AI MQL合同会社、プロップトレーディングファームの「信頼の危機」に対応する「コンプライアンス・ファースト MT4-MT5移行サービス」の提供を開始。
AI MQL合同会社
- MFF事件後の業界標準に対応し、技術的証跡による「恣意性の排除」を支援 -
PRESS RELEASE 報道関係者各位
2025年11月4日 AI MQL合同会社
RegTech(規制技術)ソリューションを提供するAI MQL合同会社(本社:東京都港区、代表社:上村十勝)は本日、プロップトレーディング業界が直面する信頼性の課題に対応するため、従来のMetaTrader 4 (MT4) プラットフォームから次世代のMetaTrader 5 (MT5) への移行を、コンプライアンス強化の観点から支援する新サービス「コンプライアンス・ファースト MT4-MT5移行サービス」の提供を開始することを発表します。
https://ai-mql.com/本サービスは、MFF事件(My Forex Funds訴訟)などを通じて顕在化した「恣意的な介入」という市場の懸念に対し、MT5の高度なレポーティング機能と厳格なアーキテクチャを活用することで、ファーム運営の透明性と「技術的証跡」の確保を目指すものです。
開発の背景:プロップトレーディング業界に求められる「透明性」と「技術的証跡」
近年、グローバルなプロップトレーディング市場は急速に拡大する一方で、トレーダーとファーム間の透明性に関する重大な課題に直面しています。特に2024年から2025年にかけてのMy Forex Funds (MFF) に関する一連の訴訟は、規制当局の介入以上に、「恣意的な介入」の疑惑がトレーダーコミュニティからの信頼を根本から揺るがす最大のリスクであること(「痛み」)を露呈しました 。
市場が求めるのは、規制遵守(Compliance)は当然のこと、ファームの運営が「恣意的でない」ことを客観的に証明する「技術的証跡」です 。
しかし、多くのファームが依然として依存しているMT4プラットフォームは、32-bitアーキテクチャというその設計の古さから、現代の厳格なコンプライアンス・レポーティング要求や、大量のデータを高速処理するアルゴリズム取引に完全に対応することが困難な場面が増えています。
新サービスの概要:単なる「移行」ではない、「RegTech」主導のコンプライアンス移行
この市場課題に対し、MT5は64-bitアーキテクチャと、より厳格な規制要件を満たすために設計された「強化されたレポーティング機能」により、透明性の確保に適したプラットフォームとして注目されています。
しかし、MT4で使用されるMQL4言語とMT5のMQL5言語間には互換性がなく、ファームが独自に開発したカスタム・インジケーターやリスク管理用EA(自動売買プログラム)の移行は、専門的な技術と多大なコストを要する「壁」となっていました。
AI MQLが提供する「コンプライアンス・ファースト MT4-MT5移行サービス」は、この「壁」を解消します。AI MQLは、RegTechと金融システム開発の専門知識を駆使し、以下の3つの価値をワンストップで提供します。
MQL4からMQL5への安全なコード移行 既存のEA、インジケーター、スクリプトを、MQL5のオブジェクト指向特性を活かし、MT5のパフォーマンスを最大化する形で安全に書き換えます。
コンプライアンス要件の組み込み 単なるコード移行に留まらず、MT5の高度なレポーティング機能を活用し、「恣意性の排除」を証明するための技術的証跡の基盤を設計・実装します。これは、将来的な監査や規制当局の要請に対応する基盤となります。
パフォーマンスと安定性の最適化 MT5のマルチスレッド性能と64-bitアーキテクチャの恩恵を最大限に引き出し、より高速で安定した取引環境の構築を支援します。
今後の展望:信頼を再構築する「次世代RegTech」パートナーとして
AI MQLは、本移行サービスを、顧客の核心的な課題解決の第一歩(「垂直型MVP」)と位置づけています。我々は、金融市場の透明性を革新するRegTechカンパニーとして、本サービスで構築した信頼関係を基盤に、今後は「GenAI因果指紋分析(矛)」による高度な不正検知や、「法的証跡の盾(XAI/不可改竄SRE)」といった、より高度なコンプライアンス・ソリューションの提供も視野に入れ、プロップトレーディング業界の持続的な信頼回復に貢献してまいります。
AI MQL合同会社について
AI MQL合同会社は、金融市場の透明性と信頼性を革新するRegTech(レグテック)カンパニーです。私たちは、プロップトレーディング、証券、資産運用業界が直面する複雑な規制課題に対し、テクノロジーと法規制の深い知見を融合させたソリューションを提供します。
MFF事件に象徴される「恣意性の排除」という市場の要請に応えるため、当社は「“技術的証跡(AIMQL)” × “人間の最終判断(顧客CCO)” の組み合わせ」こそが未来のコンプライアンスの鍵であると確信しています。AI MQLは、事業者がトレーダーおよび規制当局との間に強固な信頼関係を構築するための、次世代コンプライアンス・パートナーとなることを目指しています。
配信元企業:AI MQL合同会社
プレスリリース詳細へドリームニューストップへ
記事提供:DreamNews