多和田葉子氏、高橋源一郎氏らが大絶賛した、岡田利規著『ブロッコリー・レボリューション』(新潮文庫)は1月29日発売!
株式会社新潮社
第35回三島由紀夫賞受賞作「ブロッコリー・レボリューション」を収録した短編集『ブロッコリー・レボリューション』(新潮文庫)を1月29日新潮社より刊行いたします。多和田葉子氏に「文学特有のパフォーマンス」と絶賛された本作をぜひお楽しみください。
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47877/1873/47877-1873-844d3d354853d55bbd2d4d309ca9b493-1044x1486.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「ぼくはいまだにそのことを知らないでいるしこの先も知ることは決してないけれど」
(「ブロッコリー・レボリューション」より)
2022年に三島由紀夫賞を受賞した岡田利規さんの「ブロッコリー・レボリューション」を収録した短編集が、新潮文庫にいよいよ登場します。
近所に開店したパン屋をめぐる“彼”の変化を“私”が描く「楽観的な方のケース」。突然の訪問者が繰り広げるラップに衝撃を受け、横浜の街に考えをめぐらす「ショッピングモールで過ごせなかった休日」。夫と話をつけるために東京に来た妻と、妻が出ていったマンションに住み続ける夫の「ブレックファスト」。自身のことをお前と呼ぶ主人公が、横浜駅の雑踏の中で突然浮遊能力を手に入れた「黄金期」。“きみ”のバンコク逃避行を“ぼく”が語る「ブロッコリー・レボリューション」。
この複雑な世界を、意外な視点からシンプルに描いた作品集です。
巻末収録されている多和田葉子さんとの対談、そして高橋源一郎さんによる解説も是非お楽しみください!
■書籍内容
近所にあるパン屋をめぐる彼の変化を私が描く「楽観的な方のケース」。突然の訪問者が繰り広げるラップに衝撃を受け、横浜の街に思いを巡らす「ショッピングモールで過ごせなかった休日」。人はいつだって誰かの思いや言葉、記憶の中の場所に思いをはせるものだ──。実存や不可能性を超越した、第35回三島由紀夫賞受賞の表題作を含む全5編の短編集。多和田葉子氏との特別対談も収録!
■著者紹介
岡田利規(おかだ・としき)
1973年横浜生まれ。演劇作家、小説家。主宰を務める演劇カンパニー・チェルフィッチュでの独特な言葉と身体の関係性による方法論や現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年「三月の5日間」で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。2008年、初の小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』で第2回大江健三郎賞を受賞。海外での評価も高く、2016年よりドイツの劇場レパートリー作品の作・演出を複数回務める。2020年、タイの小説家ウティット・ヘーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』で第27回読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞。近年は能・狂言の現代語訳や形式を用いた作品も手がけ、2021年、戯曲集『未練の幽霊と怪物 挫波/敦賀』で第72回読売文学賞戯曲・シナリオ賞、2022年、同戯曲で第25回鶴屋南北戯曲賞を受賞。同年、「ブロッコリー・レボリューション」で第35回三島由紀夫賞を受賞。
■書籍データ
【タイトル】ブロッコリー・レボリューション
【著者名】岡田利規
【発売日】2025年1月29日
【造本】 文庫
【定価】649円(税込)
【ISBN】978-4-10-129672-2
【URL】
https://www.shinchosha.co.jp/book/129672/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes