カンボジア映画界の巨匠、リティ・パン監督の最新作『私たちは森の果実』第38回東京国際映画祭
一般社団法人モナコウィークインターナショナル
ドキュメンタリーの巨匠、リティ・パン監督の最新作が公開される。
カンボジアを代表する映像作家であり、戦争の記憶や人間の尊厳を見つめ続けてきた監督が、今回焦点を当てたのは、少数民族「ブノン族」の暮らしだ。
貧しい民族ではあるが、彼らが「お金」以外の何に価値を求めるのか――。監督は、「ブノン族の言語に強く興味を持ち、彼らの生き方を記録したいと思った」と語る。
彼らが大切にするのは、“お金を払わずに得られるもの”、すなわち自然からの恵みである。ブノン族は、自然と謙虚に共存して生きている。監督は、その姿に深く魅了されたという。
「大企業や経済の力で自然が奪われていくなかで、ブノン族の人々は自然とともにあります。彼らの暮らしを通じて、私たちは“生きる”ことの本質を学べる」と監督は語る。
また、取材の中で「私は大企業には嫌われていると思う。だから彼らの意見は気にせず、ブノン族の人々だけに目を向けた」と、冗談めかした笑顔で述べた。
監督のカメラは、政治や経済の論理から離れ、人と自然のあいだにある静かな対話を見つめている。『私たちは森の果実』は、現代社会が忘れかけた生きる知恵を思い出させる作品だ。
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取材 国際ジャーナリスト
樽谷大助
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取材アシスタント HINATA TARUTANI
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記事提供:DreamNews