2025年02月09日
石破茂総理は6日、森友学園問題に関する財務省決裁文書改ざんを巡る政府の「関連文書不開示決定」を取り消した大阪高裁判決に対し、上告を断念した理由について「(近畿財務局職員だった)赤木俊夫さんが本当に強い使命感、責任感を持って、仕事に当たってこられたということはいろんな方からも聞いている。そういう方が自ら命を絶たれたということは本当に重く受け止めなければいけない」と語った。
そのうえで「赤木さんのお気持ち、御遺族のお気持ちを考えたときに、この判決は真摯に受け止めるべきと考え、上告しないという決断をした」と石破総理らしい受け止めを示した。
石破総理は「判決は(法論理でも)非常に精緻なものであったと考えている」との受け止めも語り「今後どうなるかは、法に基づいて、きちんと国民の皆様方に説明責任を果たすという観点から、誠実に、真摯に取り組んでまいりたい」と述べた。
赤木氏の遺書には「本省の指示で文書を書き換えさせられた」との記述もあったという。妻の雅子さんが改ざん経緯を知り、夫の自害の真相を知りたいと改ざんに関連する行政文書の開示を求めて提訴。大阪地裁はこれを棄却したため、国の決定取り消しを求めて控訴。大阪高裁は今年1月30日に一審判決を覆し、不開示決定を取り消した。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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