まちは「つくる」のか「できる」のか? ローカルリーダーズミーティング2025 10月7日(火)-9日(木)に島根県雲南市で開催。
ETIC.

ローカルベンチャー協議会(事務局NPO法人ETIC.、エティック、東京都渋谷区)は、10月7日(火)‐9日(木)に、「ローカルリーダーズミーティング2025 in 島根県雲南市」を開催します。
全国のローカルベンチャー(地域資源を活用したビジネスの担い手)、ローカルベンチャーの育成や企業との協働による産業創出に取り組む自治体や中間支援組織、地方での新規事業を考える首都圏大手企業など、約150名が参加するシンポジウムです。
地方が直面する課題を解決するべく、これまで積極的に外部人材を呼び込み、先進的な取り組みにチャレンジしてきた地域の行政職員や民間のプレイヤーが多く集います。2014年にまち・ひと・しごと創生法が施行され、地方創生の取組が本格化してから10年が経つ今だからこそ、参加者の皆さんには、一度立ち止まって振り返り、次の10年を考える機会としてご活用いただきたいと考えています。
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ローカルリーダーズミーティング2025 in 島根県雲南市 公式WEBサイト
https://llm2025.initiative.localventures.jp/
開催の背景
ローカルベンチャー協議会は、2016年9月の発足以来、「地域経済の持続と、笑顔あふれる暮らしのための土壌づくり」をビジョンに掲げて活動してきました。私たちは、未知のことや新しいビジネスの創造に挑戦する「ベンチャーマインド」こそが、持続可能な地域社会を具現化していく上での鍵となると考えています。民間の起業者だけではなく、それを応援する行政職員や支援機関の人たちにもベンチャーマインドを広げ、地域を越えて応援し合うコミュニティを育てる上で非常に重要な機会として、2022年より全国各地で「ローカルリーダーズミーティング」を開催してきました。島根県雲南市での開催が4回目となります。
雲南市は、住民自らが主体となって地域づくりを行う「地域自主組織」による小規模多機能自治の先進地として知られる地域です。また、地域課題解決型人材育成を行う「幸雲南塾」からは、コミュニティナースをはじめとしたさまざまな事業が創出され、「NPO法人おっちラボ」や「公益財団法人うんなんコミュニティ財団」といった中間支援機能も生まれました。
この10年、地方創生に向けて大小さまざまなチャレンジを重ねてきた雲南だからこそ、成果もあれば振り返るべき点もあります。今回雲南市で開催されるローカルリーダーズミーティングには、目立つリーダーや成功事例にスポットが当たる地域活性化と同時に、住民一人ひとりがすでに日常の中でまちを豊かにしていることに目を向けたいという想いがベースにあります。無理のない地域づくりのあり方や、これからの時代のローカルリーダー像、地域にとって「ちょうどいい」暮らしとは何なのか。雲南市各地区での取り組みや葛藤が、参加者それぞれの地域の未来を考える一助となれば幸いです。
島根県雲南市について
- 2004年に4町村が合併し、東京23区の広さに人口34,000、高齢化率41%の中山間地域。- 「チャレンジ条例」がつくられ、官民連携による若者・大人・子ども・企業が地域づくりにチャレンジできる環境づくりでも、全国から注目を集める。- 「自治」「チャレンジ」に続き、2025年からの第3次雲南市総合計画は「えすこ(出雲地方の方言で『ちょうどいい状態』を意味する)」をキーワードにさらなる進化を目指す。
本イベントの見どころ
(1)地方創生のその先へ。次の10年を考える、ローカルリーダー座談会
本イベントのオープニングでは、コミュニティナーシングの第一人者の矢田氏、東日本大震災で被災した生産者と都市部の消費者をつなぐ「東北食べる通信」を創刊した高橋氏らをゲストに迎え、雲南と全国のローカルリーダーたちが、それぞれのこれまでとこれからを語り合います。地域自治、起業支援、教育、企業との協働などの切り口で、グループに分かれて実施予定です。(10月7日13時~)
<ゲスト>(50音順)
・高橋 博之氏 株式会社雨風太陽 代表取締役
・矢田 明子氏 株式会社CNC 代表取締役/一般社団法人 Community Nurse Laboratory 代表理事
(2)複数のテーマが絡み合う「ごちゃ混ぜ感」をつかむ。雲南市内各地区を訪問してのフィールドワーク
雲南市内の6地区に分かれ、地域自主組織の方々や地域に根ざして活動する企業の方など、多くのプレイヤーが分野横断的に活動している様子を感じ取るフィールドワークを実施します。当たり前の暮らしの中にある人々の願いを受け止め、新しい仕組みに落とし込もうと試行錯誤する、地域のダイナミズムを現地で感じてみてください。その場に足を運んだからこそ感じられる空気感や生まれる対話、実際に地域の現場を目にしたからこその気付きなど、オンラインではわからない情報の宝庫です。これからも大切にしたい「地域の暮らし」を変わらず営んでいくために、変えていかなければならないものは何かを考えていきます。(10月8日9時~)
<扱うテーマ>
※各エリアで以下の中から複数のテーマを扱います。
街並み再生、空き家活用、エリアブランディング、里山、関係人口、生物多様性、 地域自主組織、共助、モビリティ、買い物支援、学生インターン、農、関係人口、文化伝承、脱炭素、地域商社、有償ボランティアなど
