「カームダウン・クールダウンスポット」「センサリーマップ」を駅に試験的に整備します
東日本旅客鉄道株式会社

○JR東日本では、すべての人の心豊かな生活の実現に向け、駅空間におけるユニバーサルデザインに関する研究開発を行っています。
○お客さまに安心して駅をご利用いただくための環境構築の一環として、この度、横浜駅と立川駅に「カームダウン・ク―ルダウンスポット」を設置する実証実験を行います。
○合わせて「センサリーマップ」を製作し、「カームダウン・クールダウンスポット」設置駅を対象に試験的に公開します。
1.実施期間・概要
(1)実施期間
2025年10月15日(水)~2025年12月下旬
(2)対象駅
横浜駅、立川駅
(3)設置場所について
横浜駅、立川駅の改札内に数箇所設置いたします。なお、設置場所の詳細については、実施期間中「センサリーマップ」上にてご案内をいたします。
【センサリーマップ公開ページ】:
https://www.jreast-calmdownspot.com/
※10月15日(水)8時公開予定
[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/17557/1259/17557-1259-6a7aa645d48434a4406e57eb80f3ebaa-2838x1913.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(4)実験協力
本実証実験は、新国立競技場のユニバーサルデザインアドバイザーを務めた日本女子大学・佐藤克志教授と、発達障害を手がかりとしたユニバーサルデザインコンサルタントの株式会社 Bridges to Inclusion代表取締役・橋口亜希子氏の助言のもと実施いたします。
(5)その他
本実証実験の有用性を確認するため、現地に任意のアンケートを用意します。
2.「カームダウン・クールダウンスポット」「センサリーマップ」とは
(1)「カームダウン・クールダウンスポット」
「カームダウン・クールダウン」とは、騒音や光、混雑などによってパニックまたは気分が悪くなってしまった方に、気持ちを落ち着けていただくための設備です。本実証実験では、駅の混雑から少し離れて立ち止まり、気持ちを静めるための一助とすることを目的として、駅の一角を利用して「カームダウン・クールダウンスポット」を設置します。なお今回設置の「カームダウン・クールダウンスポット」には、パーテーション等の用意はございません。
(2)「センサリーマップ」
「センサリーマップ」とは、光や音、におい等の五感に関する情報を、地図として表示したものです。本実証実験では、駅の感覚情報や「カームダウン・クールダウンスポット」の位置をウェブページ上に試験公開し、お客さまが駅にお越しいただく前に情報を確認いただけるようにします。
【本実証実験の目的について】
JR東日本研究開発センターでは、昨年度から発達障害を手掛かりとした駅環境整備をテーマに研究に取り組んでおり、今年度は駅での実証実験を行います。駅にはたくさんの音や光、情報があふれており、さらに混雑も加わることが理由で、お客さまの中には駅を苦手とされている方がいらっしゃいます。そこで、そのような方やそのご家族に少しでも安心して駅にお越しいただけるよう、試験的にカームダウン・ク―ルダウンスポットとセンサリーマップを整備します。
実証実験を行い、実際にお客さまにご利用いただくことで、駅におけるカームダウン・クールダウンスポットとセンサリーマップの在り方について検証することを目的としています。
プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes