「無視する夫婦」6割超──最長“半年以上“も沈黙?無視の本音は“怒り“より“悲しみ“だった
株式会社リンクス
マッチングアプリ「既婚者クラブ」を運営する株式会社リンクス(東京都港区)は、全国の既婚男女3,000人を中心に「夫婦喧嘩に関する意識調査」を実施。
これまでの調査では喧嘩の原因や地雷ポイント、喧嘩しない夫婦の実態などを明らかにしてきました。
第4報では、夫婦喧嘩後に「相手を無視したことがあるか」「なぜ無視したのか」「最長どれくらい続けたのか」に注目。
沈黙の裏に隠された感情と、夫婦の距離のリアルを掘り下げました。
■ 無視経験者は64.57%──「無視されたことがない」はもはや少数派?
3,000人中1,937人(64.57%)が「相手を無視したことがある」と回答。
女性は66.79%、男性は61.98%と、わずかに女性のほうが“無視に踏み切る“傾向が強いことがわかりました。
年代別では、年齢が上がるほど無視経験者が増加。50代では約7割が無視経験ありと回答しており、年を重ねるごとに“口を閉ざす喧嘩“が増えている実態が見えてきました。
■ 無視の最長期間は「1日以内」が最多──ただし「半年以上」の強者も
無視経験者に、「最長でどれくらい無視したか」を聞いたところ、
・1位:「1日」835人(43.11%)
・2位:「2~3日」564人(29.12%)
3・位:「1週間程度」308人(15.9%)
一方で、「1か月以上」「半年以上」無視を続けた」という回答も複数あり、特に40代・50代で長期無視の傾向が強くなりました。
“沈黙の時間“が、そのまま“夫婦の距離“を表しているようです。
■ なぜ無視するのか?1位は「これ以上言い争いたくない」──その裏にある“言えない悔しさ”

無視をした理由の1位は、「これ以上言い争いたくないから」(38.93%)。
次いで「クールダウンのため」「相手に自分の気持ちを分かってほしい」「相手に非を認めさせたい」が続きました。
男女別では…
・男性:冷静になるため・話を避けるための“沈黙”
・女性:分かってもらえない悲しみや、悔しさを含んだ“沈黙”
女性は「相手に折れてほしい」「自分から話しかけるのは腹が立つ」など、“感情をぶつけずに距離を置く“という複雑な感情が見え隠れしています。
■ “沈黙の理由“は年齢でも変わる──若年層は「伝えたい」、中高年は「疲れた」
年代別では、
・20~30代は「自分の気持ちを分かってほしい」
・40~50代は「言い争いを避けたい」「顔も見たくない」が最多
若年層はまだ“言いたいことがある“状態。
一方で中高年層は、“話しても通じない・疲れた“という、感情のあきらめと閉塞感が強まっていることが読み取れます。
■ まとめ:「無視」は攻撃ではなく“自己防衛“──けれど、長期化すれば“家庭内冷戦“へ
調査の結果、夫婦の6割以上が喧嘩後に「相手を無視した経験あり」と回答。
その背景には、「もう争いたくない」「わかってもらえない悲しさ」「自分が傷つきたくない」など、一歩引くための“静かな自己防衛“が見えてきました。
しかし一方で、「1か月以上」「半年以上」も無視が続いたケースもあり、“無視“はただの沈黙ではなく、長期化すれば関係崩壊の予兆にもなりうると言えるでしょう。
【次回予告】「仲直りはどうしてる?」──夫婦が“歩み寄る瞬間“を徹底調査!
第5報では、夫婦喧嘩のあとの「仲直り方法」に迫ります。
「誰が折れる?」「きっかけは?」「最長どれだけ仲直りしなかった?」──
冷えた関係をどう再接続しているのか、そのリアルに迫ります。
【調査概要】
調査期間:2025年2月18日
対象者:全国の既婚男女3000人(男性:1,386人・女性:1,614人)
年代内訳:20代118人/30代573人/40代1,087人/50代1,222人
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
引用元データ:
https://kikonclub.com/questionnaires/20
配信元企業:株式会社リンクス
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記事提供:DreamNews