洋上風力発電施設向けO&Mサービスにおけるアチハ株式会社との協業開始について
日鉄エンジニアリング株式会社

日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたびアチハ株式会社(代表取締役:阿知波孝明、本社:大阪市住之江区、以下「アチハ」)と、日本国内の洋上風力発電施設向けのO&Mサービス※1における協業を開始したことをお知らせいたします。
当社は、洋上風力発電施設向けO&Mサービスの推進に向けて、すでに世界有数のサービスプロバイダーであるDeutsche Windtechnik Offshore und Consulting GmbH、および各種の作業用船舶を保有・運航する深田サルベージ建設株式会社との協業体制を構築しております。また、日本海側の各海域にアクセスのよい遊休地の利活用を計画しています。
アチハは、これまで延べ500基以上の風車をメンテナンスし、100人を超える熟練技術者を擁しています。今回の協業では、同社が保有する風力発電設備に関するメンテナンス技術や人材の協力を得ることで、当社は洋上風力発電施設向けのO&Mサービスに必要不可欠な要素すべてを揃えて、定期メンテナンスから大規模補修まで一貫して迅速に対応できる体制が整い、競争力の高いO&Mサービスを提供することが可能となります。
当社は、日本国内で唯一のオフショアコントラクターとして50年以上にわたって培ってきた大型海洋鋼構造物に関する技術とノウハウを活かして2010年から洋上風車基礎のEPCI事業※2を展開しており、これまでに石狩湾新港洋上風力発電(出力112 MW)および北九州響灘洋上風力発電(出力220 MW)向けにジャケット式基礎の納入・施工実績があります。また、風力発電(陸上)、廃棄物発電、オンサイト熱電供給など、日本国内および東南アジアで60カ所余りの発電所におけるO&Mサービスの実績を有しており、その知見を活かしながら今後も洋上風力発電施設向けO&Mサービスの実行体制を一層強化してまいります。
当社は、今後もカーボンニュートラル社会実現の切り札とされる洋上風力発電分野への取り組みを強化し、再生可能エネルギー普及拡大に貢献してまいります。
※1 O&M : 運転(Operation)、維持管理(Maintenance)事業
※2 EPCI事業 : 設計(Engineering)、資材調達(Procurement)、建造(Construction)、据付(Installation)事業
【アチハ株式会社の概要】
1923年の創業以来、特殊重量物取扱いや機械設備据付の分野で確固たる信頼を築き、さらに陸上風力発電施設の据付・メンテナンスで多くの実績を有し、建設からメンテナンスまで一貫した対応が可能な企業として国内業界トップの地位を築いております。特に陸上風車の大規模補修では、重機作業と風車作業を一貫して対応できる国内唯一の業者として、非常に高い評価を得ています。さらに、2018年には自社で陸上風力発電事業にも参入し、風力発電分野での事業拡大を推進。2022年からは洋上風車基礎の点検業務を請け負うなど、活動範囲を着実に広げ、事業開発から建設工事・商業運転・メンテナンスまでの全プロセスを網羅する経験と知識を有する、国内でも稀有な存在として地位を確立しています。今後は、洋上風力発電施設の分野で、これまで培った卓越した技術と熟練の人材を活かし、洋上風力発電施設の建設からメンテナンスまで幅広く貢献いたします。
- 設 立 : 2000年(創業1923年)- 資本金 : 93百万円- 人 員 : 200名
https://www.achiha.co.jp/
【洋上風力発電施設におけるO&Mサービスの共同取り組み領域】
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プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes