【7/3(木) 14時 - オンラインセミナー第三弾 申込受付中】『若年女性の包括的支援の実践から見えた、持続可能な支援モデルとは ~支援の糸をつむぐ、縦と横が重なる地域へ~』
公益財団法人パブリックリソース財団

休眠預金活用「様々な困難を抱えて困窮する女性の経済的自立支援事業」に関する行政と民間の協同モデル例や、政策として、または民間として取り組むべき事例について発表します
[画像:
https://prtimes.jp/i/71273/99/resize/d71273-99-576949-pixta_121758764-0.jpg ]
従前より、女性の非正規雇用比率は、半数を超えており、単身世帯で勤労世帯(20歳~64歳)の女性の約4分の1、65歳以上の女性の約半数が相対的貧困状態にあります。(内閣府ホームページより)さらに、コロナ禍により、不安定な職につく単身女性やシングルマザーが失業や収入減に陥る、虐待やDV被害などを受けている若年女性が家庭に居づらくなり居場所を失うなど、脆弱な環境下にある女性ほど、深刻な経済的困窮状態に陥る悪循環が生じています。
そうした中、パブリックリソース財団(東京都中央区、代表理事・理事長久住剛)では、2022年度休眠預金活用事業※「様々な困難で困窮する女性の経済的自立支援事業」に採択され、実行団体(助成先団体)6団体を選定、2023年11月からこの課題解決を目指すため、プロジェクトを実施しています。
https://www.public.or.jp/project/f1017
「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(令和6年4月1日施行)」では、公的な女性支援機関と民間団体の協働が謡われていますが、その役割と位置づけについては不透明です。そこで本事業では、緊急期から就労・自立までの切れ目のない包括的な事業を支援することで、行政と民間の協働モデル例を示し、政策としてまた民間として取り組むべき事例を提起します。
今回、以下のとおり、実行団体による活動報告、および分野の専門家をお呼びしてのディスカッションを行う予定です。ぜひ多くの方にご参加いただき、困難な状況にある女性たちの現状を知っていただき、解決に向けての後押しをしていただければ幸いです。
『若年女性の包括的支援の実践から見えた、持続可能な支援モデルとは
~支援の糸をつむぐ、縦と横が重なる地域へ~』
◆お申込フォーム
https://forms.gle/veQexyMZf4tBLACH8
※オンライン参加orアーカイブ配信希望、どちらかにチェックを入れてください。
◆開催概要
▷日時:2025年7月3日(木) 14時から16時
▷場所:オンライン配信(ZOOMウェビナー) ※アーカイブ配信有
▷参加費:無料
▷主催:公益財団法人パブリックリソース財団、共催:NPO法人さくらんぼ
◆開催趣旨
困難を抱える人々を支える支援には、「今、必要な制度ごとの横の連携」だけでなく、「人生を通じた縦の連携、連続性」が不可欠です。さくらんぼは、保育・学童・子育て支援から若年女性の居住・食支援まで、幅広いライフステージに寄り添う支援を行ってきました。 本報告会では、そうした“縦と横の両方のつながり”を実践してきた事例を紹介します。支援が途切れやすいところに、どのように関係性をつないでいくか、制度や立場を超えて「人を支えるネットワーク」をどのように築けるかを登壇者とともに考える機会とします。
◆当日の流れ
1.開催のご挨拶
公益財団法人パブリックリソース財団
2.実行団体より活動報告
坂本 左織 氏(NPO法人さくらんぼ 理事)
└ 保育・学童・子育て・若者支援を通じて見えてきた「支援のつながり」のかたち
└ 居住支援・食支援における実践と、途切れがちな部分を支える試み
3.特別登壇
田中 健 氏(児童養護施設 旭児童ホーム 施設長)
└ 社会的養護を離れる若者たちの現状と支援の必要性
└ 施設とさくらんぼの連携により生まれた支援の可能性と期待
4.基調講演
荒木田 百合 氏(横浜市社会福祉協議会・元会長)
└ 困窮女性支援における制度の背景と地域課題
└ 支援を“つむぐ”役割を果たす地域の担い手とは
5.パネルディスカッション
テーマ「ライフステージを通じた支援のつながりをどう実現するか」
<登壇者>
1.坂本 左織 氏(NPO法人さくらんぼ 理事)
2.荒木田 百合 氏(横浜市社会福祉協議会・元会長)
3.田中 健 氏(児童養護施設 旭児童ホーム 施設長)
<モデレーター>
・山本 恵子 氏(ジャーナリスト、元NHK解説委員)
◆休眠預金活用事業、実行団体プロジェクトの紹介
~誰もが取り残されず地域の中でいきいきと暮らし続けられるために~
コーディネーター・アドバイザーを配置した困難を抱える女性のための包括的な居住生活支援事業とは (実行団体:NPO法人さくらんぼ)
本事業は、家庭や人間関係において安定した支援を得にくく、経済的にも困難な状況にある若年女性を主な対象に、居住支援を中心とした包括的な支援を行うものである。安心して過ごせるシェアハウス型住居の提供に加え、個別相談や、関係機関と連携したメンタルケア・就労支援などを組み合わせ、ひとり一人に寄り添った伴走を行っている。地域の中で心身の安定を取り戻し、社会と再びつながるリスタートの機会を提供し、持続可能な支援モデルの構築にも取り組んでいる。
<ご参考>
・休眠預金活用事業「様々な困難で困窮する女性の経済的自立支援事業」 サイト
https://www.public.or.jp/project/f1017
・NPO法人さくらんぼ HP
https://www.sakuranbo.or.jp/
・ 第1回セミナー開催報告『女性支援に求められるもの:研究と支援の現場より』
