夏休みは “静かに、短く、自宅で” が主流? オンとオフを明確に分けたい社会人~「2025年社会人の夏休み計画と意識調査」
株式会社PEーBANK

ワーケーションはもはや幻想? “完全オフ志向”が多数派に
ITフリーランスの新しい働き方を提案する株式会社PE-BANK(東京都港区/代表取締役社長・高田 幹也/以下、PE-BANK) は、全国の社会人(22~60歳)を対象に、2025年の夏休み計画と意識に関する調査を実施しました。
休暇の取得日数やタイミングだけでなく、休暇中の過ごし方や理想の夏休みスタイル、さらには近年注目されてきた「ワーケーション」に対する考え方まで、多角的な意識が浮かび上がりました。
働き方の柔軟性が進む一方で、「オンとオフは明確に分けたい」という価値観も根強く、昨今の社会人にとっての“理想の夏休み”とは何かが浮き彫りとなりました。
【TOPICS】
■取得日数は3日以下が28.3%、7日以上が25.7%、自由設定型も25.3%~「休みは取りやすいが、控えめに過ごす」で、自宅中心&支出はミニマムに。
■休暇に対する価値観は「オン・オフ明確に」が主流派 ~ワーケーションは意外と広がっていない。導入率は2割未満、「知らない」も2割超。
■ 休みは取りやすいがリフレッシュ重視、帰省や墓参りには意識の変化が? 休み明けは即フル稼働~切り替え上手な社会人の姿も。
■ 「働き方の自由」と「選ぶ自由」~社会人の休み方に見る、柔軟な選択の現在地。
【概要】
調査対象 :全国の社会人(22~60歳)
サンプル数:300サンプル
調査方法 :インターネットによるアンケート
調査期間 :2025年7月25日(金)~2025年7月27日(日)
※本リリースの調査結果を引用する際は「PE-BANK調べ」と記載ください。
■夏休みの取得日数は3日以下が28.3%、7日以上が25.7%、自由設定型も25.3%~「休みは取りやすいが、控えめに過ごす」で、自宅中心&支出はミニマムに
「夏休みの取得日数」は1日~3日が18.0%、4~6日が20.7%、7~9日が19.7%、自由設定型も25.3%と大きな偏りは見られませんでした。多様化・分散化が進んでいることがうかがえるとともに、「自由に設定可能」と回答した層が全体の1/4を占めており、フレックスタイム制度やテレワーク普及の影響も感じられます。
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「夏休みの取得タイミングをどのように決めるか」を聞いたところ、「お盆を中心とした会社指定」との回答が47.9%、次に「自由に決められる」35.7%、「同僚との調整が必要」12.6%と続きました。半数近くが会社指定日での取得ですが、自由に決められる人も3人に1人。社内文化や職種によって、夏休み取得の自由度に差があることが伺えました。
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「今年の夏休みの過ごし方」で最も多かった回答は「自宅でゆっくり」が69.5%と圧倒的。次いで「趣味・スキルアップの活動」が25.3%でした。「国内旅行」と「海外旅行」は合わせて24.6%、「帰省」は16.0%という結果に。旅行派が減少し、「ステイケーション(自宅休暇)」の傾向が強いことが見て取れます。自己投資型(趣味や学び)も一定数存在し、コロナ禍以降の価値観変化が定着しつつあることが伺えます。
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「夏休みの予算感」を聞いたところ、「3万円未満」が34.9%、10万円以上は7.8%、「決まっていない」や「その都度調整」が合計で40.1%という結果。大多数が「低予算型」または「流動的な計画」であることが浮き彫りになっており、「過ごし方」と同様に事前にしっかり計画を立てるよりも、気分や状況に合わせた“ゆるプラン”が主流という結果となりました。
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■休暇に対する価値観は「オン・オフ明確に」が主流派 ~ワーケーションは意外と広がっていない。導入率は2割未満、「知らない」も2割超。
「夏休み中の仕事との関わり方」について聞いたところ、「完全にシャットアウトする(連絡も取らない)」と答えた“完全オフ型”が43.1%と最多。一方で「緊急時は対応する」など、約6割が何らかの業務対応を容認する姿勢を見せています。「完全オフが理想だが現実は難しい」という職場環境や意識を持つ人も多いことがわかりました。
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近年注目されてきたライフスタイルである、旅行先などで働く「ワーケーション」について聞いたところ、「すでに実施したことがある」が2.6%、「今年実施する予定がある」が2.2%、「興味はあるが、まだ実施したことはない」が23.8%でした。
一方で、「興味はない/仕事と休暇は明確に分けたい」が50.9%、「ワーケーションという言葉を知らなかった」が20.5%と、全体的に「仕事と休暇は分けたい」という層が多数派で、 社会人の半数が「ワーケーション」に無関心か否定的であり、知名度・実施率ともに低い水準にとどまっていることがわかりました。
