音声バイオマーカー技術に強みのPST株式会社と資本業務提携を締結
ロート製薬株式会社
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~声から心身の健康を解析、健康増進や早期での疾病症状の気づきへ~
ロート製薬株式会社(本社:大阪市、社長:杉本雅史)は、音声バイオマーカー技術に強みを持つPST株式会社(本社:横浜市中区、代表取締役:大塚寛 以下PST社)へ2月13日付けで出資契約を締結したことをお知らせいたします。
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■業務提携の背景・目的
当社の存在意義(パーパス)は、世界の人々に商品やサービスを通じて「健康」をお届けすることによって、当社を取り巻くすべての個人や社会をウェルビーイングに導き、世の中を元気にすることです。事業のコアバリューである健康を軸に、社会課題やお客様の変化を背景に、新たな領域へも挑戦を続けてまいりました。
音声には人々の身体や心理の状態を反映する豊富な情報が含まれています。PST社はこの貴重な情報の解析に取り組み、多くの知的財産を創出・特許取得しながら、「音声バイオマーカー技術」を開発しました。当該技術を活用し、人々が健やかに日々の生活を過ごせるよう、心身の健康状態を簡易的に捉える技術として、まずは社会課題であるメンタルヘルス領域を中心に製品・サービスを様々な形で展開しています。
現代社会では、ストレスや心の不調を自覚しにくい環境にあり、うつ病等の予兆・早期発見および対策が喫緊の課題となっています。さらに、新型コロナウイルス感染症の流行以降、メンタルヘルスへの関心が高まっており、効果的かつ継続的な心の健康管理が重要と考えられています。
こうした背景から、心身の健康状態を知り、早期での適切な対処をサポートすべく、PST社への出資を行いました。ウェルビーイングな社会の実現を目指して、現代社会の重要課題に取り組むとともに、既存事業と連携した革新的な健康ソリューションの開発を目指します。
■PST社の音声バイオマーカー技術の特長
同社が開発した「音声バイオマーカー技術」は、言葉になる前の非言語情報を解析することで、従来の方法では捉えにくかった微細な心身の健康状態や感情の変化を検出することができます。また、多くの知見やデータの集積等によって日々深化を続けるとともに、エビデンスならびに知財も蓄積されてきています。本技術の最大の利点は、非侵襲的かつ簡便に心身の健康状態や変調を客観的にチェックできる点であり、日常会話から心身の状態を把握できるため、ユーザーに負担をかけることなく継続的なモニタリングが可能になります。これにより、心身の変調を早期に発見するとともに、より効果的な健康管理が可能になり、データに基づいた個別化された健康ソリューションの提供が実現します。さらに、上述の通り非言語情報の解析であることから、グローバルに展開していくことも可能です。
■今後の見通し
本件が2025年3月期の連結業績に与える影響につきましては軽微であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせします。
■PST株式会社について
会社名 PST株式会社
所在地 横浜市中区山下町2番地 産業貿易センター905
代表者 大塚 寛
事業内容 音声病態分析技術に基づく音声バイオマーカー(Vocal Biomarker)技術の研究開発、ヘルスケア領域向け音声解析プラットフォーム「VOISLOG(R)︎(※)」の研究開発および販売、メディカル領域向け音声バイオマーカー技術を用いたプログラム医療機器(Software as a Medical Device, SaMD)承認を前提とした研究開発および販売(関連会社:PSTメディカル株式会社)、訪問看護事業(関連会社:UIX株式会社)、リカバリーソリューション関連製品の研究開発および販売等
※ VOISLOGはPST株式会社の登録商標です。
ホームページ
https://www.medical-pst.com/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes