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微細藻類を用いた100%バイオPET樹脂開発に世界で初めて成功

ちとせグループ

微細藻類を用いた100%バイオPET樹脂開発に世界で初め

― 2025年大阪・関西万博、日本館にて展示 ―


バイオエコノミーを推進する産業横断型プロジェクト「MATSURI」を運営するちとせグループ(本社:シンガポール、CEO:藤田朋宏)は、微細藻類由来の炭化水素を主原料の一つに用いた、100%バイオ由来原料によるPET※2樹脂(以下、藻類由来PET樹脂)の開発に世界で初めて※1成功しました。これにより、化石資源に依存しない持続可能な方法でPET樹脂を生産する道がまた一つ開かれました。
※1 2025年6月3日現在。当社調べ
※2 ポリエチレンテレフタレート

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/45/34251-45-0c37279c536fe292fe90a398944e1053-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ペットボトル成形前段のプリフォームと藻類由来PET樹脂ペレット

微細藻類を大規模に培養し、そこからPET樹脂を生産する取り組みは、世界にも前例のない画期的な挑戦です。完成した藻類由来PET樹脂は、2025年大阪・関西万博の日本政府館ファクトリーエリア「『藻』のもの by MATSURI」にて展示公開されています。なお、ちとせグループが関わる日本館に関するより詳しい情報は、万博特設サイトにてご覧いただけます。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/45/34251-45-880acde57a12aa5be80d849ba4fa5f36-1694x340.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


https://chitose-bio.com/jp/expo2025/
PET樹脂バイオ化の課題を克服する、MATSURIの革新的技術
ペットボトルの原料であるPET樹脂は、「エチレングリコール」と「テレフタル酸」を重合して製造されます。このうちエチレングリコールについてはバイオ化が実現されていますが、テレフタル酸の粗原料であるパラキシレンは、生物が体内で直接合成しにくい性質を持つため、生物由来の資源から直接製造する事は現在でも非常に困難です。そのため、生物が生産可能な化合物を出発点として、そこから化学変換を経てバイオパラキシレンを生成する方法が試みられてきました。現在主流となっている、植物由来の糖から作られるアルコールを出発点とする方法は、可食原料を用いる点や化学変換工程の多さが課題とされています。

この度、ちとせグループは、CO2と太陽光のみで生産した微細藻類から得られる炭化水素「ボツリオコッセン」を原料に、より少ない化学変換工程でバイオパラキシレンを得る技術を確立しました。この技術では、ボツリオコッセンを特殊な触媒で熱分解することで、効率的にバイオパラキシレンを得ます。さらに、PET樹脂を作るために十分な量のバイオパラキシレンを確保するには、原料となる炭化水素を生産する微細藻類のバイオマスが大量に必要ですが、ちとせグループは長年磨き上げてきた屋外大量培養技術によって、これを実現しています。微細藻類の炭化水素からバイオパラキシレンを得る技術、そしてその原料となる炭化水素を生産する微細藻類の屋外大量培養技術。この両者が揃ったことで、今回の成果に繋がりました。
使えば使うほどCO2が減るPET樹脂へ
今回の技術革新により、持続可能な方法で化石資源に頼らず、PET樹脂製品を供給する道がまた一つ開かれました。無尽蔵に降り注ぐ太陽光と微細藻類の光合成の力を活用し、資源枯渇の不安から解放されうるこの取り組みは、未来の世代が安心して豊かに暮らせる社会を築くための重要な一歩です。今回完成した藻類由来PET樹脂は、まずはペットボトルとして成形されますが、将来的には化粧品容器や衣料品など、あらゆる分野への応用を目指します。ちとせグループは、微細藻類の生産技術をさらに改良し「使えば使うほどCO2が減るPET樹脂」の実現を目指して、持続可能な社会の構築に貢献します。
<MATSURIプロジェクト>
https://matsuri.chitose-bio.com/
MATSURIは、2021年に藻類産業の構築を目指してスタートした、ちとせグループ主導の産官学連携プロジェクトです。2025年、MATSURIは藻類の枠を超え、“バイオエコノミーを推進する産業横断型プロジェクト”へと進化しました。バイオを基点とする社会の実現に向け、AIを活用したバイオものづくり、資源循環、持続可能な農業など、私たちの挑戦はますます広がっています。その名の通り、人類史に残るお祭りとして、共に未来をつくる仲間を募集中です。業種・規模を問わず、ぜひご参加ください。お問い合わせはこちらから。

<ちとせグループ概要>
https://chitose-bio.com/jp/
ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群です。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開しています。

◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要
・設立:2011年10月
・本社:シンガポール
・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.

◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要
・設立:2002年11月
・本社:神奈川県川崎市
・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/34251/45/34251-45-7125446f443f583d8c96fa6074060960-1500x1665.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


<関連情報>
[プレスリリース] 「『藻』のもの by MATSURI」展示品一挙公開! 2025年大阪・関西万博日本館ファクトリーエリアにて 藻類を活用した循環型ものづくりを実現
[ニュース] 世界初の試み:微細藻類から100%バイオPET樹脂へ 新プロジェクト「PET-MATSURI」発足のお知らせ

プレスリリース提供:PR TIMES

微細藻類を用いた100%バイオPET樹脂開発に世界で初め微細藻類を用いた100%バイオPET樹脂開発に世界で初め

記事提供:PRTimes

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