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【岐阜県飛騨市】飛騨の“茅葺き民家”ただの「修復」で終わらせない、「再生」を目指す!~建物をそのまま横移動させる工法で、基礎の修復完了

岐阜県飛騨市

【岐阜県飛騨市】飛騨の“茅葺き民家”ただの「修復」で

全国の皆さんからのふるさと納税を活用して、飛騨市宮川町にある先人の知恵の結晶「茅葺き民家」の保存、活用の取組みを進めています。


飛騨の山あい、飛騨みやがわ考古民俗館に佇む一軒の茅葺き民家「旧中村家」。静かな時を刻んできたこの家は、150年もの間、風雪に耐えながら地域の暮らしと文化を支えてきました。しかし、土台が傾き、屋根がいたむなどの老朽化が著しく、修復の時期を迎えていました。
岐阜県飛騨市(市長:都竹淳也)では令和2年度から飛騨市ふるさと納税の使途メニューの一つとして寄附を募り、令和6年度までに6,000万円余りのご寄附をいただきました。
ふるさと納税を活用して、令和6~7年度にかけて修復事業を実施。基礎を修復して建物を水平に戻すことができました。今後は屋根の葺き替えを計画しており、引き続き寄附を募る計画です。
飛騨市宮川町地区に唯一残る茅葺きの家、「旧中村家」を未来へつなぐプロジェクトを進めています!
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-89631cf4e2c4415b912efa6ed109a99f-2016x1512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
飛騨市宮川町の山間にある飛騨みやがわ考古民俗館に佇む一軒の茅葺き民家「旧中村家」

なぜ今「茅葺き民家」を守るのか
かつて飛騨一帯で多く見られた茅葺き合掌造り民家。「旧中村家」は今や飛騨市宮川町に唯一残るものです。明治初期に建てられたもので、当時の典型的な農家建築と位置付けられ、市の文化財(有形文化財-建造物)に指定されています。

この茅葺き民家「旧中村家」は飛騨みやがわ考古民俗館にあります。平成2年に当時の宮川村(今の飛騨市)に寄贈され、平成3年に宮川町洞から移築。現在は野外展示されています。この茅葺き民家を含む飛騨みやがわ考古民俗館は、豊富な民俗資料と考古資料から飛騨の人々がいかに山間部で生きてきたかを学ぶことができる施設です。

しかし、現状はさまざまな課題を抱えています。

・傷みが激しく、茅葺き屋根が崩れかけている
・地域の博物館「飛騨みやがわ考古民俗館」は年間30日しか開館できていない
・地域の人口減少に伴い、「伝える人がいなくなる」

「このままでは飛騨の文化が失われてしまう」

だからこそ、私たちは「旧中村家」を文化財としてただ修復するだけでなく、人々が集い、つながる場所として再生させるプロジェクトを立ち上げました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-149bfa7ef81c4520e8436affd1c19ecc-2016x1512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
飛騨みやがわ考古民俗館ほか(住所:飛騨市宮川町塩屋104)

ただの「修復」で終わらない、茅葺き民家を、未来に継承し交流拠点にしたい。
この想いを支えるのは、ファンの方々の声です。「囲炉裏で鮎を焼く体験ができたら」「修復の過程をみんなで学びたい」「3Dスキャンができたら面白そう!」など多くの方がこの民家の保全・活動を望んでいます。
このプロジェクトは、ただ屋根を修復するだけではありません。150年の歴史が息づく茅葺き民家を、市内外の方が交流する拠点とし、「過去」から継承されてきた文化財を「今」を生きる私たちが「未来」へと繋ぎ、交流の場としてこの民家を守るために取り組んでいます。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-21e64e684269ea1e50e5c61ba3c83f7d-1024x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-cfd248a60c17b94e23d71b29fdf04dbc-1024x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


曳家にて建ったまま建物を移動し、傾いた基礎を修復。再び元の位置に
今回行ったのは、「曳家(ひきや)」。建物をそのまま横移動させる工法で、今ではなかなか見ることがなく、大変珍しいものです。
2024(令和6)年9月、およそ70トンある建物をアリが歩く速度より遅いスピードで慎重に40mほど移動させ、その間に傾いた基礎を修復しました。
同年11月には再び元の位置に戻し、建物は水平を取り戻しました。柱が真っ直ぐになり、ふすまや障子などの建具もスムーズに開け閉めできるようになりました。また、腐食した床材や柱は、取り換えたり補強を行ったりしました。今夏、第一期工事が無事に完了。建物は息を吹き返しました。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-f4933cd75da9998fb9b6a02ac548fd0c-1992x1328.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-f6dcc16aa41a43631924859206eb733f-2024x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
曳家前
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-520c974112544964187a8637a26ccb36-2025x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
曳家後

[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-6916a3410ba2f1c8e1350926260ad525-2016x1512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-4e05e068bd63f70fef0fa50a733391a9-2016x1512.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Tnov01flvt4 ]
「曳家」の様子を動画でみる
修復への想いと活用への展望
旧中村家は、飛騨宮川周辺の典型的な農家建築という価値があり、宮川唯一の茅葺き民家として残されてきました。この貴重な文化財を後世に伝えるため、プロジェクトを進めていきます。

2026年度:準備開始
2027年度:茅の購入、葺き替えに向け屋根の調査・設計
2028年度:葺き替えの実施
2029年度以降:文化体験・交流の場として運営
修復後は民具使用や石棒作り体験など、飛騨文化を学べるワークショップなどを計画しています

全国の皆さんからのふるさと納税は以下に活用します。
・茅葺き屋根の葺き替え費用
・体験型コンテンツの整備費(石棒作り体験や囲炉裏体験など)
・文化財保存・管理費

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-bdc9d78f84a53adab74ae17be477833e-936x491.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


プロジェクト特設ページ

担当者からのメッセージ

[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120394/135/120394-135-8cd6ee58b76a1bc0d60634631704901c-682x682.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
三好清超学芸員
飛騨みやがわ考古民俗館の学芸員・三好清超です。文化財の保存と活用をテーマに地域の皆さんに親しみを持ってもらうために日々活動しています。

第1期修復工事が始まる前には、イベント時に囲炉裏で鮎を焼いて参加者で食べるなど交流を深める場としても活用していました。工事完了後にも、早速子どもたちが集まるイベントを開催することができ、明るい声が飛び交い、建物も元気を取り戻しました。

このような景色を見ると、本当に嬉しく思います。改めて応援くださった方への感謝の気持ちを抱かずにはいられません。本当にありがとうございました。
今後は茅の葺き替えを目指しています。引き続き、ふるさと納税を活用しながら、プロジェクトを進めていきたいと思っていますのでぜひ応援いただけると嬉しいです。



問い合わせ

飛騨市教育委員会 文化振興課
電話 0577-73-7496
岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約2,1500人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約94%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれたまちです。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市公式文化財サイト https://hida-bunka.jp/
PRTIMES飛騨市ページ https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394

プレスリリース提供:PR TIMES

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記事提供:PRTimes

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