Macのスワップ使用領域とは?目安の数値はあるか?多い時の対処法も解説
Dr.Buho
9月15日(火)、Dr.Buhoの公式記事とスタッフの実機テスト結果を交えて、アクティビティモニタのスワップ使用領域について解説します。
公式ページのリンク先:
https://www.drbuho.com/jp/how-to/swap-used-memory-macアクティビティモニタの「メモリ」タブを開くと、下部に「スワップ使用領域」という項目が数GB、数十GBを超えていたことはありませんか。
この記事では、スワップ使用領域の意味と、メモリプレッシャーとの関係、実際にどのくらいの数値から「多い」と判断すべきか、対処法までを、Dr.Buhoスタッフの実機テスト結果も交えて解説します。
先に結論を言うと
スワップ使用領域は、物理メモリ(ユニファイドメモリ)が足りなくなったときに、macOSがSSDの一部を一時的なメモリ代わりとして使っている容量のことです。スワップ使用領域の目安数値はないですが、判断したい場合、この数値とメモリプレッシャー、実際の体感を合わせて見ることが必要です。
次では、それぞれのセクションを紹介します。
Macのスワップ使用領域とは?
スワップ使用領域とは、使われていない物理メモリ上のデータをSSD上のスワップ領域に一時的に退避させ、必要なときにまたメモリに戻す仕組みです。これにより、メモリ容量を超える作業でも一応動作を続けられます。
メモリプレッシャーとの関係
スワップ使用領域の左側に、色なグラフで表示される項目 - メモリプレッシャーがあります。Appleによると、メモリプレッシャーは、空きメモリ、スワップ率、確保されているメモリ、ファイルキャッシュメモリなどをもとに、現在のメモリが処理に対してどの程度効率的に使われているかを表します。
この2つのものを合わせて見ると、メモリは足りるか基本的に判断できます。
Macのスワップ使用領域は何GBから多い?目安数値は?
Macのスワップ使用領域は何GBから多い?正常な数値は?と言う質問がある時、次のセクションを参考にしてください。
Macのスワップ使用領域を確認方法
Macでアクティビティモニタアプリを開き、メモリをクリックし、画面下部の「スワップ使用領域」を確認してください。なお、ここでは、使用済みメモリ、メモリプレッシャーなどもまとめて確認できます。
Macのスワップ使用領域の目安判断
実は、スワップ使用領域の数値だけで「多い・少ない」を判断するのは危険です。必ずメモリプレッシャー(緑・黄・赤のグラフ)と合わせて見る必要があります。必要があれば、実際の体感も入れて判断してみましょう。
実際の例を挙げると:
・スワップ使用領域が1GBでも、メモリプレッシャーが続けて黄色になっている → メモリに圧力がかかっている
・スワップ使用領域が5GBでも、メモリプレッシャーが緑色のまま → 比較的問題なく動作しているケースがある
・スワップ使用領域が100MB程度でも、メモリプレッシャーが続けて赤色になっている → メモリ圧力が非常に高い状態
さらに、Dr.Buhoスタッフの実機テストでは、16GBや24GBのメモリを搭載したMacで「使用済みメモリが全体の半分以上」になると、スワップ使用領域が1GB程度でもメモリプレッシャーが黄色になりやすい傾向が見られました。Macの動作も遅くなりやすいです。
つまり、数値単体ではなく「スワップ使用領域 + メモリプレッシャーの色 + 実際の体感」で総合的に判断するのが大切です。
MacBookのメモリは16GBなのに、スワップ使用領域を15GB超えても正常か?
結論から言うと、状況によっては正常のケースがあります。
Appleのメモリ仕組みにより、大きなメモリを必要とするアプリやファイルを扱ったときには、物理メモリだけでは足りず、大量のスワップが利用されることがあります。
たとえば、
・Adobeアプリで大きなデザインファイルを開く
・Figmaで大規模なファイルを扱う
・VS Codeで複数の開発環境を動かす
・Chromeで大量のタブを開く
・ChatGPTなど複数のWebアプリを同時に使う
・Dockerや仮想マシンを動かす
などで動作している時、スワップ使用領域が15GBを超えて、メモリプレッシャーは黄色になっていることがよくあります。
この状態に、メモリにギリギリだと判断しにくいです。もしメモリプレッシャーは続けて黄色・赤色になって、アプリの動作も、Macの動作も遅くなったり、マウスが虹色になってくるくるしたりすることがありましたら、正常ではないと判断します。
問題なのは、この状態が長く続き、動作が明らかに重くなっているかどうかです。
スワップ使用領域はMacのSSDに影響を与えるか?
「スワップが多いとSSDの寿命が短くなる」「スワップ領域が多くに使用されたら、SSDへ悪い影響を与える」という言葉がよく聞きますよね。実は、現代のSSDは以前ほど脆弱ではありません。
AppleのMacには、主コントローラーが書き込みを各セルに分散させる(ウェアレベリング)仕組みがあるため、スワップ使用量そのものがすぐに寿命を縮めるわけではありません。
スワップ使用領域の瞬間的なGB数よりも、スワップへの書き込みがどれくらいの頻度・時間で続いているかのほうが重要です。
メモリの作業負荷からSSDへ影響までの流れはこちらの図の通りです。
Macのスワップ使用領域が大きいときの対処法
Macのスワップ使用領域が大きい時に、実際の対処法をテストして、その結果を紹介します。
Macを再起動 - 一時的に改善
再起動直後はスワップ使用領域がほぼ0になります。ただし、同じ作業を続けると、アプリやChromeのタブ(特にChatGPTのウェブ版を複数開いた場合)が増えるにつれて、再び数値が上昇していきます。
再起動は応急処置としては有効ですが、根本解決にはなりません。
バックグラウンドアプリをオフにする(少し改善)
アクティビティモニタで使っていないアプリを強制終了したところ、スワップ使用領域が15.02GBから14.8GBに減少しました。
効果は限定的ですが、すぐにできる対策としては有効です。
不要なアプリを削除する(少し改善)
[Macクリーナー](
https://note.com/drbuho/n/na8e229475382)を利用して、使っていないアプリを8つ削除(合計約11.38GB分)したところ、スワップ使用領域が12.87GBまで減りました。
ストレージの空きが増えることで、間接的にスワップの負担が軽くなるケースもあります。
サブ機を購入する・新しいMacに買い替える(根本的に改善)
スワップが慢性的に高い状態が続く場合、使い方を工夫しても限界があります。そのため、作業を複数台に分散させるか、メモリ容量の大きなMacに買い替えるのが、最も確実な解決策です。
新しいMacを購入するとき、何GBのメモリを選ぶべきか
新しいMacを購入するとき、メモリを何GB選択すべきかと迷っている方も少なくないでしょう。ここで、あるコツがあります。これは、現在のスワップ使用領域とメモリプレッシャーの状態を参考にして、次のMacのメモリ容量を決めることです。
・日常的にスワップが数GB以上発生し、メモリプレッシャーが黄色や赤になることが多い → 今より1段階以上多いメモリを選ぶ
・今スワップが数GB以上発生し、メモリプレッシャーがずっと緑に続けている → 今までのメモリもいい
・Ai時代で将来性を考える → 今より1段階以上多いメモリを選ぶ
以前の記事で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
https://note.com/drbuho/n/nc3302c323d7d「メモリ不足を感じつつも、今のMacをできるだけ長く使いたい」という場合の工夫についても、別の記事でまとめています。
https://note.com/drbuho/n/n38968616fceb配信元企業:Dr.Buho
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記事提供:DreamNews