【岐阜県飛騨市】地域では紹介されてこなかったキャプションを添えて…京都画壇で学んだ郷土画家 玉舎春輝（たまやしゅんき）展～華麗なる歴史画・山水画の世界～
岐阜県飛騨市
円山派の山元春挙に入門し、春輝の号を受けた玉舎春輝の特別展10月25日（土）～11月24日（月・祝）に開催
岐阜県飛騨市（市長：都竹淳也）の飛騨市美術館では、岐阜県美術館に所蔵される《武陵桃源図》などで知られる玉舎春輝の特別展を開催します。本展では、華麗で気宇壮大な歴史画と山水画の世界をご紹介します。ぜひご堪能ください。
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展示作品の一部（上：御製を拝して左隻、下左：嵐峡春色、下中：高尾紅葉・錦楓、下右：井筒）
玉舎春輝（清水秀次郎）は、明治13（1880）年に大野郡清見村（現：高山市清見町）下之切町に生まれると、翌年に吉城郡古川村（現：飛騨市古川町）で陶器業を営む玉舎家の養子に入りました。古川町役場などに勤めた後、明治32（1899）年、画家を志し、京都に出て山元春挙に入門、春輝の号を受けます。
その後、明治36（1903）年に京都後素青年会で《月景》が五等賞に入賞、翌年には京都美術協会で《草まくら》が入選、さらに文展で入選、入賞を重ねるなど若くして京都画壇の中堅画家の地位を確立しました。
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昭和10（1921）年頃の玉舎春輝
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日本自由画壇の同人らと（大正14（1925）年）。前列右端が玉舎春輝
大正8（1919）年に帝国美術院が設置されると、春輝は帝展不出品を表明した有志と「日本自由画壇」を創設、同展に出品を続けます。昭和15（1940）年、還暦を機に名古屋美術倶楽部において個展を開催するなどし、昭和23（1948）年に京都で亡くなりました。（享年68歳）
今回の展覧会では、玉舎春輝の画業（特に下記のことがら）について、キャプションを添えて展示します。これは、地域の方々にあまり紹介されてこなかったものです。ぜひ会場で展示作品とともにお楽しみください。
- 玉舎春輝と国府画壇とのかかわり- 玉舎春輝と「日本自由画壇」- 玉舎春輝と山本春挙- 晩年（昭和18（1943）年）の屏風絵と当時の太平洋戦争とのかかわり
◆場所
飛騨市美術館（岐阜県飛騨市古川町二丁目1-58）
◆期間
10月25日（土）～11月24日（月・祝）
◆休館日
月曜日（月曜日が祝日の場合は、翌平日）
◆時間
9時00分～17時00分（入館16時30分まで）
◆入館料
一般：200円（20名以上の団体料金160円）
高校生以下：無料
※各障がい者手帳ご提示の方は100円
※第3日曜日は家族ミュージアムの日により無料
※2回目以降の入館は無料（有料で入館した際にチケットをカウンターへ提示し、
有効期限のスタンプをもらってください）
今回の展覧会の開催期間期間中に飛騨市美術館周辺では玉舎春輝にちなんだ関連イベントを開催します。
本講座では、飛騨出身の日本画家である玉舎春輝の画業について、京都画壇や中国の歴史画などの視点から理解を深めます。
◆講師
青山訓子 氏（岐阜県美術館学芸課長）
◆日時
11月23日（日） 14時00分～15時10分（予定）
◆場所
飛騨市美術館多目的室
◆参加申込
不要（展覧会は要入館料）
絹織物「えぎぬ」を木枠に張り、顔料を使って色を塗ります。
「えぎぬ」の素材が生み出す日本画の表現を味わいましょう。
◆講師
宇城翔子 氏（日本画家、日本美術院院友）
◆日時
11月9日（日） 13時30分～16時00分
◆場所
古川郷土民芸会館工房（飛騨市美術館横）
◆参加申込
申込フォームよりお申し込みください。
◆参加費
1,000円
◆定員
15名
◆詳細
市ウェブサイトからご覧ください。
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玉舎春輝展チラシ
飛騨市教育委員会
飛騨市美術館 電話：0577-73-3288
岐阜県飛騨市
飛騨市は、人口約 21,500 人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約 93％を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた地域です。また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。
飛騨市公式サイト
https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市美術館公式サイト
https://www.city.hida.gifu.jp/site/museum/
PRTIMES飛騨市ページ
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/120394プレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
