大型マルチテナント型物流施設「DPL加須」着工
大和ハウス工業株式会社

大和ハウス工業株式会社は、2025年9月16日、埼玉県加須(かぞ)市「加須川口工業団地」内において、大型マルチテナント型物流施設(※1)「DPL加須」(地上5階建て、敷地面積:51,095.57平方メートル 、延床面積:121,135.75平方メートル )を着工しました。
なお、当施設の着工により、埼玉県内で当社が開発した物流施設は59棟目(※2)となります。
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このたび着工した「DPL加須」は、東京都心より約50km圏内に位置し、東北自動車道および首都圏中央連絡道路自動車道(圏央道)へのアクセスが容易な場所に立地。埼玉エリアはもとより、東京都心エリア、東北地方への中継物流としての配送拠点として最適な場所で、高速道路の利便性も活かせる広域配送に適した立地です。
当施設には、各フロアに直接アクセスが可能な、ダブルランプウェイを採用し、構内の混雑や接触リスクを軽減し、安全かつ効率的な物流オペレーションを可能にしました。また、テナント企業の従業員の労働環境整備の一環として、従業員専用の保育施設やラウンジを設置し、働きやすい環境を整えています。
環境面では、太陽光発電システムを設置し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)(※3)において、5つ星の取得とNearly ZEB(※4)以上の基準の達成を目指すなど、環境負荷の低減に配慮した設計を施しました。
今後も当社は、お客さまに対してBTS型・マルチテナント型の物流施設を積極的に提案していきます。
※1. 複数のお客さまが入居できる物流施設のこと。
※2. 2025年7月31日時点。施工中の物件含む。当社の物流施設の開発棟数は、都道府県別では埼玉県が最多。
※3. 建築物省エネルギー性能表示制度のことで、新築・既存の建築物において、省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する制度のこと。
※4. 省エネ50%以上。かつ、再エネを加えて、基準一次エネルギー消費量から75%以上削減した建物のこと。
●ポイント
1.交通アクセスに優れた好立地
2.テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備したマルチテナント型物流施設
3.各階に直接接車出来るダブルランプウェイ、敷地内に危険物倉庫を設置
4.環境負荷低減に配慮した設計でNearly ZEBの達成へ
1.交通アクセスに優れた好立地
「DPL加須」は、埼玉県加須市「加須川口工業団地」内で、都心部から直線距離で約50km圏内に位置し、東北自動車道「加須インターチェンジ」から約3.7kmに位置しています。
「加須インターチェンジ」から約10分の位置にある「久喜白岡ジャンクション」を経由し、圏央道を利用することで、都心部から当施設まで車で約60分でアクセスできます。
優れた交通利便性により、「DPL加須」は広域物流ネットワークの中核を担う拠点としてはもちろん、東京都心からの中継拠点として、埼玉県内はもとより、東京都心部や東北地方への効率的な配送ができる優れた場所に位置しています。
また、「加須インターチェンジ」から当施設へのメインの通行ルートの道路幅は幅員10m以上(※5)あるため、トラック導線も良好です。
※5.当施設入口にて一部9mの道路幅。
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2.テナント企業の従業員が働きやすい環境を整備したマルチテナント型物流施設
「DPL加須」は、地上5階建て、敷地面積:51,095.57平方メートル 、延床面積121,135.75平方メートル で、最大10社(1区画約6,000平方メートル ~)のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設です。
当施設には、テナント企業の従業員専用の保育施設を設置し、仕事と育児の両立を支援する環境を整えています。1階には、138席のラウンジ(約270平方メートル )を設け、従業員が自由に利用できる憩いの場を提供しています。また、構内のトラック待機所に近接した場所には、トラックドライバー向けの休憩室を設けるなど、就労環境の充実を図っています。
あわせて、車通勤を想定し、普通乗用車285台分の駐車場や107台分の駐輪場を整備することで、テナント企業の従業員の快適な通勤環境を実現しています。
3.各階に直接接車出来るダブルランプウェイ、危険物倉庫を設置
当施設は、各フロアに直接アクセスが可能なダブルランプウェイを採用。1フロアにつき、約40台分のトラックバースを備えることで、トラックの車両渋滞や接触リスクを低減し、効率的な物流オペレーションを可能にしています。また、各階には事務所を設置することができるため、テナント企業の多様なニーズにも対応可能です。
あわせて、石油やアルコール、動植物油などの燃えやすい液体などの第4類(引火性液体)に対応した危険物倉庫(延床面積649平方メートル )を敷地内に併設。最大で指定数量(※6)の960倍まで危険物を安全に貯蔵可能な設計とし、多様な業種に対応できる高い柔軟性と付加価値を創出します。
※6.消防法で定められた危険物の取り扱いについて、規制の基準となる数量。
4.環境負荷低減に配慮した設計でNearly ZEBの達成へ
「DPL加須」には、屋上に太陽光発電システム(2,644.18kW)を設置する予定です。また、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の5つ星の取得とNearly ZEB以上の基準の達成を目指すなど、建物の省エネ性能を最大限に高めるとともに、エネルギー消費量の削減を実現します。あわせて、節水器具や加温自動水栓、全館LED照明、全熱交換器を採用するなど、環境負荷の低減に配慮した設計を施しました。
●当社の物流施設事業
当社の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築のパイオニアとして製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を手がけるとともに、これまで物流施設について
は累計3,000棟以上を建築してきました。
2002年以降は、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、お客さまの事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする当社独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始。不動産や金融など各分野のパートナーを組み合わせ、自社保有・ノンアセット・不動産流動化など物流不動産ソリューションを展開しています。
これまで「Dプロジェクト」では、特定企業向けの物流施設であるオーダーメイド型のBTS型に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開し、全国で351カ所・総延床面積約1,430万平方メートル の物流施設の開発を手掛けています。(※7)
※7.2025年3月31日時点。施工中含む。
■建物概要
名称:「DPL加須」
所在地:埼玉県加須市川口4-13
交通:東北自動車道「加須インターチェンジ」から約3.7km、東武伊勢崎線「鷺宮駅」より約2.2km
敷地面積:51,095.57平方メートル (15,456.41坪)
延床面積:121,135.75平方メートル (36,643.56坪)
賃貸面積:99,203.90平方メートル (30,009.18坪)
入居テナント数:最大テナント10社 (1区画約6,000平方メートル ~ご入居可能)
構造・規模:RC造+S造(危険物倉庫はS造)、耐震構造、地上5階建て
床荷重:1.5t/平方メートル 、梁下有効高さ:5.5m
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計・施工:JFEシビル株式会社
着工日:2025年9月16日
竣工予定日:2027年12月15日
入居予定日:2027年12月16日
お客さまお問い合わせ先:大和ハウス工業株式会社 東京本店建築事業部 03-5214-2200
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[画像4:
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【2025年9月16日に実施した地鎮祭の鍬入れの様子】(大和ハウス工業株式会社 東京本店 建築事業部長 村上 泰規)
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