フリーアナウンサー清水健氏と大阪経済大学職員が語る「変わりゆく社会と、大学の在り方」
学校法人大阪経済大学

2025年7月11日、大阪経済大学のキャリア・コモンズにて、ラジオ収録(『清水健のボイスブリッジ』|ラジオ関西)を行いました。大阪経済大学の特命教授である、フリーアナウンサーの清水健氏が来校され、学生・キャリア支援部部長の加藤正憲さんと「少子化が進み大学が淘汰されていく時代で、大学やそのキャリア支援がどうあるべきか」について語り合いました。その収録の様子を一部ご紹介します。
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/30/159882-30-06b5de546ec62be2b886852f700e3243-720x480.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
写真左から加藤正憲 学生・キャリア支援部部長、清水健 特命教授(フリーアナウンサー)
大学に来てもらう?行かせてもらう?―選ぶのは大学か学生か
清水:加藤さんが大阪経済大学に入職されてから20年ほど経ったとのことですが、大学を取り巻く環境は大きく変わったと感じますか?
加藤:そうですね、大学進学率は上がっていますが、ここまで急激な少子化は誰も予想していなかったと思います。大学が淘汰されていく時代に突入してしまいましたね。
清水:淘汰されていく中で生き残るために、大学はどうあるべきだと考えていますか?
加藤:それぞれの大学が、それぞれの特長をもち、それをどう社会に結びつけていくのかを考えることが必要だと思っています。
清水:最近は“学生の売り手市場”という言葉もよく聞かれるようになりましたよね。つまり、大学という場所は、受験生に“選んでもらう”場所になってしまったのでしょうか?
加藤:昔と比べると選択肢の数が格段に増えています。その中で「受験生たちが何をもって大学を選ぶのか」そして「選ばれる大学になるにはどうすべきか」に注目しなくてはいけません。つまり、大学側の“選ばれる努力”は確実に必要でしょうね。
清水:なるほど。私自身が受験生だった頃は「頑張って勉強するからなんとか合格させて!」という気持ちで受験に臨んでいた(学生が大学に選んでもらう努力をしていた)記憶があります。
加藤:そうですよね。実は、近年の日本の出生数と全国の大学の定員数は、ほぼイコールなんです。すなわち「選びさえしなければ誰でも大学生になれる時代」が、もうすぐそこまできているということ。悪いことではないかもしれませんが、本当に良いことかと言われると…。
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/30/159882-30-7abdd1651f43c9b9b15cf63094b06cb6-720x300.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
就職率ではなく就職力―大経大の強みはミスマッチさせないこと
清水:今は受験だけでなく就職においても“学生の売り手市場”という言葉が聞かれますが、「選びさえしなければ誰でも就職できる」ということでしょうか?
加藤:正直、それはあるかもしれませんね。とはいえ学生は皆選びますし、いわゆる大手企業への就職は昔から難しいままです。
清水:大阪経済大学の強みは就職率の良さだとよく言われていますよね。
加藤:実は「就職率」ではなくて、「就職力」という言い方をしているんです。
清水:率ではなく力。
加藤:そうなんです。企業の人事担当者が自社で活躍している社員を評価し、その結果をもとにした「就職力ランキング」というものが発表されています。そこで本学は上位にランクインしています。つまり、本学の卒業生が、就職先の企業でしっかりと活躍できている、そして評価されているということです。
清水:ということは、偏差値ではなく就職力という側面から見た場合、大阪経済大学は全国的に見て上位にいるということになるんですね。
加藤:はい。充実したキャリア支援で「納得のいく就職ができる」「ミスマッチのない企業に就職できる」というのが、本学の強みです。今は就職活動がかなり早期化していることもあり、ただでさえ企業とのミスマッチが起こりやすい世の中ですから。
清水:3年生の段階で内々定が出ていることもよくありますよね。それがミスマッチにつながると?
加藤:そのときはいいかもしれませんが、後になってミスマッチに気づくこともよくあります。学生が大きく成長し新たな価値観が形成されていくのは、3年生から4年生にかけてですし、早期に内定を決めることが良いことだとは言い切れないでしょう。
堅そうに見えて、実は柔らかい場所
清水:最後になりますが、大経大をアピールするなら、どう表現しますか?
加藤:「大阪経済大学」と聞くとお堅いイメージがあるかもしれませんが、実は柔らかい大学です。「つながる力」というキーフレーズを掲げ、学生と教員・職員が接する機会も多いです。ゼミでの少人数教育にもかなり力を入れていて、学生のやりたいことを支援する体制が整っています。
清水:学生たちのやりたいことを支援するというのが、今の時代に求められる大学の役割なのかもしれないですね。
加藤:その通りです。その上で、各大学の特色である専門的な学びを、学生に還元していくことが大切なのかなと。そして私たちは、学生だけでなく社会にも愛される大学を目指したいと思っています。清水さんのお力もお借りしながら、大阪経済大学の魅力を社会に発信していけたらと思います。
[画像3:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/159882/30/159882-30-516ce3bb6be081daa8dd1bccb5c9a541-720x480.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
社会の変化や大学の在り方について真剣に語り合いながらも、終始和やかな雰囲気に包まれた収録現場でした。特命教授として大阪経済大学を好きでいたい、こうした企画を続けていきたいと、清水氏は笑顔で語っていました。
大阪経済大学
▼本件に関するお問い合わせ先
大阪経済大学 企画・総務部 広報課
住所:大阪府大阪市東淀川区大隅2-2-8
TEL:06-6328-2431
E-mail: kouhou@osaka-ue.ac.jp
プレスリリース提供:PR TIMES


記事提供:PRTimes