Cloudera、Taikun買収を発表 あらゆる場所におけるAI活用に向けて、全データにクラウド体験を提供
Cloudera株式会社
企業がすべての環境にある自社データ資産を自在に管理・活用できるよう支援、 Clouderaのミッションをさらに加速
※ 本資料は、米国カリフォルニア州にて 8 月 4 日(現地時間)に発表した
プレスリリースの日本語抄訳版です。
あらゆる場所のデータにAIを提供する唯一の企業
Cloudera株式会社(所在地:東京都中央区、社長執行役員 山賀裕二)は、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境でKubernetesとクラウドインフラを管理する先進プラットフォームプロバイダーである
Taikunの買収を発表しました。これによりClouderaは、Cloud Data Servicesをはじめ、パブリッククラウドからオンプレミスのデータセンター、さらにはソブリンクラウドやエアギャップ環境に至るまであらゆる場所でAI活用を支える完全なClouderaのプラットフォームを、統合されたコントロールプレーンを通じて、迅速かつ柔軟な展開、提供をさらに加速する体制を整えます。
企業のIT環境がますます複雑化、分散化する中、信頼性と拡張性を兼ね備えたデータインフラは、中核業務の遂行や増大するAIワークロードへの対応に不可欠な基盤となっています。Clouderaは、業界をリードする自社のデータプラットフォームと、最も複雑な環境にも柔軟性とシンプルさをもたらすTaikunのネイティブなKubernetes機能を統合することで、こうした要件に応えます。
ClouderaはTaikunのテクノロジーを取り入れることにより、ITスタック全体にわたる展開と運用を統合する、完全に一体化されたコンピュートレイヤーを実現します。これにより、あらゆる場所で一貫性のあるクラウドライクな体験を提供できるようになります。主要なメリットは以下のとおりです。
- 柔軟性と制御性を備えた「どこでも実行可能」な運用: 企業は、データセンター、クラウド、ハイブリッド環境といった多様なインフラ上で、パフォーマンスや選択の自由を損なうことなく、データやAIワークロードを展開可能です。Taikunは、GovCloud、ソブリンクラウド、エアギャップ型データセンターといった厳格な規制が求められる環境にも対応し、クラウド、データ、サービスをあらゆる場所で提供し、あらゆる場面でのビジネス価値とインテリジェンスをもたらす最高水準のソリューションを提供します。 - シームレスなアップグレードによる運用効率の向上: 統合されたコンピュートレイヤーは、ダウンタイムゼロのアップグレードと、より高度なリソース最適化を可能にし、運用効率の向上とリスクの低減、そしてトータルコストの削減を実現します。 - Clouderaおよびパートナー技術の迅速な導入:Clouderaおよびその豊富なパートナーエコシステムのツールやデータベースと簡単に統合できるため、「エンジン持ち込み(Bring Your Own Engine)」のアプローチが可能になります。Cloudera Data Servicesをはじめ、Spark、HBase、Ozone、Kafka、Trinoといった主要な技術、さらにサードパーティ製グラフデータベースなど、多様な選択肢に対応します。 - 将来に備える「あらゆる場にクラウドを実現する」アーキテクチャ:選択肢の柔軟性を保ちながら展開先を広げることで、Clouderaはビジネス要件が進化する中でも、企業のニーズに沿った長期的な柔軟性と拡張性を確保します。
ClouderaのCEO(最高経営責任者) チャールズ・サンズベリー(Charles Sansbury)は次のように述べています。「今回の買収は、エンタープライズデータが存在するあらゆる場所にクラウド体験を届けるという当社のミッションにおいて、極めて重要な一歩となります。Taikunのコンテナネイティブなプラットフォームを当社スタックに統合することで、運用上の障壁を取り除き、より迅速なインサイトの獲得、より賢明な意思決定、そしてあらゆる業務領域におけるリアルタイムなアクションを可能にします」
また、本買収に伴い、TaikunのエンジニアリングチームはClouderaのエンジニアリング、製品、サポート部門に加わり、Kubernetesに関する高度な技術的専門知識をもたらします。さらに、チェコ共和国に拠点を置くTaikunは、Clouderaにとって新たな欧州の開発拠点となり、同地域におけるイノベーションへの継続的な取り組みを強化します。
Taikunの前CEO(最高経営責任者) アダム・スコトニッキー(Adam Skotnicky)氏は次のように述べています。「Clouderaによる当社の買収は、私たちにとって極めて重要な転機となります。当社の高度なクラウドネイティブコンピューティングプラットフォームは、世界中の顧客がデータセンターでもマルチクラウド環境でも、サービスやアプリケーションをシームレスに提供、展開することを可能にします。データとAIにとって極めて重要なこの時期において、当社が加わる相手としてCloudera以上にふさわしい組織はありません」
また、SanjMoの代表 サンジーブ・モハン(Sanjeev Mohan)氏は次のように述べています。「多くの組織が、異種インフラにまたがる分断されたデータおよびアプリケーション管理に悩まされており、複雑性とコストが増す一方で、データやAIの取り組みに大きな制約がかかっています。その結果、ワークロードの配置やデータ分析において妥協を強いられてきました。今回のClouderaによるTaikunの買収とClouderaプラットフォームへの統合により、企業は、クラウドからエッジまで自社のデータが存在するあらゆる場所でAIや分析を実行できるようになりました。これにより、インサイトの獲得が加速し、より賢明な意思決定が可能となり、組織全体でリアルタイムな対応を推進することができるようになります」
今回の買収は、2024年5月の
Vertaの運用AIプラットフォーム、同年11月の
Octopaiのデータリネージおよびカタログソリューションの買収に続くもので、過去14か月間でClouderaにとって3件目の戦略的な買収となります。こうした取り組みは、Clouderaが自社プラットフォームの強化に継続的な投資を行っていることを示しており、顧客企業がデータおよびAIワークロードを最適な環境で妥協なく柔軟に実行できるように支援するClouderaの基本姿勢を反映しています。
Clouderaについて
Clouderaは、あらゆる場所に存在するデータにAIを提供する唯一のデータ&AIプラットフォーム企業として、大手企業から高い信頼を得ています。実績あるオープンソース基盤を活用し、パブリッククラウド、オンプレミスのデータセンター、エッジを統合する一貫したクラウド体験を提供します。ビッグデータ分野のパイオニアとして、Clouderaは企業があらゆる形式のデータにAIを適用し、データ全体を制御できるよう支援することで、セキュリティやガバナンスの強化、リアルタイムおよび予測インサイトの向上を実現します。世界中のあらゆる業界の大手ブランドが、意思決定の高度化、収益性の向上、脅威への対策、さらには人命の保護のために、Clouderaを活用しています。詳細については、
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プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes