2025年09月03日
ニューヨーク&ダブリン&東京
(ビジネスワイヤ) -- 住友商事、SMBCアビエーション・キャピタル、アポロが運用するファンド(以下「アポロ」)、およびブルックフィールドは、航空機リースの大手であるエア・リース・コーポレーション(以下「エア・リース」)を買収する最終合意に達したことを発表しました。エア・リースは、スティーブン・F・ウドヴァー・ヘイジー氏とジョン・L・プルーガー氏によって設立され、主に新技術航空機で構成されたポートフォリオを保有しています。取引完了後、エア・リースは新設法人としてSumisho Air Leaseに改称される予定です。アポロとブルックフィールドは、本取引を支援するための資金を提供することに合意しています。
本合意の条件に基づき、エア・リースの普通株主は1株当たり現金65.00ドルを受け取ります。これは株式価値で約74億米ドルに相当し、現金を控除した承継または借り換え予定の負債を含めた企業価値ベースでは約282億米ドルとなります。今回の現金対価は、2025年8月28日のエア・リース株の過去最高終値に対して7%のプレミアム、2025年8月29日で終了する直近30取引期間における出来高加重平均株価に対して14%のプレミアム、同日で終了する過去12か月の取引期間における出来高加重平均株価に対して31%のプレミアムを示しています。
確立された航空機リース会社としてのSumisho Air Leaseの地位と、業界をリードするSMBCアビエーション・キャピタルの能力が相乗し、急速に進化し、ますます複雑化する航空会社のニーズに対応するための事業規模と強固な財務基盤をもたらします。Sumisho Air Leaseは、住友商事およびSMBCアビエーション・キャピタルが航空機リース分野において培ってきた深い専門知識と長年の取り組みから、さらに恩恵を受けることになります。
住友商事の輸送機・建機グループCEOである日下 貴雄は次のように述べました。
「SMBCアビエーション・キャピタル、アポロ、ブルックフィールドとともにこの重要な合意に至ることができ、大変光栄に思います。
「今回の取引を通じて、私たちは規模と収益性をさらに拡大し、Sumisho Air Leaseの新技術航空機を中心とした非常に魅力的なポートフォリオによって、住友商事グループの航空機リース事業を保有・管理機材の両面で世界最大級の事業の一角に位置付けます。
「これにより、当社の業界における地位はいっそう強化され、競争優位性も高まります。Sumisho Air Leaseは、住友商事グループの航空分野における幅広い投資の中核を担う存在となります。Sumisho Air Leaseが株主エコシステムに組み込まれることで、強力かつ新たなシナジーを創出する機会が生まれます。」
SMBCアビエーション・キャピタルのCEOであるピーター・バレット氏は次のように述べました。
「この取引は、当社の事業およびリース業界全体にとって画期的なものです。Sumisho Air Leaseへの投資、同社の航空機発注残の取得、そしてSumisho Air Leaseのポートフォリオの大部分に対する管理受託を担うことで、当社の資本力と強みを活用し、進化し続ける顧客のニーズに応えるとともに、業界の再構築において戦略的にリードすることが可能になります。
「私たちの業界では規模の経済が重要です。業界は急速に進化しており、航空会社や投資家のお客様に必要な製品・サービスを提供できるようにするためには、多様で潤沢な資金プールが求められます。
「エア・リースは、流動性が高く需要の強い新技術航空機を中心とするポートフォリオを備えた、最も高く評価されているリース・プラットフォームの1つとして、 共同投資家にとって魅力的な投資機会となります。」
アポロのパートナーであるジャムシード・エサニ氏は次のように述べました。
「アポロがSMBCアビエーション・キャピタルおよび住友商事と提携することは、企業に対してオーダーメイドで、スケール可能かつ革新的なキャピタル・ソリューションを提供するという当社の基本理念を体現するものです。この重要な業界取引は、アポロの長期保険資本の柔軟性と、ハイグレード・キャピタル・ソリューションに対する当社の創造的なアプローチを際立たせるものです。アポロは、Perseus Aviationの業界専門家を中心に、航空分野への投資において確かな実績を築いてきました。本取引の成功に向けて、アポロのエコシステムの強みを最大限に発揮できることを嬉しく思います。」
ブルックフィールド・クレジットのCEOであるクレイグ・ノーブル氏は次のように述べました。
「この画期的な取引において、SMBCアビエーション・キャピタルおよび住友商事と提携できることを嬉しく思います。本取引は、プライベート資本の需要が高まる環境において、ブルックフィールドがハイブリッドな資本ソリューションを提供できる能力を示すものです。当社のクレジットの専門性、業界知見、大規模な資本に、航空投資のリーダーであり戦略的パートナーのキャッスルレイクの強みを組み合わせることで、本取引は今日の市場における柔軟性と規模の価値を示しています。」
追加取引詳細
本取引に関連して、SMBC、シティおよびゴールドマン・サックス・バンクUSAが121億ドルのコミットメント・ファイナンスを提供しています。
Sumisho Air Leaseは、S&P、フィッチ、クロールから投資適格格付けを取得する見込みです。
