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「PETs社会実装促進コンソーシアム」を設立

株式会社日本総合研究所

~安心・安全なデータ連携・利活用を目指したプライバシー強化技術の普及と社会実装に向けたルール形成の在り方を議論する場の創出~


 株式会社日本総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社長:内川淳、以下「日本総研」)は、安心・安全なデータ連携と利活用を支援するプライバシー強化技術(Privacy Enhancing Technologies:PETs)(注1)の普及と社会実装に向け、「PETs社会実装促進コンソーシアム」(以下「本コンソーシアム」)を設立しました。
 本コンソーシアムでは、様々なステークホルダーとともに、PETsに関するルール形成の在り方や普及に向けた論点、フラッグシップとなる事例の創出を通じて、PETsの普及と社会実装に向けた行動の枠組みを構築します。これにより、わが国のデータ連携の課題を解決し、将来的に分野を越えた安全なデータ連携・利活用を通じた新たな価値の創出を目指します。

■本コンソーシアム設立の背景
AIの進展に伴い、ビジネスにおいて膨大なデータを取り扱う場面が増えています。医療や金融など社会課題に直結する分野では、信頼性を保ちながら領域横断的にデータを連携・利活用できる仕組みが求められており、個人データを秘匿し、個人の権利利益を侵害することなく必要な処理結果だけを組織間で共有することができるPETsへの期待が高まっています。一方、わが国や国際機関ではPETsを活用するための共通のガイドラインが策定されていないことから、企業がPETs技術を導入する際の安全性の確保や運用の明確な指針が十分でなく、PETsの社会実装は進んでいないのが現状です。
PETsの社会実装に向けては、技術・法制度・ユーザーなど多様な観点にまたがるデータ連携の課題をステークホルダーとともに包括的に検討し、解決していく必要があります。日本総研は今年5月に、PETsの本格的な社会実装に向けて事業者が協調領域として官民連携で行うべきアプローチに関する以下の4つの提言をとりまとめました(注2)。

提言1.:導入時の指針の策定(技術、運用、国際標準との整合や調整)
提言2.:制度的課題とガバナンスにおける位置づけの整理
提言3.:ステークホルダーとのコミュニケーションの促進
提言4.:これまでデータ連携が進まなかった領域における事例創出

 これらの提言に基づく取り組みを加速させるため、PETsの活用・社会実装に関心のある企業や技術・法制度に関する有識者が参加・協力する本コンソーシアムを設立しました。

■活動の概要
 本コンソーシアムでは、PETsの社会実装促進に向けた協調領域の課題を民間企業主導で解決することを目的に、技術・法制度・ユーザーの視点を踏まえた以下の調査・検討を実施し、有識者との議論を通じて成果を取りまとめます。

 ●ルール形成の在り方の検討
  以下の1~4の観点で調査・検討を実施し、成果として実装規範およびアクションプランを
  取りまとめ、政策提言や情報発信を行います。
  1.技術
    PETsに関連する技術全般の動向把握、共通的な規範のあり方の整理。
    個別技術の特性・リスク、評価指標・評価フロー等の検討による技術的指針の方針整理。
  2.法制度
    関連する法制度・ガイドラインの動向把握、適用上の論点整理、
    法制度に対する提言についての検討。
  3.ユーザー/消費者
    ユーザーや消費者から見た企業におけるデータ連携の考え方に関する調査、
    ユーザー観点での提言の検討。
  4.産業別ユースケース・事例創出
    特定領域に関する調査。
    業界におけるデータ連携の課題や想定されるユースケースの検討と、実証を目指した提言。

 以上の活動を通じて、PETsが広く社会に浸透し、データとAIが好循環を形成するデータ駆動社会の実現を目指します。

■参画企業・団体
 コンソーシアムは、PETsの技術に係る事業者に加え、広くデータ連携に係る課題を有する事業者の参加を募ります。また、オブザーバーとして、関連府省、学術機関などの参画も予定しています。

■本コンソーシアム協力者からのコメント
〇一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)
 DSAはDFFT(Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)に基づく連邦型データ連携基盤「DATA-EX」の推進の為、かねてよりイベント等を通じPETsの普及啓発に努めてまいりました。PETs社会実装促進コンソーシアムは、信頼性の確保されたデータ社会を展望し、多くの関係者がPETsに関する共通課題を議論する重要な場です。DSAはデータ連携に関する基準策定や国際連携等の知見を活かし、PETs社会実装促進コンソーシアムと共に分野間データ連携を促進し、我が国の社会課題の解決に貢献してまいります。

〇プライバシーテック協会
 株式会社日本総合研究所様は当協会の賛助会員として、プライバシーテックの社会実装促進という共通の目標に向けて連携してまいりました。PETs社会実装促進コンソーシアムの設立は、PETsの実装指針の整備と社会受容性の向上に向け、安心・安全なデータ連携を加速するための重要な一歩です。当協会は、PETs社会実装促進コンソーシアムなどを通じて、様々なステークホルダーと議論し、社会におけるPETsの普及と実装の加速に貢献してまいります。

(注1)PETs(プライバシー強化技術)とは、プライバシー保護を実現するための技術等を包括する概念です。代表する技術として、連合学習や秘密計算、合成データなどがあります。これらの技術によって、個人情報や企業秘密といった機密性の高いデータを安全に利活用することが可能です。データ分析・AIモデル学習まで一貫してデータを暗号化したまま実行する技術・データを開示せずに組織間で協調してAIモデルを学習する技術などがあります。

(注2)「安心・安全なデータ連携を実現するプライバシー強化技術の社会実装促進に向けた提言を発表」(2025年5月20日発表)
 https://www.jri.co.jp/company/release/2025/0520/

■本件に関するお問い合わせ
【報道関係者様】 広報部      金井  電話: 080-3437-9449
【一般のお客様/本コンソーシアムへの入会を希望・検討される方】
         創発戦略センター 山内  メール: yamauchi.arisa@jri.co.jp

プレスリリース提供:PR TIMES

記事提供:PRTimes

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