株式会社FOVE、国立長寿医療研究センター主導「認知症早期発見・早期介入実証プロジェクト研究(J-DEPP)」に『認知機能セルフチェッカー』が採用され、優れたスクリーニング能力を示しました
株式会社FOVE

株式会社FOVE(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:唐木 信太郎)は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが主導する「認知症政策研究事業 共生に向けた認知症早期発見・早期介入実証プロジェクト研究(J-DEPP)」において、認知機能スクリーニング検査の標準化に向けた検査ツール検討に当社が提供する『認知機能セルフチェッカー』サービスが採用され、同プロジェクトを通じて当社サービスが優れた認知機能スクリーニング能力を示したことを報告いたします。
本研究は、認知症予防に不可欠な早期発見・早期介入の標準的なモデル確立を目指し、大規模な実証プロジェクトとして全国40自治体で実施されました。当社『認知機能セルフチェッカー』は、宮城および鹿児島の2フィールドにおいて認知機能スクリーニングの検査ツールの一つとして運用され、およそ800名近い参加者に当社サービスをご利用いただきました。
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https://www.atpress.ne.jp/releases/437903/LL_img_437903_1.png
『認知機能セルフチェッカー』がJ-DEPPにて採用
■『認知機能セルフチェッカー』の検査ツールとしての注目ポイント(総括研究報告書に基づく)
1) 認知症疑いの検出における高い判別精度
既存の対面式検査であるMMSE-J(23点以下を認知症疑い)を基準とした場合、当社サービスの総合得点はAUC 0.846を示しました。これは、他スクリーニング検査と比較しても高い精度を示しており、従来の神経心理学検査として全国で広く利用される「MoCA-J(0.906)」に次ぐ高い精度を示しました。
2) 軽度認知障害(MCI)疑いの検出における高い判別精度
Web版NCGG-FATの複数領域における認知機能低下を基準とした場合、当社サービスの総合得点はAUC 0.817と高い数値を示しました 。これは、他スクリーニング検査と比較して高い精度を示しています 。
3) 短時間で効率的な検査実施
当社サービスは約5分間で検査が完了します。これは、他スクリーニング検査が対面やPC/スマホ方式で10分~25分程度の時間を必要とするものと比較して、非常に効率的で負担の少ない検査手法です。
この結果は、当社サービスが、認知機能低下の早期発見において、高い精度と効率性を兼ね備えたツールであることを示唆しています。株式会社FOVEは、今後も認知症の早期発見・早期介入の推進に貢献するため、VR及び視線追跡技術を活用した医療・ヘルスケアサービスの開発・提供に努めてまいります。
出典:「共生に向けた認知症早期発見・早期介入実証プロジェクト研究」厚生労働行政推進調査事業費補助金認知症政策研究事業.研究代表者 荒井秀典.令和5年度総括研究報告書(厚生労働科学研究成果データベース:
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/169538 )
参考:『認知機能セルフチェッカー』サービスサイト:
https://cog-selfcheck.jp/
■会社概要
会社名 : 株式会社FOVE
所在地 : 東京都港区北青山2丁目7-26 Landwork青山ビル 518
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 唐木 信太郎
設立 : 2014年5月
事業内容: VRヘッドセット及び視線追跡技術を利用した医療機器・ヘルスケア機器開発
VRヘッドセット及び関連ソフトウェアの販売
VRヘッドセット開発及び視線追跡技術活用に関する
コンサルティング及び技術ライセンスの提供
URL :
https://fove-inc.com
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記事提供:@Press