2025年08月01日
マサチューセッツ州ボストン
(ビジネスワイヤ) -- ビデオエコシステム全体にわたる多様なグローバル企業のグループがAccess Advanceのビデオ配信特許(VDP)プールに参加し、このプールを選択した理由を共有しています。このプールは、ビデオストリーミング業界に向けたバランスの取れた、透明性の高い、包括的なビデオコーデックライセンスソリューションとして位置付けられており、急速に進化するビデオ配信市場における複雑なライセンスの課題解決を産業界が支援するために、主要な特許保有者、ビデオプラットフォーム事業者、そして消費者向けデバイス市場におけるステークホルダーらを結集しています。
VDPプールには、ByteDance、Dolby、JVC Kenwood、Kuaishou、HFI(MediaTek関連会社)、三菱電機、OPPO、Philips、Tencentを含む業界を代表するテクノロジー企業が、ライセンサーそしてライセンシーとして前例のない規模で参加しています。この幅広い参加は、数十億人のユーザーにサービスを提供するコンテンツプラットフォームから、世界中のビデオデバイスを支える半導体企業まで、ビデオエコシステム全体に及びます。
協調的なフレームワークでライセンスを簡素化
ByteDanceのチーフIPカウンセルであるJuan Qi氏は、「VDPプールへの参加は、オープンなコラボレーションと公正なイノベーションに対する当社の継続的な取り組みを示しています。産業界の参加企業と協力して、世界中の創造性を刺激するだけでなく、将来の持続可能なビデオコミュニティを育む健全な特許エコシステムを育成することを目指しています。」と述べています。
KuaishouのCIPOであるYuan Lu氏は、イノベーションを加速させる上でのプールの役割について次のように述べています。「当社の特許を提供し、より広範なエコシステムへのアクセスを確保することは、ライブストリーミングやショートビデオを通じて何億人ものユーザーをつなぎ、コミュニティや企業に最先端の技術と革新的な製品を提供し、中国国内外で高品質なデジタル主導の経済成長を促進させるという当社のビジョンと完全に一致しています。このパートナーシップにより、私たちを含む産業界関係者は、クリエイターとそのオーディエンスに対しさらに魅力的なプラットフォームを提供することに注力することが可能となります。」
モバイルデバイス業界において市場シェアをリードしているグローバルスマートデバイスブランドであるOPPOは、このプールがライセンサーとライセンシーの利益のバランスにどのように役立つか賞賛しています。OPPOの特許ライセンス責任者のVincent Lin氏は、「ビデオストリーミング業界の特許ライセンスの透明性とバランスを促進する協調的な取り組みに参加できることを嬉しく思います。VDPプールは、OPPOの持続的なIP戦略と一致しており、エコシステムの長期的な成長を支える共同ライセンスの可能性を示しています。」と述べています。
イノベーションをサポートする「One License, Four Codecs」
VDP プールの革新的なライセンスモデルは、ビデオ配信プロバイダーが現在使用している4つの主要なビデオコーデックすべて-HEVC(H.265)、VVC(H.266)、VP9、およびAV1ーに関する標準必須特許をカバーしています。この包括的なアプローチにより、企業はライセンスの制約や再交渉に煩わされること無くコーデックを追加、削除、または切り替えることができ、今日のダイナミックな市場で前例のない柔軟性を提供します。
半導体大手のMediaTekは、デバイスメーカーにとって、このプールが重要であることを強調しています。MediaTekの法務&知的財産担当のダイレクターであるSteven Liu氏は、「コンテンツポートフォリオにおける最新かつ最も優れたコーデックの採用を促進し、ひいてはデバイスエコシステムのイノベーションを促進するため、HFIはVDPに加わりました。」と述べています。
Dolbyはまた、協調的モデルに対する強い支持を表明しました。 Dolbyのエグゼクティブバイスプレジデント、特許ライセンス担当、法務顧問兼コーポレートセクレタリーの、Andy Sherman氏は以下のように述べています。「ビデオ技術のイノベーター兼コラボレーターとして、VDPプールに特許を提供できることを嬉しく思います。このライセンス供与の枠組みは、産業界をサポートし、ライセンサーとライセンシーを結びつけ、イノベーションがビデオストリーミング業界に引き続きアクセスできるようにすると同時に、次世代のビデオ体験の継続的な成長と開発を促進するものです。」
Tencentの特許ライセンスのリーダーであるShu-Jia Mei氏は、以下のように運用上の利点を強調します。「VDPプールのワンストップライセンスモデルは、ビデオコーデック市場における確実性と効率性の向上を実現することを約束します。ライセンサーおよびライセンシーの立場として、当社は業界が堅牢かつ持続可能なビデオコーデックエコシステムを育成できるように支援することに尽力しています。これにより、イノベーターはユーザーのニーズに応える高度なビデオ技術の開発に専念できるようになります。」
確かな実績が信頼を築く
産業界による強力なサポートは、HEVC Advance 特許プールとVVC Advance特許プールにおいて30,000件を超える特許のライセンスを運用・管理し、世界中のビデオコーデック実装者や特許権者の実質的大多数からサポートを得ているAccess Advanceの実績に基づいています。
