2024年11月29日
与党過半数割れの中、予算委員会など本格論戦が行われる臨時国会が28日、召集された。会期は12月21日まで。29日に石破総理の所信表明演説が行われ、12月2日~4日に衆参両院での代表質問。本格論戦となる予算委員会は5日に衆院で、6日に参院で首相と全閣僚出席のもとで開かれる。
林芳正官房長官は28日の記者会見で、少数与党の中での国会に「政府の取組みを丁寧に説明し、国会審議に誠実に対応していきたい」と語った。補正予算については「経済対策に盛り込まれた施策を国民に届け、賃金・所得を増やしていけるよう速やかに補正予算案を編成の上、国会で審議を賜り、早期の成立を目指していきたい」と述べた。
臨時国会では補正予算案の審議のほか政治改革で政策活動費廃止、旧文通費用の使途公開、第三者機関設置などに加え、企業団体献金の禁止、政治資金世襲禁止など政治とカネを巡る問題でどこまで実効ある中身にできるかが問われている。加えて、「裏金議員」の政倫審未出席議員による出席とその場での説明についても、どこまで真相を明らかにできるか注目される。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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