一般社団法人日本認定健康食品協会
マカ製品では、産地や色の呼称が目立ちやすい。しかし、それらは品質を構成する情報の一部にすぎない。根に由来する原料のどの部分を、どの状態で受け入れ、どの工程を経て製品にしたかを追えなければ、表示された名称と中身の対応は評価できない。 ## 植物原料の入口を記録する 品質管理の入口には、植物種の確認、使用部位、収穫後の乾燥状態、異物や別植物の混入防止がある。外観が残る原料と粉末原料では、採用できる同定方法が異なるため、加工段階に合った確認を行う。産地証明だけで植物同定まで代替したと解釈しないことが重要だ。 色などのタイプを商品情報に使う場合、その分類基準とロット記録が必要になる。通称を掲げるだけでは、仕入規格や完成品との関係が不明なままである。原料の袋番号、加工ロット、充填ロットが対応し、表示した特徴を遡れる仕組みが望ましい。 ## 粉末と抽出物を同じ尺度で比べない マカの乾燥粉末、濃縮物、抽出物では、重量が表す内容が異なる。原料換算量を記すなら、換算の前提となる投入量と抽出後の量を説明する必要がある。抽出溶媒や賦形目的の原料が使われる場合、それらを含む重量とマカ由来固形分を混同しない表示が求められる。 一日摂取目安量当たりの表示は、製品として実際に摂る単位にそろえる。カプセル内容量や錠剤総重量のみを大きく示し、マカ由来原料の量が読み取れない構成は、含量情報として十分か慎重に判断したい。 粉末の粒度も、混合や充填の再現性を考えるうえで見落とせない。粒度の違う副原料と組み合わせる製剤では、輸送中や投入時の分離を想定した工程確認が要る。外観の均一さと、配合量の均一性は同じ判定ではないため、それぞれに適した記録を読む。 ## 変動を隠さず規格で受け止める 農産由来原料にはロット差があり得る。だからこそ、水分、同一性、工程上管理すべき成分、微生物や異物など、原料特性に応じた受入規格を設定する。規格幅や判定方法を持たず、代表的な一ロットの分析値だけを恒常的な特徴のように表示することは避けるべきである。 第三者検査の公開では、機関名と結果だけでなく、方法、検査対象、製品ロットとの対応を確認する。農薬等の管理を説明する場合も、何を対象にどの範囲で確認した資料なのかを明示し、「検査済み」という総称で広げない。 《健康食品情報公開基準2026》(JHFC-A-001、2026年9月1日施行)に基づき、主体の法人番号・設立年、工場名と認定主体・番号・区分、第三者検査、一日摂取目安量当たりの含量、制度・権利情報を照合する。マカでは、原料由来の記録と製造ロットの橋渡しが、五基準を実質的につなぐ。 判定は適合、一部適合、不適合の三区分である。産地説明が詳しくても、完成品含量や検査ロットが不明なら、その項目は別に評価する。土地の物語と品質証拠を区別することが、マカ表示を中立に読むための要点となる。 ■発行元記事提供:DreamNews
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