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小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)におけるオンラインビデオ会議ツールを活用した教員と言語聴覚士が連携して行う授業実践の報告

一般社団法人ことばサポートネット

小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)における

GIGAスクール構想に関連した先進的な取り組みとして、参加者からも多数の関心が寄せられた。引き続き教員と言語聴覚士双方の専門性がより発揮される協働のあり方を検討していきたい。


 一般社団法人ことばサポートネットは、2025年6月山形県山形市で開催された第26回日本言語聴覚学会において、小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)におけるオンラインビデオ会議ツールを活用した教員と言語聴覚士が連携して行う授業実践に関する研究の発表を行いました。

第26回 日本言語聴覚学会 概要名称:第26回日本言語聴覚学会 in 山形
テーマ:言語聴覚士には人と社会を変える力がある
  ~なせばなるなさねばならぬ何事も 共生の時代へのSTep~
開催日:2025年6月27日(金)・28日(土)
会場: やまぎん県民ホール、 山形テルサ
公式サイト:https://jaslht26.may-pro.net/outline/index.html


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/33/130843-33-8db5c381b0ce63cfdc214a1c8225850b-1092x673.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)におけるオンラインビデオ会議ツールを活用した教員と言語聴覚士が連携して行う授業実践の報告」



ことばの教室担当教員がかかえる不安

 
 ことばやきこえに心配のある子どもたちを支援することばの教室。そのニーズは年々高まっています。教室を担当する教員には高い技術力が求められます。 
 新潟県ではことばの教室担当予定者のための研修制度が整備されていますが、研修未受講で担当する教員や、相談先が少ない教員もいます。
 今回、新潟県中越地区のことばの教室で構音指導を行う教員21名に対し現状調査を行ったところ、過半数の教員が業務上の不安を持つことが明らかになりました。


[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/33/130843-33-51ad7094ee6f66883abc42961e0e3286-914x566.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
過半数の教員が業務上必要な知識技能に関して不安を持つことが明らかになった

 教科指導や生活指導等に比べると、構音指導の経験者は学校内に少ないため、身近に相談相手がみつかりにくいという実状が不安につながっている可能性があります。
 教員の不安軽減により構音障害のある児童の利益に資することを目的に、教員と言語聴覚士(以下ST)とがICT機器を活用し遠隔で連携を行う実践を行いました。

「小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)におけるオンラインビデオ会議ツールを活用した教員と言語聴覚士が連携して行う授業実践の報告」発表内容の概要

【表題】
小学校の言語障害通級指導教室(ことばの教室)におけるオンラインビデオ会議ツールを活用した教員と言語聴覚士が連携して行う授業実践の報告
(埜藤 奈美1, 高松 敏之2, 中井 みつ穂1, 吉岡 志乃1,副島 栄美1, 松本 竜弥1, 高橋 路子1,3
1一般社団法人ことばサポートネット,2新潟県長岡市立新町小学校,3東京大学医学部附属病院 口腔顎顔面外科・矯正歯科)

【方法】
・2024年5月から10か月間、学校の端末を利用し、オンラインビデオ会議ツールを用いて行った
・5名の教員が参加
・STの授業参加、授業前後の打合せと技術指導等を行った
・経験年数15年以上のST4名が担当し,日本口蓋裂学会の口唇裂・口蓋裂認定師1名を含む専門家への定期的なコンサルテーションを行うことで介入の適切性の維持に努めた

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/33/130843-33-6cdc3d9d6d352bebc8c5b88fae288af7-1600x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
オンラインで、言語聴覚士がことばの教室の授業に同席する様子

【結果】
▼終了時調査
・終了時の調査では,事前調査時に比べ多くの項目で教員の不安が軽減した
▼参加した教員からの声
・昨年度までと比較して児童の症状の改善速度が上がったと思う
・授業準備にかかる時間が短縮した
・対象児童以外にも良い影響があった・カメラの設置、接続などに業務負担感があった
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130843/33/130843-33-c97c11dd9cfa6f570e8c9ff1892baf6c-1160x718.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
終了時の調査では、事前調査時に比べて教員の不安が軽減した

【まとめと考察】 
 構音指導において教員が不安を抱く場合があります。
 今回ICTを活用した教員とSTが連携する授業実践を行い、教員の不安軽減を通して児童の利益に資する可能性が示されました。
 今年度は他地域の教員も交えて、それぞれの地域のGIGAスクール環境や教員ごとのICTスキルに応じた実践を行っています。
 今後、より効果的な介入方法や、機器の選定、他地域での実施可能性について検討するとともに、教員とST双方の専門性がより発揮される協働の在り方を検討していきたいと思います。

今後の展望

 市立小中学校に設置されていることばの教室は、コミュニケーションに困り感のある子どもたちを支援する大切な場所です。しかし、専門的な知識技能を求められる日々の業務の中で、不安を抱きながら指導にあたっている先生方が多くいることがわかりました。
 今回、学校の端末を利用しオンラインビデオ会議ツールを用いて言語聴覚士が授業に参加し、技術指導や指導計画の提案等を行うことで、言語聴覚士と教員とが協働しての授業実践が可能となりました。
 次のステップとして、他の地域での実現可能性や、教室にあった協働の在り方を模索していきたいと思います。
 
 今回の発表では、GIGAスクール構想に関連した先進的な取り組みとして、参加者の方から多くのご関心をお寄せいただき、ご質問やご意見を多数頂戴することができました。
 必要な方に、言語聴覚士の専門性を届けられるよう、これからも活動を続けてまいります。

プレスリリース提供:PR TIMES

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