アストンマーティンValkyrieが5位入賞を100戦目のFIA世界耐久選手権にて果たす
Aston Martin Japan

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アストンマーティンValkyrie、富士6時間耐久レースで新記録の5位を達成
アストンマーティンTHORチームのValkyrie、FIA世界耐久選手権の日本ラウンドで高い競争力を見せつける
3度のFIA WEC GTチャンピオンに輝くマルコ・ソーレンセンは予選3位、アレックス・リベラスと共に消耗戦の中で見事な追い上げを見せる
Valkyrieは、IMSAとFIA世界耐久選手権という世界2大スポーツカーシリーズに参戦する唯一のハイパーカー
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2025年9月28日、富士スピードウェイ(日本):
アストンマーティンの注目の最新ハイパーカーValkyrieは、FIA世界耐久選手権(WEC)の記念すべき100戦目で英国のウルトラ・ラグジュアリー・パフォーマンスブランドの実力を見せつけました。デビューシーズンで過去最高の成績、さらに世界トップクラスのスポーツカーシリーズにおける総合最高順位を達成しました。
ワークスチームであるアストンマーティンTHORチーム、そしてドライバーのマルコ・ソーレンセン(デンマーク)とアレックス・リベラス(スペイン)は、富士6時間耐久レースで新記録の5位入賞。日本での週末を通してトップクラスのペースを維持しました。
アストンマーティンは、2012年のシリーズ開始以来、WECの全レースに出場しているマニュファクチャラー3社のうちの1つです。これまで、53回のクラス優勝と11回の世界選手権タイトルを獲得しました。記念すべきシリーズ100戦目で、ハイパーカー・クラスで過去最高の成績を残したのも当然といえるでしょう。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者のアダム・カーターは次のようにいいます。「富士6時間耐久レースで5位という結果は称賛に値する成果です。このクラスがまだ新しいことを考えると、アストンマーティンTHORチーム、Valkyrie、そして2人のドライバーが示した競争力のあるパフォーマンスは、非常に心強いものでした」
「今月初めにサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたローンスター・ル・マン6時間と同様、Valkyrieはレース序盤からトップグループで走行しました。そして富士では、表彰台をねらうに十分な走りを見せました。このような波乱のレースでなかったならば、トップの座を争うことも決して非現実的ではないでしょう。これは、チームにとって大きな成果であり、このクラスで勢いにのっている証拠です」
3回のGT世界チャンピオンであるソーレンセンは、3回のフリープラクティスセッションすべてでトップ5内を維持し、土曜日の有名なハイパーポールセッションでは最速タイムを記録、日曜日の決勝で2列目グリッドを獲得しました。
長いフルコースイエロー(FCY)で6回も中断した混沌としたレースのスタートを切ったのは、デンマーク人ドライバーのソーレンセンです。アストンマーティンValkyrieの009号車は、トップグループを追いかけながら安定して3位を走行していましたが、そこで最初のFCYが出ます。その後、ドライブスルーペナルティによりハイパーカークラスの最後尾まで順位を落としますが、目覚ましい追い上げを見せて挽回しました。
リベラスも、度重なるFCYで、チームの過失ではないにもかかわらずValkyrieの順位を落とすという同様の困難に直面しましたが、このスペイン人ドライバーは、波乱の展開を冷静に乗り切り、4位まで順位を上げるという驚異的なパフォーマンスを見せました。
最終スティントでソーレンセンに交代したとき、彼はコースで最速のドライバーとマシンの組み合わせでした。しかし、最終ピットストップで、他のマシンが2本のみ交換する中、4本の新タイヤを装着したことが響きました。トヨタ7号車やサンパウロ6時間レース優勝のキャデラックを抜き去り6位でフィニッシュするも、惜しくも待望の初表彰台には届きませんでした。その後、ライバルたちのレースペナルティが考慮され、009号車は正式に5位に昇格しました。
アストンマーティンTHORチーム代表のイアン・ジェームズは述べます。「シーズン開幕のカタールを振り返ると、この結果は夢のようです。今回は表彰台を逃し、少し悔しい気持ちはあります。しかし、私たちはどんどん競争力を高めており、これからもプッシュし続けます。世界最高のスポーツカーチームを相手に、素晴らしいパフォーマンスを示せたことを誇りに思います」
この結果により、ソーレンセンとリベラスは、WECのトップクラスで世界選手権ポイントを獲得した初のアストンマーティン・ドライバーとなりました。12位に入り2ポイントを獲得した6月のル・マン24時間レースに続いて2度目のポイント獲得です。
「クレイジーなレースでした」とソーレンセン。「FCYやセーフティカーが何度もでて、波乱万丈。多くの面でマネジメントが難しいレースでした。この状況でできる限りのことをしました。いくつかミスもありましたが、最終的には良いペースで走れました。あのスピードなら表彰台も夢ではないと思っています。トップ争いを展開した今日のペースは、カタールから大きく進化したことをはっきりと示しています。シーズンを通して積み上げてきた努力を続け、バーレーンで再挑戦します」
リベラスがこう続けます。「おかしいかもしれませんが、少し複雑な気持ちです。まず、チームに心からの祝福を贈ります。5位という結果に満足しているわけではありません。しかし、プログラム開始当初の状況を振り返ると、間違いなく大いに期待できる結果です。しかし、今日のレースは何もかもが予測不可能でした。表彰台を狙うためには、ただクリーンな走りをするだけでよかったのですが…」
独自の6.5リッターV12エンジン搭載のValkyrieは、アストンマーティン初の「ル・マン・ハイパーカー」(LMH)です。アストンマーティンのワークスチームであるTHORが駆るValkyrieは、WECの最高峰クラスで唯一、公道仕様のハイパーカーをベースにし、2月のカタール1812kmレースでグローバルデビューを果たしました。加えて、北米で開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも出場、両レースを走る唯一のハイパーカーです。
アストンマーティンとTHORによって市販車のValkyrieをベースに開発されたレースカーは、レース仕様に最適化されたカーボンファイバー製シャシーと、最高回転数11,000rpm、標準仕様で出力1000bhp以上の改良型6.5リッターV12エンジン搭載。ただし、出力制限500kw(680bhp)という厳しいレギュレーションに従っています。
2025年FIA世界耐久選手権の最終戦は、2025年11月8日(土)にバーレーンで開催されます。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-AhSXCMgRCV
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。

記事提供:Digital PR Platform