「産業界リーダーによる迅速な採用は、当社の協調的アプローチを正当化するものです。」とAccess AdvanceのCEOであるPeter Moller氏は述べています。「VDPプールは、公正かつバランスの取れた実施料率、予測可能なコスト、柔軟な運用に対する実装者のニーズと、イノベーションへの継続的な投資を支える公正な報酬に対する特許権者のニーズの間で、見事にバランスを取っています。この幅広いライセンサーとライセンシーの参加は、産業界が公正でバランスのとれたプログラムを構築するために協調する重要性を認識していることを示しています。」
実施料率が公表され、ライセンス契約が利用可能となったことで、Access Advanceは、企業が特許ライセンス戦略の簡素化を図る中で、急速な採用が継続すると予想しています。VDPプールによって確立された協調的なフレームワークは、個々の特許収益化戦略よりも業界全体のイノベーションを優先する、標準必須特許ライセンスの新しいモデルを示しています。
ByteDanceについて:ByteDanceは2012年に設立され、創造性を刺激し、人生を豊かにすることをミッションとしています。現在、TikTok、CapCut、TikTok Shop、Lark、PICO、MLBBや、以下中国市場に特化したToutiao、Douyin、Fanqie、Xigua、Feishu、Douyin E-commerceなど、十数種類以上のラインアップを通じて、数十億人のユーザーが簡単にコンテンツを結びつけ、閲覧し、作成することを可能にしています。ByteDanceの投資家には、Coatue、General Atlantic、KKR、SIG、Softbankなどが含まれます。
Dolbyについて:Dolby Laboratoriesはオーディオおよびビデオ技術のグローバルリーダーとして、映画、放送、モバイル、ストリーミングプラットフォームのエンターテイメント体験を向上させる革新的なソリューションを提供しています。同社は50年以上にわたり、オーディオビジュアル技術のパイオニアとして世界をリードし、世界中で何千件もの特許を保有しています。
Kuaishouについて:Kuaishou Technologyは、中国第2位のショートビデオプラットフォームと主要なライブストリーミングサービスを運営し、毎日数億人に及ぶアクティブユーザーをコンテンツクリエイターとつなげています。2011年に設立されたKuaishouは、ライブストリーミングとeコマースおよびソーシャルコマース体験の融合を先駆的に推進してきました。
MediaTekについて:MediaTekは、ワイヤレス通信、スマートテレビ、コネクティビティ、AIoT製品向けのチップを設計・製造するグローバル半導体企業です。同社は年間20億台以上のコネクテッドデバイスを支え、モバイルデバイス、スマートテレビ、コネクテッドプラットフォーム向けのシステムオンチップソリューションの主要プロバイダーとして業界をリードしています。
OPPOについて:OPPOは、世界の60以上の国と地域で事業を展開するグローバルスマートデバイスブランドであり、スマートフォン、スマートウェアラブル、その他のコネクテッドデバイスを提供しています。2004年に設立されたOPPOは、革新的な技術と洗練されたデザインに注力し、製品ポートフォリオ全体でプレミアムなユーザー体験を提供しています。
Tencentにつて:Tencent Holdings Ltd.は、1億2,000万人以上の有料購読者を抱える中国のプレミアストリーミングプラットフォームであるTencent Videoと、国際的なストリーミングサービスであるWeTVを運営する世界有数のテクノロジー企業です。同社は、ビデオコーデック技術の主要イノベーターとしての地位を確立しており、世界の数億人ものユーザーにサービスを提供しています。
Access Advanceについて:Access Advance LLCは、最も重要なビデオコーデック技術の必須特許をライセンスするための特許プールの開発、運営、および管理を主導するために設立された独立系ライセンスアドミニストレータです。Access Advanceは、特許権者と特許実施者の双方に透明かつ効率的なライセンスメカニズムを提供します。
Access Advanceは、H.265/HEVC技術に必要不可欠な27,500件を超える特許のライセンス供与のためのHEVC Advance特許プール、およびVVC/H.266技術に必要不可欠な特許のライセンス供与のためのVVC Advance特許プールを運営・管理しています。当社のマルチコーデックブリッジ契約は、HEVC AdvanceとVVC Advanceの両方のプールに参加している適格なライセンシーに対して、単一の割引実施料率体系を提供します。さらに、Access Advanceは、HEVC、VVC、VP9、およびAV1コーデックを対象とするビデオストリーミングサービス向けの包括的なライセンスソリューションであるVDPプールを提供しています。詳細については、www.accessadvance.comにアクセスください。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20250731801705/ja/
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Meredith Hollander
ダイレクター、戦略コミュニケーション
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記事提供:ビジネスワイヤ
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