NEC、車両情報連携システムの開発・実証事業に採択
日本電気株式会社

~自動車OEM 各社の車両プローブ情報を共有し、安全走行支援情報を配信する仕組みの実現に貢献/ニアミス情報の有効性検証・安全性評価手法の確立に向けた検討~
NECは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が行う「デジタルライフライン整備事業」(注1)のうち「自動運転サービス支援の開発(高速道)」に採択されました。また、学校法人幾徳学園神奈川工科大学、BIPROGY株式会社及び学校法人中部大学 中部大学はNECの再委託先として本プロジェクトに参画します。
経済産業省では、人口減少が進む中でも生活必需サービスを維持するために、自動運転やドローン等のデジタル技術を活用したサービスの実装に必要な「デジタルライフライン」を全国津々浦々に整備するための「デジタルライフライン全国総合整備計画」(注2)を策定しています。その中の「自動運転サービス支援道」の取り組みの1つとして、各車両からネットワーク経由で、自動車OEM(注3)各社のコネクテッドシステムに収集された、車両の位置・速度などの車両プローブ情報を統合し、安全走行支援情報として配信する仕組みの標準化・実用化することを目指しています。
近年、通信機能やセンサが強化されている自動車が増加しており、得られる情報を最大限に活用することで、事故の低減や運転操作支援の強化に向けた取り組みが進んでいます。先行して走行している車両が取得した道路安全に関する情報から危険事象を把握し、後続車両へ伝達することで安全に回避できる可能性が高まります。そこで、自動車OEM各社のコネクテッドシステムにて収集された車両プローブ情報を統合する車両情報連携システムを構築します。それにより、安全走行支援情報を配信し、事故ゼロや自動運転の普及による物流・人流等の課題解決の実現が期待されています。NECでは、こうした車両情報連携システムの開発や課題検証、社会実装に向けた検討などについて本プロジェクトで取り組みます。
実施期間
2025年9月~2026年3月末(予定)
事業概要
- 車両プローブ情報を自動車OEM各社の枠を横断して共有するための課題検証やアーキテクチャの設計、車両情報連携システムの開発、実証実験等の実施(注4)- 車両プローブ情報の事業者間連携の社会実装に向けたシステム企画、標準化等の検討- ニアミス情報の利活用エコシステムの構築に向けて、ニアミス情報の有効性検証や安全性評価手法の確立に向けた提案の実施(注5)
[画像:
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実施内容のイメージ
以上
(注1) デジタルライフライン整備事業- 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100332.html
(注2) デジタルライフライン全国総合整備計画(2024年6月)
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/digital_architecture/lifeline.html
(注3)自動車メーカーのこと
(注4) 学校法人幾徳学園神奈川工科大学が再委託先としてプロジェクトに参画します
(注5) 学校法人幾徳学園神奈川工科大学、BIPROGY株式会社及び学校法人中部大学 中部大学がNECの再委託先としてプロジェクトに参画します
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
NEC インフラDX事業部門 スマートシティ統括部
E-Mail:ci-service-support@zaq.jp.nec.com
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes