ビジネスパーソンのための「令和の漱石」――120年読み継がれている「胃腸文学」とは何か? 新潮社の新YouTubeチャンネル「イノベーション読書」で動画公開中!
株式会社新潮社

新潮社の新YouTubeチャンネル「イノベーション読書」では、新潮文庫で読み継がれる夏目漱石の不朽の名作を、令和的視点の動画で再解釈します。
2025年は『吾輩は猫である』が発表されてから120年の節目の年。帝国大学を卒業し、イギリス留学を経て、36歳で東京帝国大学に職を得たにもかかわらず、朝日新聞に「ピボット」してライターとなった漱石。進取の精神に富んだ漱石を読み解く鍵は「胃腸」にあった! 漱石と同じくイギリスへの留学経験があり、東大で教鞭をとる阿部公彦氏が語ります。
[動画:
https://www.youtube.com/watch?v=QgVT4PX0mtg ]
『こころ』『夢十夜』『坊ちゃん』……誰もが一作は触れたことがあるであろう夏目漱石。大人になってから読み返すと、また違った読み方ができるところも大きな魅力といえます。
漱石作品の愛好家も、「子どもの頃に読んだけどあまり覚えていない」という方も、あるいは「実はほとんど読んだことがなくて……」という方も、これを機に、“大人の切り口”から漱石と向き合い直してみてはいかがでしょうか。そこには、ビジネスパーソンにとってのヒントが溢れているはずです。
実はその一つのカギは、漱石を長年苦しめ、作品にも大きな影響を与えた「胃腸の不調」にあるといいます。一方で現代のわたしたちも、望ましくないものいやなものを指すときに生理的に反応、すなわち「胃腸化」して価値判断しているのではないでしょうか? 英語でいう「disgusting(不快な、胸が悪くなるような)」、日本語においても「むかつく」「気持ち悪い(キモい)」……。
多くの現代人が不調を抱える器官ともいわれますが、そこから漱石を読み解くと、また新しい発見が得られるのです。デビュー作であり、発表されて120年の節目を迎えた『吾輩は猫である』から、未完の遺作となった『明暗』まで、、「病」をフックに漱石作品を紐解いていきます。
【登壇者プロフィール】
阿部 公彦(あべ まさひこ)
東京大学文学部教授。1966年生まれ。東京大学文学部卒。ケンブリッジ大学で博士号取得。英米文学研究や文学一般の評論などに取り組む。98年に『荒れ野に行く』で早稲田文学新人賞、2013年に『文学を〈凝視する〉』でサントリー学芸賞を受賞。ほか、『小説的思考のススメ』『名作をいじる 「らくがき式」で読む最初の1ページ』など著書多数。近著に『文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために』。NHK「100分de名著 夏目漱石スペシャル」にも出演。
山内 宏泰(やまうち ひろやす)
愛知県生まれ。出版社勤務ののち、フリーランスライターに。文学、美術、写真、社会、教育、伝記などのテーマを扱う。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』など。作家・文学者の交流の場である「飯田橋文学会」でも活動。
【夏目漱石作品紹介】
- 『吾輩は猫である』(新潮文庫)
[画像1:
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漱石の饒舌の才能が遺憾なく発揮された、痛烈・愉快な文明批評の古典的快作。
https://www.shinchosha.co.jp/book/101001/
- 『坊ちゃん』(新潮文庫)
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漱石の作品中最も広く愛読されている、近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた傑作。
https://www.shinchosha.co.jp/book/101003/
- 『こころ』(新潮文庫)
[画像3:
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友情と恋の、どちらかを選ばなくてはならなくなったら、どうしますか……。新潮文庫第一位のベストセラー。
https://www.shinchosha.co.jp/book/101013/
- 『明暗』(新潮文庫)
[画像4:
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新婚の男には、忘れられない女がいた。人間のエゴイズムの真髄に迫った、未完にして近代文学の最高峰。
https://www.shinchosha.co.jp/book/101019/
【新潮社の新YouTubeチャンネル】「イノベーション読書」とは?
「イノベーション読書」とは、新潮社がお届けする「教養/情報系YouTube」番組です。読めばわたしたちの仕事にイノベーションが起こるかも?! というインサイトあふれる本の著者や注目の識者をお招きして、深くお話を聞いていきます。ノンフィクションジャンルのトーク番組・ドキュメントを中心に、さまざまなコンテンツを公開します。YouTubeのチャンネル登録をお願いします!
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記事提供:PRTimes