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実践女子大学美学美術史学科の学生らが、8月22日に震災の被災地、福島県相馬市でワークショップ。「アートの力でふるさとの良さ再認識を」。AI駆使して、子供たちとAR(拡張現実)アートを楽しむ

実践女子大学

実践女子大学美学美術史学科の学生らが、8月22utf-8



 実践女子大学(学長:難波雅紀)のアート・デザインを学ぶ学生や卒業生が8月22日、福島県相馬市で行われる「こども教室」で、学生らが開発したアートワークショップのオリジナルプログラムを実施します。地元の歴史的文化遺産「中村城」をテーマにした頭にかぶれるオブジェ作品を子供たちと一緒に制作。さらにその成果を最新のAI技術を駆使して3Dデジタルモデルとして生成し、そのデータをAR((拡張現実)のアート作品として、城跡に出現させます。「アートの力で子供たちにふるさとの良さを再認識してほしい」という願いが込められています。




相馬市中央公民館主催。大学がコンテンツ提供。地域の歴史的文化遺産、中村城を制作
 ワークショップは、相馬市中央公民館が主催するこども教室「ふくしまSOSOアートワークショップin相馬」で行われます。同公民館で一部、二部構成で行われ、一部のタイトルは「相馬にあった『お城』を作ろう!」、二部は、「AR(拡張現実)でお城を建てよう!」。公民館が、小学生30人程度を募集。地元の高校生もボランティア参加する予定です。
 このワークショップにコンテンツを提供して協力しているのが、実践女子大学文学部美学美術史学科の下山肇教授と同学科の学生や卒業生約10人です。
 一般的にアートは町の価値を高める手段として、公園や広場などの公共の場に芸術作品を恒久的に設置するパブリックアートをはじめ、昨今では、地域アートイベントとしてアーティストの力を借りて活性化を促すケースは多くあります。今回のプロジェクトでは、あえてプロではない学生らの想像力を使ってデザインしたシンプルな素材や手順でアートを制作するワークショップと、その成果をデジタル技術を駆使して実環境には影響を及ぼさないARの造形物として組み合わせることで、従来型のアートが抱える課題を解決しつつ、アートとデジタル両方に対する敷居を低くし身近なイベントにしているのが特徴です。
 中村城は、戦国時代から江戸時代の相馬氏の居城の一つ。現在、城跡は「馬陵公園」として親しまれています。しかし、城の歴史的背景を知らない市民も少なくなく、ワークショップでその歴史や価値に思いを巡らせ、地域創生の一助とし、アイデンティティーを再確認してもらうのが狙いです。

過去の経験や知識に縛られない発想から、新しい価値を見い出す
 今回のプログラムは、学生らが4月から、中村城をテーマに何ができるかを議論。城をイメージするキーワードを出し合い、紙を折ったり、貼り合わせたりして造形物をいかに分かりやすく、楽しく、美しく制作できるかというワークショップのデザインを進めました。最終的には天守閣の反り返った屋根を重ね合わせたイメージになり、その造形物を頭上に載せる帽子型に。オブジェは、城からイメージされる「堅固さ」とは対照的にゆらゆらと揺れ動く軽やかな作りとなっています。テーマこそ、下山教授が地元の人たちと相談して設定しているものの、創造的プロセスは学生ならではの発想が生かされています。下山教授は「最初に明確な目標を設定するのではなく、まず手を動かし作ってみて、そこに生じた現象に対して、美しさや面白さ、驚きを見い出すアプローチを採用している。今までなかった新しい価値を生み出すためには、過去の経験や知識に縛られない思考が必要だという考えに基づいている」と強調。揺れ動く軽やかな作りは「女子大生の持つ独自の価値観が表れている新しい切り口」と指摘しています。
 ワークショップでは、子供たちがまずこのかぶれるオブジェ作品を制作して、自分の作品を頭に載せ、写真を撮影。ここからスタッフがその場でオブジェ部分の画像データを切り取り、生成AIの技術を活用してデジタル上で3Dモデルを生成し、アプリケーションのインストールが不要なウェブARのアートとしてデータを作成します。その後、実際の城跡へ行って、その場所に作品を重ね合わせます。タブレットやスマートフォンなどの端末で作品を見る体験は、あたかも自分たちが制作した作品が実際に城跡にあるかのような、新たな想像力を掻き立てられるものになるそうです。コンテンツの制作には、東京のウェブAR制作会社に協力してもらっています。

下山教授「人口減少、少子化、衰退。課題抱える地域に、『日常を肯定』する考えを」
 もともと、このプロジェクトは、東日本大震災の被災者に寄り添う活動として、始められました。震災で全村避難となった相馬市に隣接する同県飯館村に対して、当地にあるオオカミを信仰する山津見神社を舞台に、新たな地域コミュニティー創生の一助となるような企画が進められていました。そのプロジェクトの主催者である都内アートマネージメント会社を経営する相馬市の出身者から「被災者のために貢献したい」との相談を受け、下山教授が今回と同様の、「女子大生とともにアートとデジタルの敷居を下げるワークショップ形式」の仕組みをデザイン。学生らはオオカミをテーマにしてオブジェの制作やプログラムを開発し、飯館村で子供たちにアートワークショップを開催しました。今年2月には、相馬市で2回目のアートワークショップが行われ、今回が3回目となります。
 下山教授は「人口減少、少子化、衰退。全国どこでも同じような問題を抱える中で、日常を肯定し、どうプラスに持っていくかということが大切。地域の人たちが、『もうだめだ』というのではなく、アートを通して、『いいところがあるじゃん』とふるさとの価値を再発見することから始まる地域創生を期待したい」と話しています。



▼本件に関する問い合わせ先
実践女子学園
経営企画部広報課
住所:東京都渋谷区東1-1-49
TEL:03-6450-6837


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

実践女子大学美学美術史学科の学生らが、8月22utf-8

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