お米の代わりに何を食べますか?(Part.2)~減るお米と広がるアレンジ 進化する米消費~【分析レポート『米ファクトブック』発売】
株式会社ライフスケープマーケティング

~コメ価格高騰による食卓での消費実態を食MAP(R)にて調査~
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米ファクトブック発売(2025.9.18)
2025年5月9日にリリースし大きな反響を頂いた「お米の代わりに何を食べますか?~お米を減らした世帯で増加した意外なメニューとは~」について、その後の4か月間の変化も追跡調査を行い、”減るお米と 広がるアレンジ” 進化する米消費の実態 を一冊にまとめた「米ファクトブック」として新たに発売することになりました。
米ファクトブックには直近の出現状況だけでなく、ご飯メニューの10年後の需要予測を行っているためお米に関連する企業の皆様必見です。
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なお、本リリースでは『米ファクトブック(2025.9.18発売)』レポートの一部を抜粋した形で、米の価格高騰から直近までの食卓消費状況をまとめました。
ご飯メニューの減少は依然止まらず
総務省小売物価統計調査による米5Kg の小売価格は依然として高い水準を維持し、前年比2倍前後で推移しています【図1】。米不足による価格高騰の影響もあり、食卓でのご飯メニューの出現頻度は前年割れが続いている状況です。
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分析期間:2021/1~2025/8 メニュー:ご飯関連メニュー 指標:家庭内消費index(1,000世帯1日あたり出現回数)※お米5kgの小売価格(1都3県)は出典:総務省統計局の小売物価統計調査より算出
朝食、昼食は柔軟に変えられても、夕食はやっぱり「ご飯」を食べたい!
【図2】は、ご飯メニューの前年増減状況とモニタ数(個人メンバ数)の分布を示しています。
2024年5月~2025年8月(16か月間)の通期在籍モニタを対象に、5~8 月のご飯メニューの出現頻度を算出。モニタ毎の前年増減状況でセグメントしたところ、
・朝食:55%のモニタでご飯メニューは前年割れで、うち44%の世帯は1割以上も減少
・昼食:54%のモニタでご飯メニューは前年割れで、うち44%の世帯は1割以上も減少
・夕食:増加・減少モニタの割合は半々で、影響は出ていない
朝食と昼食では1割以上減らした世帯が多く、ご飯から他メニューへの代替が進んだ一方で、夕食ではご飯メニューは維持されていると言えそうです。
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2024/5~2025/8 における通期在籍世帯メンバ(n657)を対象に、2025/5~8のご飯メニュー出現率を算出。2024/5~8と比較した結果を4つのモニタ(10%以上減少、10%未満減少、10%未満増加、10%以上増加)に区分
朝食・昼食での代替メニューは?
【図3】は減少が多かった朝食と昼食において、ご飯メニューを10%以上減少したモニタの増減上位15メニューを表しています。
・朝食:パン類やシリアル、ヨーグルトなど、洋風メニューが増加
・昼食:和風麺やラーメン、スパゲティー、焼きそばなど、麺類が増加
朝食では洋風メニュー化、昼食では麺類増加によるワンディッシュ化が進んでおり、ご飯メニューの減少が大きな影響を及ぼしていることが分かります。
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食卓機会:朝食・昼食 指標:TI値(1000食卓あたりの出現回数) モニタ条件:2024/5~2025/8における通期在籍メンバを対象に、2024/5~8と2025/5~8を比較し2025/5~8のご飯メニューTI値が10%以上減少したメンバを対象とする
減少するご飯メニューで活路となるのは・・・『丼』!?
ご飯メニューを減らす一方で、出現が増えているメニューがあります。それは『丼』です。
【図4】は丼メニュートレンドを把握するため24年以降の出現状況をまとめたもので、縦軸に25年と24年の1~6月の前年差、横軸は25年と24年の7月~8月との前年差をプロットし、出現頻度をバブルチャートにしたものです。コメ騒動の最中でも増えているのは「その他の丼・重」や「親子丼・卵丼」です。「親子丼・卵丼」は家庭の常備食材である卵を使用して調理できるため増加していると考えられます。
出現が増えている「その他の丼・重」は図4に登場した丼メニュー以外を指しますが、具体的にどういった丼なのかを見たいと思います。
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分析期間:2024/1~8、2025/1~8 食卓機会:一日計 指標:TI値(1,000食卓あたりの出現回数)
その他の丼の正体…「そぼろ丼」「マーボー丼」
【図5】は「その他の丼・重」の使用食材トレンドをまとめたもので見方は図4と同様に、縦軸に25年と24年の1~6月の前年差、横軸は25年と24年の7月~8月との前年差をプロットし、材料使用率をバブルチャートにしたものです。
直近5年で増加している食材を見ると、豚ひき肉、鶏ひき肉、おろししょうが、トーバンジャン、鶏がらスープの素、ゴマ油、鶏卵など、「そぼろ丼」や「マーボー丼」、「中・韓・エスニック丼」などを想起させる食材が増えています。コメ騒動で備蓄米や輸入米などに頼らざるを得なかった生活者も多い中、ご飯を美味しく食べるための工夫がされているようです。
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分析期間:2024/1~8、2025/1~8 食卓機会:一日計 対象メニュー:その他の丼・重 指標:材料使用率 ※材料は2024/9~2025/8の使用率上位50に限定
コメ騒動の影響で朝食は洋風化、昼食は麺へシフトする中、ご飯の上にのせるだけで成立する『丼』は和だけでなく、洋・中・韓・エスニックなど様々なジャンルへの発展性があるため、ご飯メニューの新たな活路を見出すためにも今後も『丼』は注目です!
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米ファクトブックについて
●発売日:2025年9月18日
●分析内容:1.米の購買・消費の変化
2.米の出現変化
3.ご飯の増減世帯分析
4.ご飯の作り方/食べ方変化
5.ご飯の食べ方需要予測
appendix/献立の変化
●ページ数:計29ページ(まとめ・appendixページ含む)
●主な分析フレーム:有配偶2人以上世帯(家族世帯)
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ファクトブックは当社が発行する有償レポートで、365日の食行動を分析することで得られる生活課題や新たな潮流をまとめた食卓分析レポートです。
今回の米ファクトブック以外にも、「猛暑」や「食卓20年白書」、「鍋」など多数取り揃えております。マーケティングなどへのご活用の場合は有償にてご提供しておりますので、ご興味ある方は「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
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【転載・引用について】
転載・引用の際は下記出典を明記ください。
出典:株式会社ライフスケープマーケティング「食MAP(R)」
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【当調査に関するお問合せ先】
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お問い合わせフォーム:
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食MAP(R)とは当社が提供するマーケティング情報システム。首都圏30km圏内在住の家族世帯(1998年10月~)と単身世帯(2008年11月~)を対象に、食品の購入・調理・消費までをパネル形式で調査したもの。主に食品メーカー様・食品流通業様・食品小売業様における商品開発や販売促進、生活者調査などのマーケティングデータとしてご利用いただいております。
プレスリリース提供:PR TIMES





記事提供:PRTimes