AI MQL合同会社、MT4・MT5プラットフォーム向け「AI監査インフラ」サービスを正式発表
AI MQL合同会社
GenAI、XAI、不可改竄SREの三位一体により、「恣意性の排除」を法的に保証 プロップファーム市場の透明性を確立し、機関投資家にとって「投資可能」な資産クラスへ
AI MQL合同会社(本社:東京都港区、代表:上村十勝)は本日、外国為替(FX)およびCFD取引の業界標準プラットフォームであるMetaTrader 4 (MT4)およびMetaTrader 5 (MT5)向けに設計された、次世代型AIコンプライアンス・ソリューションの提供を正式に開始したことを発表しました。
本ソリューションは、急成長するプロップトレーディング(プロップファーム)市場において深刻化するコンプライアンス・リスクと、運営の「恣意性」に関する懸念に対処するために開発されました。
近年、CFTC(米商品先物取引委員会)によるMy Forex Funds(MFF)への訴訟 に象徴されるように、プロップファーム運営における透明性の欠如と「恣意的な介入」の疑い が、市場の健全な成長を阻害する最大の要因となっています。トレーダーコミュニティからの信頼失墜は、事業の存続に直結するリスクであり、機関投資家が同市場へ本格的に参入する上での大きな障壁となっています 。
AI MQLのソリューションは、この「信頼の欠如」という根本問題を、以下の3つのコンポーネントを「法的・技術的に不可分」なものとして統合することで解決します 。
高度な矛 (The Spear):
GenAI因果指紋分析 従来のルールベース検知 では不可能だった「隠れCopy Trading」や特定の「EA(自動売買プログラム)」の挙動など、非ルールベースの不正パターンを「GenAI因果指紋分析」(ArXiv:2509.15406に基づく技術)によって検知します 。
法的証跡の盾 (The XAI Shield):
LLM支援による調査ブリーフィング AIが「なぜ」その取引を異常と検知したのか、その根拠を「反事実検証」(例:Lead-Lag分析) の結果と共に、コンプライアンス担当者が理解できる自然言語の「調査ブリーフィング」として生成します 。これにより、AIの「ブラックボックス」問題を解消し、完全な説明責任を果たします。
不可改竄SRE基盤 (The Immutable Base):
契約可能なSLO 上記1(矛)と2(盾)が生成した全ての監査証跡の完全性(Integrity)を法的に保証します。この基盤は、SEC Rule 17a-4(電子記録の原本性)、IETF RFC3161(時点存在証明)、およびSOC 2(アクセス監査)の要件に準拠して設計されており 、AI MQLはこれを「契約可能なSLO(サービスレベル目標)」として提供します。
「MFF事件の教訓は明確です。市場が求めるのは、規制当局への対応だけでなく、トレーダーコミュニティからの信頼です。我々のUVPは、『恣意性の排除は、“技術的証跡(AIMQL)×人間の最終判断(顧客CCO)”の組み合わせによってのみ担保される』 という信念に基づいています。AI MQLは、AIによる自動化ではなく、AIによる『法的な証拠能力』を提供し、コンプライアンス責任者の最終判断を支援します。これにより、プロップファームは自らの運営の公正性を客観的に証明可能となります。」
本ソリューションは、単なる不正検知ツールとは一線を画します。AI MQLは、MT4・MT5エコシステム全体に、米国証券法レベルの監査耐性を持つコンプライアンス・インフラを提供することで、プロップファーム市場を、機関投資家にとって透明で「投資可能(Investable)」な資産クラスへと変革することを目指します。
AI MQL合同会社について AI MQL合同会社は、金融市場におけるコンプライアンス・テクノロジー(RegTech)を専門とするスタートアップです。GenAI、XAI、およびブロックチェーンに着想を得た不可改竄インフラを組み合わせることで、金融機関およびプロップファームに対し、法廷での証拠能力を持つ次世代の監査ソリューションを提供します。
配信元企業:AI MQL合同会社
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記事提供:DreamNews