コマニー含む3社の合同研究「精神障害者が働きやすい執務スペースのあり方」の一部をまとめ、第46回人間情報学会オーラルセッションにて発表し最優秀賞を受賞。各社の強みを活かした研究が評価される
コマニー株式会社
間仕切りで新たな価値を創造する間づくりカンパニーのコマニー株式会社(本社:石川県小松市、代表取締役社長執行役員:塚本健太)は、障害者就業支援を通じて“誰もが自分らしく生きる社会”を目指す株式会社スタートライン(本社:東京 都三鷹市、代表取締役:西村賢治)と、生体情報をウェアラブル技術で可視化するWINフロンティア株式会社(本社: 東京都世田谷区、代表取締役社長兼CEO:板生研一)と共に、 2023年12月14日に開催された「第46回人間情報学会オーラルセッション」にて発表した内容が研究を社会実装する観点にて評価され、最優秀賞を受賞したことをお知らせします。
2018年に改正された障害者雇用促進法により、法定雇用率の算定基礎に精神障害者が追加されたことで、精神障害者の雇用が促進されている一方、1年の雇用定着率は49.3%(※1)と、他の障害者に比べても低い現状があります。また、近年の働く世代において、うつ病などの精神疾患を患う人が増加しており、精神疾患は身近なものになっていますが、うつ病などを含めた精神障害者の働きやすい執務スペースのあり方は明らかになっていません。
そこで、3社は共同で精神障害者が働きやすい執務スペースの あり方に関する研究を2021年9月13日より開始。障害者の就労支援を行う社会福祉法人釧路のぞみ協会自立センター(事務所:北海道釧路市、所長:髙谷さふみ)の協力のもと、コマニー(株)のパーティションを用いた「空間創造」、(株)スタートラインの障害者雇用支援サービスで培った「障害者支援の知見」、 WINフロンティア(株) のウェアラブル技術を活用した「生体情報の可視化」という、それぞれの強みを活かし、精神障害者が働きやすい執務スペースのあり方に関する共同研究を進めています。
第46回人間情報学会オーラルセッションでは、これまでの研究の一部をテーマにして発表。内容において審査員から高い評価を受け、最優秀賞を受賞しました。
第46回人間情報学会オーラルセッション、最優秀賞 受賞テーマ名
生体情報を用いた精神障害者が働きやすい執務空間に関する研究
―その2 開放度合いの異なる5つのソロワークスペースでのストレス比較 ―
コマニーはSDGsが掲げる、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現を目指しており、ユニバーサルデザインの研究にも長年取り組んできました。本研究はその一つとして、精神障害者を含めた様々な人が働きやすい執務スペースの提案と、快適な間づくりに活かしていきます。
※1:2017年発行(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、
調査研究報告書 No.137「障害者の就業状況等に関する調査研究」より引用
<参考資料>
■第46回人間情報学会について
https://www.npowin.org/j/mt/mt91.html■第46回人間情報学会予稿集(本件の内容はシート11~12に掲載)
http://www.ahi-soc.info/pdf/46thAHI_proceedings.pdf■共同研究の概要
名称 :「精神障害者が働きやすい執務スペースのあり方」
参加メンバー :コマニー株式会社、株式会社スタートライン、WINフロンティア株式会社
研究の目的 :障害者の有無に関係なく働ける職場環境実現のために、精神障害者が働き
やすい執務スペースのあり方を明らかにする
活動開始時期 :2021年9月13日より活動開始
■共同研究会社について
・株式会社スタートライン
ABA(応用行動分析)やCBS(文脈的行動科学)、第三世代の認知行動療法に基づいた効果的で専門的な支援で、障害者雇用の新しい「場」づくりから定着支援までワンストップで実現する会社です。
「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」の企業理念のもと、2009年創業以来、障害者雇用支援の領域において障害者の「採用」と「定着」に重きを置き、障害者雇用支援サービスサポート付きサテライトオフィス「INCLU」を運営。障害者雇用に関する総合コンサルティングを軸に、屋内農園型障害者雇用支援サービス「IBUKI」、ロースタリー型障害者雇用支援サービス 「BYSN」、企業/障害当事者向けカスタマイズ研修、在宅雇用支援、障害者採用支援などサービスメニューを拡充しています。一つでも多くの選択肢をつくり、多様な人々の可能性を拡張することで、誰もが自分らしく生きる社会を目指しています。
・WINフロンティア株式会社
WINフロンティアは、東京大学発のNPO法人WIN(ウェアラブル環境情報推進ネット機構)のコア技術をベースに、自社開発した解析アルゴリズムを使用して、心拍変動による生体情報の可視化を行っています。これまでに、企業や大学、自治体の商品やサービスに関して数多くの感情解析の実証実験を行っております。
また近年は、働き方や健康の価値が問われる中、ワークプレイスや空間における集中、クリエイティビティ、ストレスに関する実証実験や健康経営のサポートにも力を入れています。 実証実験においては、最先端の生体情報の知見や心理学の学術研究の視点を盛り込み、ウェアラブル技術を活用した最適な実験をご提供しています。生体情報センシング技術と行動科学のエビデンスに基づき、人々のウェルビーイングを高めることに貢献する企業です。
配信元企業:コマニー株式会社
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記事提供:DreamNews