2025年08月07日
広島への原爆投下から80年を迎えた6日、広島市内の平和公園で「平和祈念式典」が催された。湯崎英彦広島県知事はあいさつで「核抑止を声高に叫ぶ人達がある」と抑止力に核兵器を取り上げる人があるが「歴史が証明するように、力の均衡による抑止は繰り返し破られてきた」と軍拡に走る傾向に警鐘を鳴らした。
また湯崎知事は「自信過剰な指導者の出現、突出したエゴ、高揚した民衆の圧力。あるいは誤解や錯誤により抑止は破られてきた」と歴史を踏まえて述べ「我が国も、力の均衡では圧倒的に不利と知りながらも、自ら太平洋戦争の端緒を切ったように、人間は必ずしも抑止論、特に核抑止論が前提とする合理的判断が常に働くとは限らないことを、身を以って示している」とした。
湯崎知事はさきの太平洋戦争の端緒を切ったのが『日本』であることを平和祈念式典あいさつの「抑止論」の中で明言した。
そのうえで「抑止力とは武力の均衡のみをさすものではなく、ソフトパワーや外交を含む広い概念であるはず。核のない新たな安全保障のあり方を構築するために頭脳と資源を集中することこそ、今我々が力を入れるべきこと」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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