とくに自営業・自由業など柔軟な働き方が可能な層においても、「あえて分けたい」という明確な意思が多く見られ、“オフの尊重”という価値観が強まっていることがわかりました。
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■ 休みは取りやすいがリフレッシュ重視、帰省や墓参りには意識の変化が? 休み明けは即フル稼働~切り替え上手な社会人の姿も。
「休みの取得に関する心理的なハードル」について聞いたところ、「気兼ねなく休める」が約半数の52.0%、一方で「同僚やチームの負担が気になって取りづらい」「顧客対応などがあり長期休暇は難しい」が合わせて30.5%、「収入が減るため休みたくても取りづらい」が16.4%でした。約半数が「心理的障壁なし」と感じる一方、収入や職場内の“空気”を理由に消極的な声も半数近くを占めました。
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「夏休みに対する価値観」については、「しっかり休んでリフレッシュしたい」が53.9%と、半数以上がリフレッシュを重視していると回答しました。「過ごし方」の回答と同様に、休暇の本質に立ち返った価値観が主流となり、「帰省や墓参りなど“お盆休みとして使いたい”」が8.9%に留まった点と合わせて目を引く結果となりました。一方で「旅行など体験を重視」という層も一定数見られました。
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「夏休み明けの気分」を聞いた設問では、「特に変わりなく淡々と戻れる」33.1%、「リフレッシュして前向きに取り組める」26.0%に対し、「なかなか仕事モードに戻れない」26.4%、「仕事が溜まっていて憂うつになる」13.8%と、“燃え尽き型のリバウンド”も一定数見られました。
夏休みの“質”と“量”が再始動のしやすさに影響を与えている可能性があると思われます。
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最後に「理想の夏休みのスタイル」を聞いたところ、「自宅でのんびり過ごし、心身をリフレッシュする」33.8%、「1~2週間しっかり休んで、旅行やレジャーを楽しむ」24.2%、「休みよりも日常のペースを崩さず、平常運転で過ごすのが理想」16.0%、「数回に分けて短期間ずつ休む“分散型”休暇」11.9%と意見が分かれました。
全体としては「長期連休よりも自分に合ったリズム」が理想とされつつあり、“分散型”や“自由設計型”など新しい働き方への支持が拡大していることが推察される結果となりました。
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■まとめ:「働き方の自由」と「選ぶ自由」~社会人の休み方に見る、柔軟な選択の現在地
今回の調査では、「比較的休みは取りやすい」と感じる社会人が多い一方で、その過ごし方には明確な傾向が見られました。特に「自宅でゆっくり過ごしたい」「オンとオフはしっかり切り替えたい」とする意識が主流であり、近年注目されるワーケーションも、認知・実施ともにまだ広く浸透しているとは言いがたい状況でした。
これは、働き方に選択肢が増えたからこそ、“選ばない”という自己決定の余白が生まれているとも見ることができます。
私たち株式会社PE-BANKでは、こうした多様な働き方と休暇のあり方を尊重し、個々の価値観に寄り添ったキャリア支援を行ってまいりました。
「自由な働き方=動き続ける」ではなく、「必要なときに休む自由」「立ち止まる判断も尊重される環境」こそが、本当の意味での“柔軟な働き方”につながると考え、今後も働く人の「選ぶ自由」を支える仕組みづくりに取り組んでまいります。
【株式会社PE-BANK 会社概要】
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株式会社PE-BANKは、1989年に協同組合として発足。「ITフリーランスの社会的地位が、より一層高まる社会を創り上げる。」をミッションに掲げ、ITフリーランスエンジニアエージェント事業の国内最古参企業として、30年以上にわたり企業とエンジニアを繋いできました。PE-BANKのシンボルマークは、PE-BANKの使命「企業が求める人材を、エンジニアが求める仕事を」と、3者のグッドリレーション、グッドパートナーシップを、さくらんぼをモチーフに表現しています。
会社名 :株式会社PE-BANK
代表者 :代表取締役社長 高田 幹也
本社所在地 :東京都港区高輪2丁目15番8号 グレイスビル泉岳寺前
設立年月日 :1989年5月1日(協同組合として)
資本金 :3億1,295万円
事業内容 :ITフリーランスエンジニアエージェント事業
ITエンジニアの派遣事業/紹介事業
ITエンジニア向けのセミナー事業/福利厚生事業
コーポレートサイト :
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