指定難病の入院患者数を抽出 パーキンソン病、潰瘍性大腸炎などが上位
メディカル・データ・ビジョン株式会社

毎年2月末は希少・難治性疾患への理解促進を目的とした国際的な啓発デー「世界希少・難治性疾患の日(Rare Disease Day:RDD)」。希少・難治性疾患は患者数が限られる一方で、長期療養を要するケースが多く、研究開発や医療提供体制の検討において、実臨床データに基づく患者規模の実態把握が重要です。
日本における指定難病は、原因不明、治療法未確立、希少性および長期療養性を要件として厚生労働大臣が指定する疾病であり、2025年4月時点で348疾病が対象となっています。
そこで、国内最大規模の診療データベースを保有するメディカル・データ・ビジョンは、厚労省の「指定難病病名及び臨床調査個人票一覧表」に基づき指定難病を抽出し、2023年4月以降のデータを用いて入院患者数の年度別推移を分析、指定難病の入院患者数上位10疾患(表1)に加え、入院患者数が多い「神経・筋疾患領域」の上位10疾患(表2)および、「免疫系疾患領域」の上位10疾患(表3)をまとめました。
■指定難病の入院患者数上位10疾患(表1)
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/1987/128649/550_204_2026021813191569953dc3ccba2.jpg
■医師のコメント
順天堂大学医学部神経学講座 順天堂医院パーキンソン病センター長 波田野琢 教授
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脳の難病である「パーキンソン病」は、1817年に英国の医師ジェームズ・パーキンソンが初めて詳細に報告し、知られるようになりました。この病気はタンパク質の異常蓄積であるレビー小体が神経細胞内にできて機能を失い発症します。特にドーパミン神経細胞が脱落することで、手足の震え、動作緩慢、筋肉の強剛、姿勢保持障害(転倒)を引き起こします。
発症年齢は60歳から70歳ごろが多く、50歳未満での発症はまれなため、加齢とともに増える病気といえます。また、認知症と症状が似ていることもあり、診断が難しい側面があります。厄介なのが、パーキンソン病に伴う認知症はレビー小体型認知症に酷似することがあります。
病気への理解不足から、パーキンソン病と診断されると不安になる患者さんが少なくありません。完治する治療法はまだ存在しませんが、治療技術の向上により脳内で不足したドーパミンを補う「レボドパ(L-ドパ)」と呼ぶ薬物療法や脳深部刺激療法、さらにはリハビリテーションにより、たとえ入院したとしても2週間程度の治療を経て、自立した生活に戻れる可能性も出てきています。
■「神経・筋疾患領域」の上位10疾患(表2)
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/1987/128649/550_162_2026021813224469953e94dffc4.jpg
■「免疫系疾患領域」の上位10疾患(表3)
[画像4]https://digitalpr.jp/simg/1987/128649/550_207_2026021813235669953edc844cd.jpg
(表1)、(表2)、(表3)対象期間 : 2023年4月~2025年9月 対象施設数:445
【参考】厚生生労働省「指定難病病名及び臨床調査個人票一覧表」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53881.html
PMDA(独立行政法人 医薬品医療機関総合機構) 新医薬品の承認品目一覧(2023、2024年度)
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0010.html
本件に関するお問合わせ先
メディカル・データ・ビジョン株式会社
広報室:君塚・赤羽・汲田 MAIL:pr@mdv.co.jp



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