「生成AIによる相続・財産承継提案システム」の開発計画について
株式会社キャピタル・アセット・プランニング

株式会社キャピタル・アセット・プランニング(本社:大阪市北区、代表取締役 北山雅一 以下、「当社」)は、10月9日に開催された金融国際情報技術展(FIT2025)において、金融機関が顧客向けに相続・財産承継の際の納税準備から円滑な財産分割、課税価格の軽減、資産運用に至るまでの総合的な提案をするための生成AIの活用による自動提案作成システムの開発計画を発表しました。
日本においては、「人生100年時代」の到来が間近と言われていますが、現在団塊世代が80代目前になっており、その到来の前に「大相続時代」を迎えようとしています。この大相続時代における日本の課題は、毎年50兆円の資産が相続により次世代へ移転するという状況になることから、相続税の納税準備、円滑な財産分割、相続税対策、リスク許容度に合わせた資産運用という4つの課題に直面することが想定されています。当社は「FTとITの統合により、ファイナンシャルウェルネスを創造する」というパーパスに基づき、これらの4つの課題を解決するために、生命保険会社、銀行、証券会社、IFA(金融商品仲介業)、会計事務所、ファミリーオフィス等を対象として、相続・財産承継の際の納税準備、財産分割をはじめ、ファミリーオフィスの資産運用に至るまでの総合的な提案を生成AIの活用により効率的かつ継続的に作成するシステムを発表しました。
■ 開発計画の概要
(1)顧客が有する「全資産の見える化」、「見えざる債務の見える化」
相続・財産承継に係る提案を行うためには、まず現状分析として顧客の全資産の見える化と相続税未払金等の見えざる負債の見える化を実行する必要があります。当社が既に開発している統合資産管理システムであるWMW(Wealth Management Workstation)の計算ライブラリを活用して、これらの見える化を実現します。
(2)非上場株式評価の効率化
WMWによる見える化に際し、決算書を読み取り非上場会社株式の評価額を計算することは税務的知識と時間を要します。このプロセスを効率化するために、2024年12月に業務提携しました東大松尾研発スタートアップElith社と共同で開発したAI-OCRにより決算書を高精度に読み取り、相続税法財産評価通達に基づく非上場会社株式評価の効率化を実現します。
(3)相続・財産承継に係る顧客向け提案を生成AIで自動作成
1.相続税納税準備の説明、2.円滑な財産分割の説明、3.課税価格の軽減、4.資産運用という4つの課題を顧客に説明する際の説明文を生成AIで自動生成し、相続・財産承継に係る提案書作成を圧倒的に効率化するプラットフォームシステムを開発します。これにより金融機関の皆様に対して、顧客が抱える相続・財産承継・資金運用に係る課題とそれを解決するための対策をわかりやすく提案することが可能となります。(参考資料を参照)
「生成AIによる相続・財産承継提案システム」は、2025年12月末を目標に開発完了し、2026年 1月から本格的に販売を開始することを目指しています。
【参考資料】
(図1)相続税納税準備の分析結果
[画像1:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88121/22/88121-22-247251ed2976d25e07cab686ccc83e60-1040x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(図2)分析結果に基づいて生成AIでわかりやすく作成された説明文の例
[画像2:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/88121/22/88121-22-a5193c75447ef72350e923f24d68c1bc-1040x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社キャピタル・アセット・プランニング
経営管理部 コーポレートアフェアーズ室
TEL:03-6433-9150、Mail : ir_cap@cap-net.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES

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