エア・リースの取締役会は、本合意を全会一致で承認しました。本取引は、エア・リースの普通株式の株主による承認および所要の規制当局の承認取得など、慣行的なクロージング条件を前提としており、2026年前半に完了する見込みです。また、エア・リースの取締役および一部の経営幹部は、自己の保有する普通株式について本取引に賛成票を行使することに同意しています。
アドバイザー
SMBCアビエーション・キャピタルのファイナンシャル・アドバイザーはシティグループ・グローバル・マーケッツ・リミテッドおよびゴールドマン・サックス・インターナショナル、リーガル・アドバイザーはデービス・ポーク・アンド・ウォードウェル外国法事務弁護士事務所およびマッキャン・フィッツジェラルドが務めています。住友商事のファイナンシャル・アドバイザーはゴールドマン・サックス証券株式会社およびシティグループ証券株式会社、リーガル・アドバイザーはノートン・ローズ・フルブライトが務めています。アポロおよびブルックフィールドのリーガル・アドバイザーはミルバンクLLPが務めています。
編集者への注記
住友商事について
住友商事(TYO:8053)は、64か国・地域に127の拠点を持つ強固なグローバルネットワークを有する総合商社・事業投資会社です。住友商事グループは、連結ベースで約500社、従業員8万人で構成されています。同グループの事業活動は、鉄鋼、自動車、輸送機・建機、都市総合開発、メディア・デジタル、ライフスタイル、資源、化学品ソリューション、エネルギートランスフォーメーション事業の9つの事業グループで展開しています。住友商事は、400年以上にわたり受け継がれてきた住友の事業精神に基づき、「Enriching lives and the world」という企業メッセージのもと、社会により大きな価値を創造していくことに取り組んでいます。住友商事。
SMBCアビエーション・キャピタルについて
SMBCアビエーション・キャピタルは、保有航空機数において世界有数の航空機リース会社であり、株主である三井住友フィナンシャルグループおよび住友商事の強力な支援を受けています。同社は、質の高いグローバルな航空会社の顧客基盤を持ち、ポートフォリオはネット簿価ベースでナローボディ機が87%、新技術航空機が73%を占めます。SMBCアビエーション・キャピタルは強固な資本基盤を有しており、S&PからA-、フィッチからBBB+の格付けをそれぞれ取得しており、同社事業の長期的な強さを反映しています。詳細についてはhttps://www.smbc.aero/をご覧ください。
アポロについて
アポロは、高成長を遂げるグローバルなオルタナティブ資産運用会社です。同社の資産運用事業では、投資適格クレジットからプライベート・エクイティに至るまで、リスクとリターンのあらゆる局面で顧客に超過リターンを提供することを目指しています。同社の完全統合型プラットフォームにわたる投資の専門知識は、30年以上にわたり、顧客の財務リターンのニーズに応えるとともに、成長のための革新的なキャピタル・ソリューションを企業に提供してきました。アポロのリタイアメント・サービス事業である「アテネ」を通じて、私たちは退職後の貯蓄商品群を幅広く提供し、機関向けのソリューション・プロバイダーとして、顧客の財務的な安心の実現を支援することを専門としています。私たちの忍耐強く、創造的で、知見に基づいた投資アプローチは、顧客、投資先企業、従業員、そして当社が影響を与える地域社会を結び付け、機会を拡大し、前向きな成果を達成しています。アポロの運用資産は、2025年6月30日時点で約8,400億ドルに達しています。詳細についてはwww.apollo.comをご覧ください。
ブルックフィールドについて
ブルックフィールド・アセット・マネジメント(NYSE:BAM、TSX:BAM)は、ニューヨークに本社を置く世界有数のオルタナティブ資産運用会社であり、1兆ドルを超える運用資産を有しています。同社は、世界経済の基盤を成す実物資産および必須サービス事業に注力し、顧客資本を長期的に投資します。また、公共・民間年金基金、大学基金・財団、政府系ファンド、金融機関、保険会社、プライベート・ウェルス投資家など、世界中の投資家に幅広いオルタナティブ投資商品を提供しています。私たちは、オーナー兼オペレーターとしてのブルックフィールドの伝統を活かし、景気循環を通じて価値重視の投資を行い、顧客に強固なリターンを提供しています。
ブルックフィールド・クレジットは、2025年8月6日時点で世界全体において約3,320億ドルの資産を運用しており、インフラ、再生可能エネルギー、不動産、資産担保証券、企業向けクレジットなど、幅広いプライベート・クレジット投資戦略に注力しています。リターンのプロファイルは、投資適格、投資不適格、オポチュニスティックにわたります。この事業は、数十年にわたり構築してきたブルックフィールドの大規模な直接投資プラットフォームと、オークツリー・キャピタル・マネジメント、キャッスルレイク、LCMパートナーズ、17キャピタル、プライマリー・ウェーブ・ミュージックといった戦略的パートナーとの連携により構成されています。世界最大級かつ最も経験豊富なクレジット運用会社の1つとして、ブルックフィールド・クレジットは借り手に対して柔軟かつ専門性の高いキャピタル・ソリューションを提供し、顧客への魅力的なリスク調整後リターンの実現を目指しています。詳細は、当社ウェブサイト(www.bam.brookfield.com)をご覧ください。
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