(NPO法人ささえる/愛媛県)
https://www.public.or.jp/post/women-kyumin_seminar-1
・ 第2回セミナー開催報告「全国の母子ハウスネットワークを活用した伴走自立支援プログラム」
(NPO法人全国ひとり親居住支援機構/神奈川県)
https://www.public.or.jp/post/women-kyumin_seminar2_houkoku
<団体情報>
主催(資金分配団体):公益財団法人パブリックリソース財団
2000年に非営利のシンクタンク、NPO法人パブリックリソースセンターとして発足し、NPO など非営利事業体のマネジメント強化、SRI(社会的責任投資)にかかる企業の社会性評価やCSRの推進支援、そしてオンライン寄付をはじめとする寄付推進事業などを展開。2013年1月、これらの成果と蓄積を踏まえ、「誰かの力になりたい」という人びとの志を寄付で実現するために、個人や企業の資金力を社会的事業への投資につなぐ寄付推進の専門組織「公益財団法人パブリックリソース財団」として新たにスタート。「意志ある寄付で社会を変える」ことをミッションに、オンライン寄付サイト、テーマ基金、オリジナル基金、遺贈、相続財産による寄付など様々な寄付の方法を提供し、人生を豊かにする寄付、未来を切り拓く寄付の仕組みづくりに取り組む。
WEBサイト:
https://www.public.or.jp/
共催(実行団体):NPO法人さくらんぼ
1997年、横浜市瀬谷区に小さな保育園を開設し、地域の子育て家庭を支える活動を開始。2002年にNPO法人化、2018年には認定NPO法人の認証を取得し、「参加障害のない街づくり」をミッションに掲げ、誰もが安心して暮らし、社会と関わり合える地域づくりを目指している。保育事業に加え、地域子育て支援拠点、児童家庭支援センター、学童保育、子育て家庭への派遣サポートなどを展開し、多様な家庭のニーズに応じた支援を実施。近年は、居住支援をはじめとする女性の困難に対する包括的な取り組みも進めており、こうした実践が評価され、2025年3月には「横浜市男女共同参画貢献表彰制度」功労賞を受賞。
WEBサイト:
https://www.sakuranbo.or.jp/
<登壇者紹介>
- 活動報告、パネリスト坂本 左織 氏(NPO法人さくらんぼ 理事)2010年よりNPO法人さくらんぼに勤務。現在は共生事業担当理事として、困難を抱える女性を対象とした居住支援(2017年~)および食支援(2021年~)を統括。これまでに居住支援37名、食支援はのべ約7,200名に対応。子育て期に同法人の運営する「親と子のつどいの広場」と出会い、子どもの成長とともに支援を受ける立場から支える側へと転じた。ヤングケアラー・ダブルケアラーとしての自らの経験も背景に、当事者としての視点と現場経験を活かした支援に取り組んでいる。- 基調講演、パネリスト荒木田 百合 氏(横浜市社会福祉協議会・元会長)大学卒業後横浜市役所入庁(1982)。みなとみらいの街開き、国際交流に携わった後、係長昇任。現場(地域)で子育て支援の必要性を訴えるも上層部の共感ゼロ(1993)。こども青少年局立ち上げに携わり(2005)、新局で子育て支援のNPOや町の方々と協働で子育て支援を実践。林文子市長(2009~2021)のもと政策調整を担当、横浜市副市長(2018~2020)。横浜市社会福祉協議会会長(2020~2024) WEBサイト:
https://www.yokohamashakyo.jp/ - 特別登壇、パネリスト田中 健 氏(児童養護施設 旭児童ホーム 施設長) 平成13年に社会福祉法人旭児童ホームに入職。「児童養護施設・旭児童ホーム」は定員40名の児童養護施設(横浜市旭区)。付設の施設として地域の在宅支援機関として「児童家庭支援センター・おおいけ」がある。平成28年旭児童ホーム施設長に就任。旭児童ホームでは、9つの分園(グループホーム)と本園での1ユニットが運営されている。特定の養育者と少人数の入所児童が、地域の一般家庭と同じような生活を展開するように努めている。退所後も、施設からは継続的な関わりを出来る限り続けていくことを旨としているWEBサイト:
https://www.yokohamashakyo.jp/ - モデレーター山本恵子氏(ジャーナリスト、元NHK解説委員)1995年NHK入局。金沢放送局、東京・社会部を経て、2014年からNHKの国際放送「NHK WORLD JAPAN」で世界に向け英語でニュースを発信。2019年6月より、名古屋放送局報道部 副部長(コンテンツセンター チーフ・リード)。2017年7月より、NHK解説委員を兼務(ジェンダー・男女共同参画担当)。夕方のニュース番組「まるっと!」の「KYジャーナル」で身近なジェンダー問題を解説。2024年9月 フリージャーナリストとして独立。2001年女性ジャーナリストの勉強会を設立し、 1000人を超えるメンバーとともに、教育、働き方改革、ジェンダー問題など、世の中のよい変化につながる発信をつづけている。2009年アジアソサエティより、アジアの若手リーダー「Asia21フェロー」に選ばれる。東京大学大学院情報学環客員研究員。高校生の母。WEBサイト:
https://keikoyamamoto.jp/
<お申込フォーム>
https://forms.gle/veQexyMZf4tBLACH8
※オンライン参加orアーカイブ配信希望、どちらかにチェックを入れてください。
※本会は休眠預金活用事業による助成金によって開催いたします
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes