DAOがもたらす社会変革とは──株式会社DeFimans代表取締役・小野暢思&佐藤太思が慶應義塾大学 X Dignityセンター主催のオンライン勉強会に登壇
株式会社DeFimans

~ボードリヤールのシミュラークル理論と社会契約論から、DAOが突きつける人間の尊厳への問いを提言~
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2025年6月30日、慶應義塾大学 X Dignityセンター主催のオンライン勉強会「DAOの事例から学ぶ分散型ガバナンス」において、株式会社DeFimans(所在地:東京都港区、代表取締役:小野 暢思・佐藤 太思、以下「DeFimans」) 代表取締役・小野と佐藤が登壇し、「DAOの分散型ガバナンスが尊厳にどのような影響を及ぼすか」をテーマに講演を行ったことをご報告いたします。
本勉強会は、web3やAIなどの最新技術を踏まえつつ、持続可能な社会と民主的なガバナンスのあり方を探ることを目的に開催。DAO(自律分散型組織)の概念から活用事例、そして社会への影響まで多角的に議論される場となりました。
【講演内容の概要】
小野と佐藤は、それぞれの専門分野である哲学・政治思想の視点から、DAOが単なる技術的枠組みに留まらず、人間の尊厳や社会構造に与える本質的な影響について深く掘り下げました。
小野からのキーメッセージ
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DAOが掲げる「分散」と「自律」は、スマートコントラクトにより、現実よりも先にルールが存在する“ハイパーリアル”な構造を生み出すと指摘。そこでは、人間の主体性や内面が“差異化された記号”として平面化され、尊厳が脅かされる可能性があると述べました。
このような資本主義的最適化の行き過ぎを戒め、DAO設計にあえて「曖昧さ」「儀礼」「沈黙」「躊躇」などの“人間的な不自由さ”を組み込むことで、「非効率性」の中にこそ宿る人間の尊厳が保たれ、これらをDAO設計に埋め込むことで、真に尊厳が保たれるコミュニティが実現できると提言しました。
佐藤からのキーメッセージ
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DAOは「コードが契約」という前提に立つが、再交渉や再同意の余地を制度として設計に組み込まなければ、社会契約がフィクションに堕し、個人の尊厳が自動執行の中で見えないかたちで拘束されると指摘しました。
真に自律的なコミュニティの実現には、ルールの固定化ではなく、”「動的な社会契約」の設計”が不可欠であり、古典的な社会契約論の問いをDAO時代にアップデートすべきだと強調しました。
両氏は共通して、DAOの設計において、効率性や透明性のみを追求するのではなく、人間の尊厳や自由をいかに担保するかという、より根源的な問いに取り組む必要性を強く提言しました。
彼らの発表は、web3およびDAOの未来を考える上で、技術的側面だけでなく、哲学的・社会的な視点からその本質を捉える重要性を示すものとなりました。
【イベント概要】
- イベント名: DAOの事例から学ぶ分散型ガバナンス- 日時: 2025年6月30日(月)13:00~16:00- 形式: オンライン- イベントページ:
https://xdignity-202506-dao.peatix.com/
<株式会社DeFimansについて>
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web3業界で実業経験を積んだメンバーによって設立されたDeFimansは、トークンエコノミクスの構築やブロックチェーン技術の活用等、web3領域に特化したハンズオン型のプロフェッショナルファームです。web3ビジネスでの“信用”を創造し、クライアントと共に日本のweb3業界の発展に向けて歩み続けます。
代表者:代表取締役 小野 暢思・佐藤 太思
所在地:東京都港区虎ノ門5丁目1番4号 東都ビル9F
設立:2022年7月
事業内容:
トークノミクス、DeFi、GameFi・ブロックチェーンゲーム、海外展開、事業戦略、新規事業開発、ブロックチェーン社会実装、NFT、dApps、DAO等に係るコンサルティング支援
資金調達・資本政策、マーケティング、翻訳等のハンズオン支援
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