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モノマテリアル包材のバリア性能を約2倍に高めるアルミ蒸着フィルムを開発

大日本印刷(DNP)

モノマテリアル包材のバリア性能を約2倍に高めるアル

ヨーロッパの環境規則やガイドラインへの対応を見据えた環境配慮製品


大日本印刷株式会社(DNP)は、モノマテリアル(単一素材)でリサイクルしやすい「DNPモノマテリアル包材」*1を展開しています。今回、モノマテリアル包材に適したポリプロピレン(PP)フィルムを基材に、アルミ蒸着を施して酸素や水蒸気に対する高いバリア性能と高い遮光性能を持たせた「DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM(R)*2 PP仕様」を開発しました。本製品を使用したモノマテリアル包材は、DNPの従来のモノマテリアル包材と比較して、バリア性能を約2倍に向上させました。
高いバリア性能と遮光性能を有するIB-FILMをモノマテリアル包材に対応させたことで、医薬品・化粧品・食品などの内容物の保存性能を損なうことなく、環境負荷も低減できる包材への切り替えを容易にします。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69194/851/69194-851-2e9ba1f7d97b53d17a30f4cb8db8de4c-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM PP仕様を使用したモノマテリアル包材のイメージ

【開発の背景と狙い】
欧州連合(EU)では包材の廃棄物の削減を目的とした包装・包装廃棄物規則(Packaging and Packaging Waste Regulation:PPWR)が2025年2月に発効しました。この規則で2030年以降はリサイクル性能等級が70%以上であること等の要件を満たしていない包材は市場に提供できないことなどを背景に、リサイクルしやすいモノマテリアル包材の導入が加速しています。こうした社会的な潮流に対してDNPは今回、高いバリア性能を有するモノマテリアル包材を実現できる「DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM PP仕様」を開発しました。IB-FILMが使用されているモノマテリアル包材は、フィルムを基材とする軟包装の分野でヨーロッパにおける循環型経済の実現を目指すコンソーシアムCEFLEX(Circular Economy for Flexible Packaging)のガイドラインに準拠しており、将来的に策定されるPPWRの基準にも対応すると想定しています。

【PP仕様のDNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILMの特長】
1.高いバリア性能により脱アルミ箔を実現
本製品を使用することで、DNPの従来のモノマテリアル包材と比べて酸素や水蒸気に対するバリア性能を約2倍に向上させました。また、アルミ蒸着によって遮光性能も有しているため、医薬品・化粧品・食品等でも従来のアルミ箔からモノマテリアル包材への切り替えが可能になります。使用する素材をモノマテリアルにすることで、再資源化が容易になり、循環型社会の実現に貢献します。

2. CO2排出量削減と調達リスクの低減
PP仕様のDNPハイバリアアルミ蒸着フィルムIB-FILMは、アルミ箔に比べて製造時のCO2排出量を削減できます。バリア層をアルミ箔から本製品へ置き換えたモノマテリアル包材において、製品の原材料調達から製造・輸送・廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量を約19%削減できます(当社算出の例)。また、需要も価格も高くなっているアルミ箔の調達リスクを低減することで、医薬品・化粧品・食品等のメーカーは包材を安定的に確保できます。

3.モノマテリアルにより環境負荷の軽減と素材のリサイクルを促進
本製品を使うDNPのモノマテリアル包材は、CEFLEXのガイドラインに準拠しています。このガイドラインは、軟包装のリサイクル性の指標の一つに「単一素材(ポリエチレン(PE)やPP)の比率を90%以上にすること」を掲げるなど、資源としての再生効果の向上を進めるものです。DNPが今回開発した本製品は、基材にPPフィルムを使用したアルミ蒸着フィルムであり、このガイドラインに準拠したモノマテリアル包材の設計を可能にすることで、環境負荷の低減と素材のリサイクルを促進します。

【今後の展開】
DNPは、本製品を医薬品・化粧品・食品等のメーカーや、ヨーロッパに商品を輸出する企業等に提供していきます。また、本製品をPTP(Press Through Package)の外装用ピロー袋に使用し、PPフィルムを使ったモノマテリアルのPTP*3と組み合わせることで、包材全体をモノマテリアルにすることが可能です。今後もさらなるバリア性能の向上や機能性の付与を進めるとともに、グローバルの規制に対応するDNPモノマテリアル包材の開発・提供を進めていきます。
なお、2025年7月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイト西ホール4階で開催される「第27回インターフェックス ジャパン[医薬品][化粧品]製造展」のDNPブース(W3-20)で本製品を紹介します。

*1 DNPモノマテリアル包材 → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172616_4986.html
*2 DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20175833_4986.html
*3 脱アルミを可能にするPTP用のプラスチックフィルムを開発 → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20176966_1587.html
※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
※記載内容は発表日現在のものです。今後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
※「DNPハイバリアアルミ蒸着フィルム IB-FILM PP仕様」に関するお問い合わせ → https://biz.mkt.global.dnp.co.jp/l/819623/2025-06-26/61b25k

プレスリリース提供:PR TIMES

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