(3)わかりやすく切り分けられないからこそ、全員で議論。テーマ別分科会の開催
分科会の第1タームは、農・里山・モビリティ・人材×事業といったテーマに分かれて、地域の未来を考え対話するコンテンツです。第2タームでは全ての参加者が一堂に会し、「共創による共助の進化」をテーマに、フィールドワークで学んだことなどを踏まえて議論します。
目立ったリーダーだけではなく、住民一人ひとりの力と出会い直すことで、今までとは違う地域づくりのプロセスが見えてくるかもしれません。草刈りやちょっとしたご近所づきあいなど、日々の暮らしの中で何気なく行われてきた日常的な行為や習慣にも注目します。(10月8日14時~)
<ゲスト>(50音順)
・太田 直樹氏 株式会社New Stories 代表/Code for Ground発起人/一般社団法人 残すに値する未来 理事
・大原 徹氏 一般社団法人Bisui Daisen 代表理事
・鴨志田 淳氏 鴨志田農園 園主
・野崎 恭平氏 株式会社musuhi 代表取締役
・松場 忠氏 株式会社 石見銀山群言堂グループ 代表取締役社長
他
「ローカルリーダーズミーティング2025 in 島根県雲南市」開催概要
【日時】 2025年10月7日(火) 12:30~17:00
10月8日(水) 9:00~17:30
10月9日(木) 9:00~13:30
【対象】全国の起業家、事業者、自治体職員、企業
【場所】島根県雲南市 チェリヴァホール他、市内各所
【詳細】
https://llm2025.initiative.localventures.jp/
【主催】ローカルベンチャー協議会(事務局 NPO法人ETIC.)
【旅行企画・実施】一般社団法人雲南市観光協会
【タイムスケジュール】 ※変更の可能性があります
DAY1 10月7日(火)
12:30 - 13:00 受付
13:00 - 14:30 オープニングセッション
15:00 - 17:00 ローカルリーダー座談会
19:30 - 21:00 懇親会(木次駅周辺)
DAY2 10月8日(水)
09:00 - 12:00 フィールドワーク
12:00 - 13:00 昼食(各地で、地域の方を交えて)
14:00 - 17:30 テーマ別分科会
18:30 - 21:00 大交流会
DAY3 10月9日(木)
09:00 - 11:30 チェックイン・振り返りを持ち帰るグループセッション
11:50 - 12:30 全体セッション
12:30 - 13:30 クロージング (終了時間は変更する可能性があります)
ローカルベンチャー協議会について
全国13市町村が連携し地方創生の核となる「地方での起業・新規事業(ローカルベンチャー)」を創出するためのプラットフォームとして、事務局を認定NPO法人ETIC.(エティック)とし2016年秋に設立。国の地方創生推進交付金の対象事業として、2020年度までの5年間(第1期)で新規起業・事業創出の件数274件、新規起業・事業創出による売上増約58億円、起業型・経営型人材の地方へのマッチング400人という成果を残しました。2021年度も同交付金事業に採択され「官民共同・地域間連携による企業版関係人口創出・右腕人材マッチングプラットフォームの開発」に焦点を当てた3年間(第2期)の事業に取り組みました。現在の幹事自治体は北海道厚真町、宮城県気仙沼市、岡山県西粟倉村、島根県雲南市、愛媛県久万高原町、鹿児島県錦江町の6市町村。宮崎県日南市はパートナー自治体として参画中。
https://initiative.localventures.jp/
ETIC.がなぜローカルベンチャーを推進しているのか
ETIC.は起業家精神の醸成を目指し、1993年の活動開始から、業種や地域を問わず起業家支援やインターンシップや副業人材等のマッチングを手掛けてきました。2004年からは地域の中と外の人材をコーディネートする「地域コーディネーター」の発掘・育成に取り組み、2011年3月の東日本大震災後には、東北復興に取り組むリーダーの下に右腕として活動する人材の派遣事業を開始。2017年までの7年間で154件のプロジェクトに262人の右腕人材を派遣し、派遣先の事業規模は6年間で1.5億円から32.2億円に成長しました。この成果に基づき、「都市部から地方への人材・資金の流れの創出は現地の産業を活性化し、地方の課題解決や持続可能性向上に寄与する。その動きを進めることがやがて日本全国をより良くする」との仮説を設定。その検証を行うべく、それまでつながりのあった自治体を中心に呼びかけ、ローカルベンチャー推進事業の構想を立案し、協議会が発足しました。
NPO法人ETIC.(エティック)について
Move Forward. ETIC.
行動を起こす人に伴走し、つなぎ、ともに「新しい社会」をつくる。
1993年創業、2000年にNPO法人化、2017年に認定NPO法人取得。起業家育成、企業や自治体などの異なるセクター間の共創コーディネート、コーディネーター育成に取り組んでいます。手がけてきた実践型インターンシップや起業支援プログラムに約16,000名が参加し、約2,100名が起業しました。
2021年には「一人ひとりの起業家精神が発揮され、共創が生まれる組織」を目指し、ピラミッド型から自律分散型の組織体制(ティール組織)へと転換。そのため、一般的な組織のような代表者は置いていません。
https://etic.or.jp/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes