増の2200億ルーブル、個人貸付残高は94.2%増の978億ルーブルとなりました。2013年の総貸付残高(引当金控除後)は、53.5%増加して3089億ルーブルになり、総資産に占める割合は68.0%となりました。
2013年、貿易および仕組み金融事業の取引高は、主として最近新たに大口顧客を獲得したことから、2012年度から94%増加して612億ルーブル(17億米ドル)となりました。今年度、モスクワ信用銀行は30カ国の当事者が関わる423件以上の取引を円滑に処理しました。モスクワ信用銀行はIFCおよびEBRDの貿易促進プログラムに積極的に参加しており、ECAと幅広く協力してお客さまのために長期融資枠を手配しています。
顧客口座と預金額は前年度から45.4%増加し2749億ルーブルに達しました。そのうち定期預金は41.4%増加して2227億ルーブルになりました。個人顧客の預金残高は25.7%増えて年度末には1345億ルーブルに達しました。2013年度末の純預貸率は、2012年度末の106.5%から若干上昇して112.4%となりました。
資本市場活動
2013年2月、当行は20億ルーブルの5.5年満期劣後債シリーズ12を発行し、その受取金は当行の追加資本に組み入れられました。これは、2012年12月に初めて30億ルーブルの5.5年満期債券を発行して以来、当行で2度目の劣後債発行でした。2013年2月、当行は、当時当行として過去最大規模の5億米ドルのユーロ債を発行しました。これは、クーポン7.7%、満期5年満期の債券です。
2013年5月、当行は5億ドルの劣後ティアIIユーロ債を満期5.5年、クーポン8.7%で発行しました。この取引は、ロシア中央銀行が劣後資本に関するバーゼルIII規制を導入した後にロシアの銀行が発行した最初の劣後ユーロ債です。
2013年10月に、当行は総額100億ルーブルの2件の国内債を発行しました。1件目のBO-06シリーズは額面50億ルーブル、満期5年で発行され、発行後2年間は8.95%の固定クーポンとなっています。2件目のBO-07シリーズは額面50億ルーブル、満期5年で発行され、発行後3年間は9.1%の固定クーポンとなっています。
2013年11月、モスクワ信用銀行は、3億800万米ドルの貿易関連のシンジケートローン融資枠全額を返済しました。融資枠による受取金は、当行の顧客による貿易関連業務への融資に使用しました。
バーゼル合意に基づいた当行の自己資本は2013年度には59.8%増加して719億ルーブルとなり、自己資本比率は前年度の15.8%から16.0%となりました。2013年9月に当行は、額面1ルーブルの登録式普通株式18億株を制限募集方式で追加発行し、資本構造を強化しました。資金調達総額は75億ルーブルを超え、株式は当行の現在の受益者が購入しました。この追加株式発行で当行の株主構造に変化はありません。
モスクワ信用銀行は、ザ・バンカー誌の「2013年世界の銀行ランキングトップ1000」のバーゼル・ティアI自己資本で、世界の大手銀行1000行のうち566位にランクされました(2012年度の724位から上昇)。自己資本利益率では全体で218位に、対象となったロシアの銀行24行(多数外国資本なし)の中で9位にランクされました。総資産利益率では全体で132位(2012年度の145位から上昇)、同グループのロシアの銀行では6位にランクされました。
インフラ開発
2013年末時点で、モスクワおよびモスクワ地域におけるモスクワ信用銀行の支店網は60支店で構成され、キャッシュデスクは24店でした。モスクワ信用銀行の支店網は、ルネッサンス・クレジットにより2013年ロシア銀行部門で最も効率的な銀行に選ばれました。
当行のATMネットワークは2013年度末には710台に増加しました(2012年度末は694台)。今年度末時点で当行の決済端末ネットワークは5200台から構成されています(2012年度は3906台)。
当行は引き続きクレジットカードおよびデビットカードの発行数を増やしており、2013年度にはカード発行枚数は39%増加して119万103枚に達しました(2012年末は85万7700枚)。
格付け
2013年度、フィッチ・レーティングスとスタンダード&プアーズにより当行の世界的格付は引き上げられました。スタンダード&プアーズは当行のシステム上の重要性を再評価して格付けを引き上げ、ロシアでシステム上重要な銀行トップ13行にモスクワ信用銀行を含めました。またムーディーズも2013年度には当行のナショナルスケール格付を引き上げ、当行の世界的な格付を確認しました。
フィッチ・レーティングス - 発行体デフォルト格付(IDR)は「BB」、短期IDRは「B」、存続性格付は「bb」、サポート格付は「5」、国内長期発行体格付は「AA-(rus)」、見通しは「安定的」 ムーディーズ - 長期外貨建て・自国通貨建て預金格付は「B1/NP」、財務健全度格付は「E+」、長期ナショナルスケール信用格付は「A1.ru」、見通しは「安定的」 スタンダード&プアーズ - 長期信用格付けは「BB-」、短期信用格付けは「B」、ロシア・ナショナルスケール格付は「ruAA-」、見通しは「安定的」受賞
2013年、当行は業界専門家によりさまざまなカテゴリーで卓越した業績を評価されました。当行は、大手ロシア銀行情報ポータルのBank.ruにより「2013年年間最優秀銀行」に選ばれました。また、当行の主力商品であるクレジットカードのユナイテッドカードは年間最優秀クレジットカードに選ばれました。また、2013年、当行はロシアの大手格付機関のエキスパートRAが開催した第10回ロシアにおけるリスク管理会議において、資産内容管理部門で賞を獲得しました。
参考情報
モスクワ信用銀行(CBM)は、非公開のロシアの大手ユニバーサルバンクの1つで、モスクワおよびモスクワ地域の法人顧客および個人顧客に銀行商品とサービスを提供しています。CBMの法人銀行業務は主に小売・卸売り業法人顧客に重点を置いているため、CBMは急成長するロシア消費者市場を活用することができます。CBMの急成長する個人向け業務は質の高い個人顧客への消費者ローンを中心に、法人顧客の従業員および顧客への個人向け商品のクロスセールスに特に重点を置いています。
CBMは総合的な銀行サービスを提供しています。これには、貸付け、預金収集、現金取扱、国際決済、貿易融資、保証書などの商品が含まれます。CBMは、トップの現金取扱プラットフォームと決済端末ネットワークを活用し、お客さまならびに多くの個人顧客の場合はその雇用者のキャッシュフローと支払履歴を監視することができ、強力なポートフォリオ業績と資産の質をサポートしています。
2014年1月1日時点のインターファックス100によると、CBMは、総資産額ではロシアの非公開銀行の上位5行に入っています。当行は現在、スタンダード&プアーズで「BB-」、見通しは「安定的」、ムーディーズで「B1」、見通しは「安定的」、フィッチで「BB」、見通しは「安定的」と格付けされています。
CBMは1992年に設立され、1994年にRoman Avdeev氏が買収しました。Avdeev氏は受益株主としてCBMの株の85%を保有しています。欧州復興開発銀行、国際金融公社(IFC)、RBOFホールディング・カンパニーIリミテッド(IFCと同じ企業グループに属するIFCロシア銀行キャピタリゼーション・ファンドが100%所有)がCBMの株式の15%を保有し、5名の独立した非常勤取締役とともにCBMの監査委員会に代表を送っています。
詳細は、http://mkb.ru/en/をご覧ください。
計算方法に関する注記:
NIM、ROE、ROAは四半期ごとの平均IFRSデータに基づいて計算されています。
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