2025年03月06日
高校授業料無償化などを盛り込んだ来年度の政府予算修正案(一般会計約115兆2000億円)が4日、自民・公明の与党と日本維新の会による賛成多数で衆議院を通過した。論戦舞台は参議院に移った。
政府の新年度当初予算案が修正されて衆院を通過するのは1996年以来、29年ぶり。石破茂総理は「極めて異例の形になった」と記者団に答えた。そのうえで「異例の形になったが、審議時間も非常に長かった。議論も非常に丁寧だったと思っている」と述べた。
そのうえで「いろいろな野党の皆様のご主張も取り入れ、今日に至った。時間も、中身も熟議の国会に相応しいものになった。ここに至るまでには現場の理事、委員のみなさん、采配を振られた安住淳衆院予算委員会委員長、大勢の現場の方々にお世話になりました。与野党多くのみなさまのご尽力で今日の形になったと思っています」と振り返った。
石破総理は「これから先、今回の教訓を生かしていきながら、より熟議の国会、国民のみなさまに納得していただける内容となるように、参議院の審議でも政府として謙虚に、真摯に取り組んでいきたい」と少数与党での国会審議に臨む姿勢を強調した。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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